ロレックス(ROLEX) ヨットマスターの歴代モデル一覧。【メンズ】RLXチタンモデルの歴史を完全網羅

腕時計に詳しくない人でも聞き覚えのあるような有名スポーツモデルを多数抱えるロレックス(ROLEX)。そんなロレックスが1992年に発表したのが、スポーツウォッチとドレスウォッチを融合させたモデル「ヨットマスター」です。

ヨットマスターは「ラグジュアリースポーツ」という新たなジャンルを切り開き、様々なモデルを生み出しながら現在に至ります。

ヨットマスターは、当初は金無垢モデルのみのラインナップでしたが、ロレックスが独自開発したロレジウムモデルやゴールドコンビモデルが追加。そして、2023年にスポーツモデルに振り切った「RLXチタン」モデルが登場しました。

この記事では、ヨットマスター メンズ RLXチタンモデルに焦点を当て、ご紹介します。

本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、事実と異なる可能性があります。あくまでも参考程度にご活用ください。

ロレックス ヨットマスターとは

最初に、ヨットマスターの特徴をご紹介します。

誕生とコンセプト

ロレックスの中でも比較的新しいモデルであるヨットマスターは、1992年に誕生しました。ロレジウムのスポーツモデルの多くが1950年代に登場していることを考えると、ヨットマスターはかなり新しいモデルといえます。

ヨットマスターのコンセプトは「ラグジュアリースポーツ」で、スポーツウォッチとドレスウォッチの特徴をあわせ持つモデルです。ロレックスがラグジュアリーなスポーツウォッチを発表したのは、ヨットマスターが初めてではありません。サブマリーナやデイトナなど、多くのスポーツモデルで金無垢やゴールドコンビモデルは存在していました。しかし、あくまでもメインはオールステンレスモデルで、その他の素材は派生モデルという扱いだったのです。

「ラグジュアリースポーツ」というコンセプトのもと登場したヨットマスターは、マリンスポーツやビーチリゾートを楽しむ富裕層向けに開発されました。ペアでの着用を想定したサイズ展開、発売開始時は金無垢のみのラインナップだったことなど、他のスポーツモデルとは一線を画します。

3サイズ展開

ロレックスのスポーツモデルは通常メンズサイズのみですが、ヨットマスターはメンズ、ボーイズ、レディースの3サイズ展開されています。これは、ペアでの着用を想定したコンセプトによるものです。2024年現在までに、メンズ以外のサイズがラインナップされているスポーツモデルは、ヨットマスターのみとなっています。

魅力的なベゼルデザイン

ヨットマスター最大の特徴は、他モデルとは全く異なるベゼルデザインです。ベゼルの表面はサンドブラスト加工が施され梨地仕上げでマットな質感に、ベゼルの目盛りはエンボス加工(ポリッシュレイズド仕上げ