こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
今回は1971年の登場から現在まで、ロレックスの人気ヴィンテージモデル「エクスプローラーII 1655」の最新買取価格相場をご紹介いたします。 ※あくまで参考程度にご覧ください。
【2023年 夏】高価買取が期待できるエクスプローラーII 1655
ロレックスの 「 エクスプローラーII 1655 」 2023年07月時点の最新買取価格相場をご紹介します。
ブランド | ROLEX ロレックス |
商品名 | EXPLORER II エクスプローラー2 |
品番 | Ref.1655 |
文字盤 | ブラック |
ムーブメント | パーペチュアル 機械式 自動巻 |
キャリバー | Cal.1570 |
ケース | オイスター 40mm |
ベゼル | 24時間ベゼル |
ブレスレット | オイスターブレス(3 列リンク) |
素材 | オイスタースチール |
パワーリザーブ | 約48時間 |
大蔵屋 買取価格 | ASK |
※部品確認のためお預かりする場合がございます
ロレックス(ROLEX) エクスプローラーII 1655について
ロレックス(ROLEX) エクスプローラーII 1655は1971年から1983年まで製造されていたエクスプローラーIIの初代モデルです。
エクスプローラーIIは、堅牢性とシンプルなルックスが特徴のエクスプローラーの上位機種にあたるモデルで、より過酷な環境で使用されることを想定した機能が追加されました。
奇抜なデザインで不人気モデルに
エクスプローラーIIは、エクスプローラーIに「リューズガード」「デイト表示」「GMT機能」を追加したモデルです。
GMT機能追加にあたりオレンジのGMT針と回転ベゼルが採用され、アクセントとしてインデックスにもオレンジが採用されていますが、このデザインは、ロレックスの時計の中では少し奇抜な印象でした。
1970年代といえば奇抜で特徴的なデザインの腕時計が数多く発売された時代です。
そんな時代に登場したエクスプローラーIIは、時代の流れやエクスプローラーIとの差別化を意識し、少し冒険的なデザインになりました。しかし、ロレックスの購入層からは受け入れられず、結果的にエクスプローラーII 1655はセールスが振るわず、不人気なモデルとなってしまいました。
エクスプローラーII 1655は不人気なモデルだったため、流通数が少なくなり、その結果、希少性の高いアンティークウォッチとなったと言えます。
ファントム効果
エクスプローラーII 1655では、時針、分針、GMT針の付け根部分が黒く着色されています。また、ダイヤルも黒いため、針の黒く着色された部分はダイヤルとの対比で沈み込んで見え、夜光部分が浮き上がったような視覚効果が生まれます。ロレックスではこの効果を「ファントム効果」と呼んでいます。
ちなみに、2011年に登場したエクスプローラーII 216570では、1655のオマージュとしてファントム効果が採用され話題となりました。
エクスプローラーII 1655のマークダイヤル一覧とベゼルの違い
エクスプローラーII 1655には、製造時期などの違いで5種類のダイヤルと4種類のベゼルが存在すると言われています。
5種類のダイヤルと4種類のベゼルは、他のアンティークモデルの文字盤と同様に、特徴ごとにマーク1からマーク5という形でマーク+数字で分類されています。
他モデルではダイヤルだけに特徴があることが多いですが、エクスプローラーII 1655の場合はベゼルの個体差も大きいので、マーク1ダイヤルとマーク2ベゼルの組み合わせなど、時期や個体によって複数の組み合わせがあるのが特徴です。
ここでは5種類のダイヤルと4種類のベゼルについて説明いたします。
※ダイヤルとベゼルの違いについては、製造年代の違いや個体差によって分類されていますが、それぞれの違いや組み合わせについては正式に発表されているものではなく諸説ありますので、参考程度にご覧ください。
マークダイヤルとベゼルの組み合わせについて
エクスプローラーII 1655のダイヤルとベゼルの組み合わせを表にしました。こちらの表の内容は統計を元にしたもので、この他のイレギュラーな組み合わせもあるとのことです。
ダイヤルの場合、マーク2の次はマーク3に切り替わるという形ではなく、同じ時期にマーク2とマーク3が製造されるということがあるため、非常にややこしくなっています。
例えば1977年~1978年はマーク2、マーク3、マーク4ダイヤルが混在していたりするので、○○○○年製だからマーク○ダイヤル、という判断はできません。
表ではダイヤルをD、ベゼルをBと表記しています。
製造年 | D1 | D2 | D3 | D4 | D5 | B! | B2 | B3 | B4 |
1971年 | ● | ● | |||||||
1972年 | ● | ● | ● | ||||||
1973年 | ● | ● | |||||||
1974年 | ● | ● | ● | ||||||
1975年 | ● | ● | ● | ||||||
1976年 | ● | ● | ● | ||||||
1977年 | ● | ● | ● | ● | |||||
1978年 | ● | ● | ● | ● | |||||
1979年 | ● | ● | ● | ||||||
1980年 | ● | ● | ● | ● | |||||
1981年 | ● | ● | |||||||
1982年 | ● | ● | |||||||
1983年 | ● | ● |
上記の表の組み合わせをまとめると以下の通り。
組み合わせ | |
パターン① | ダイヤル1とベゼル1 |
パターン② | ダイヤル1とベゼル2 |
パターン③ | ダイヤル2とベゼル2 |
パターン④ | ダイヤル3とベゼル2 |
パターン⑤ | ダイヤル4とベゼル2 |
パターン⑥ | ダイヤル4とベゼル3 |
パターン⑦ | ダイヤル5とベゼル3 |
パターン⑧ | ダイヤル5とベゼル4 |
エクスプローラーII 1655 マークダイヤルの特徴
エクスプローラーII 1655のマーク1~マーク5まで、それぞれのダイヤルの特徴を紹介します。違いについては諸説ありますので、参考程度にご覧ください。
それぞれの特徴の前に、マーク1~マーク3とマーク4~マーク5の2パターンの違いをご紹介。この2パターンを覚えておくと、判断がしやすいですね。
表記 | マーク1~マーク3 | マーク4~マーク5 |
王冠マーク | 王冠の上部、指状の部分の真ん中が突き出していて、フォルムがひし形になっている | 王冠の上部、指の部分が、なだらかな曲線を描いていて、丸みのあるフォルムになっている |
SWISS表記 | T SWISS T | T SWISS < 25 T |
マーク1 ( Mark I / Mk1 ) ダイヤルの特徴
・1971年~1974年
・秒針がストレート針
・王冠がひし形フォルム
・王冠とROLEXのロゴが小さい
マーク1ダイヤルはエクスプローラーII 1655のダイヤルの中でも、最もわかりやすいダイヤルではないでしょうか。秒針がドット無しのストレート針になっているので、一目でわかります。
マーク2 ( Mark Ⅱ / Mk2 ) ダイヤルの特徴
・1974年~1978年
・秒針がドット針になる(マーク5まで)
・王冠がひし形フォルム(マーク3まで)
・王冠とROLEXのロゴがマーク1と比べて大きい
・王冠5本の指のうち、中央から右側2本のみ、指の付け根部分の切り込みが深いアンバランスな形状
マーク2ダイヤルの特徴の中で最も目立つのは王冠の形状ではないでしょうか。右側だけ指の切り込みが深く、右肩下がりになったような形状はとても目立ちます。
エクスプローラーII 1655の中で最も流通数が多いといわれているのが、マーク2ダイヤルです。
マーク3 ( Mark Ⅲ / Mk3 ) ダイヤルの特徴
・1975年~1978年
・ダイヤル上の文字の書体が、すべてハネ字になっている
・センタースプリット
マーク3ダイヤルでは、文字のセリフ部分にハネがあるハネ字になっているのが特徴です。また、6時方向の2行の印字、SUPERLATIVE■CHRONOMETERと OFFICIALLY■CERTIFIEDの■部分が上段下段で揃っている「センタースプリット」になっています。
マーク4 ( Mark Ⅳ / Mk4 ) ダイヤルの特徴
・1977年~1980年
・王冠がなだらかなフォルムになる(マーク5まで)
・6時方向トリチウムの表記が「T SWISS T」から「T SWISS < 25 T」になる(マーク5まで)
・ミドルケースが太くなる(マーク5まで)
マーク4ダイヤルでは、王冠フォルムの変更やSWISS表記が変更となりました。また、ダイヤルの違いではないですが、ミドルケースがボリュームアップしているのも特徴です。
マーク5 ( Mark Ⅴ / Mk5 ) ダイヤルの特徴
・1980年~1983年
・全体的にフォントサイズが小さくなる。とくに「王冠マーク」「OYSTER PERPETUAL」「T SWISS < 25 T」が小型化
・OYSTER PERPETUALの「O」の文字が、マーク4までは縦型楕円、マーク5のみ正円になっている
マーク5はマーク4と似ていますが、主にフォントの違いが特徴です。
交換用サービスダイヤルの特徴
マーク1~マーク5ダイヤルとは別に、2種類のサービスダイヤルも存在します。サービスダイヤルはオーバーホールの際に交換されるダイヤルですね。
サービスダイヤルのわかりやすい特徴としては、文字盤12時方向おROLEXの「O」が、元々のダイヤルは正円型なのに対しサービスダイヤルは明朝体になっていることです。
サービスダイヤル1はトリチウムですが、サービスダイヤル2は元の文字盤では存在しないスーパールミノバ夜光なので、とてもわかりやすいです。
エクスプローラーII 1655 ベゼルの特徴
エクスプローラーII 1655のベゼル、マーク1~マーク4までの違いを紹介します。
大まかな違いとしてフォントの太さの違いがあり、マーク1~マーク2が太字、マーク3~マーク4が細字となっています。
・1971年~1972年
・太字
・数字がダイヤル側に寄っている
マーク1 ( Mark Ⅰ / Mk1 ) ベゼルの特徴
マーク1ベゼルは最も製造期間が短く希少なベゼルです。
マーク2 ( Mark Ⅱ / Mk2 ) ベゼルの特徴
・1972年~1979年
・太字
・数字がダイヤル側に寄っていない
マーク3 ( Mark Ⅲ / Mk3 ) ベゼルの特徴
・1979年~1980年
・細字
・フォントが縦長
マーク4 ( Mark Ⅳ / Mk4 ) ベゼルの特徴
・1980年~1983年
・細字
・フォントが縦長ではなく、小ぶり
エクスプローラーII 1655においてはベゼルの違いも注目ポイントとなっております。
アルビノについて
エクスプローラーII 1655を調べていくと「アルビノ」という表記を目にすることがあると思います。
アルビノとはGMT針のオレンジ色が、経年変化によって白く褪色したものを指します。
こういったエイジングもアンティークウォッチならではの醍醐味ですね。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではエクスプローラーII 1655を高価買取中!
ロレックス(ROLEX) エクスプローラーII 1655は、年々流通数が減少しているアンティークウォッチです。アンティークウォッチの価値は見極めが難しい場合もあり、査定に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
三重県鈴鹿市にある質店「大蔵屋」では、アンティークウォッチもしっかりと査定させていただきますので、アンティーク・ヴィンテージウォッチの売却をお考えのお客様はぜひご相談ください。しっかりと査定するために時間がかかる場合もありますが、丁寧に査定させていただきます。
「大蔵屋」は三重県鈴鹿市、津市、四日市市のお客様からご愛顧いただいているアットホームな質店です。ブランド品や貴金属から家電まで幅広く取り扱っており、特にブランド品の査定には自信を持っています。
また、売却だけでなく質預かりも承っておりますので、売るか迷っている場合でもお気軽にご相談ください。
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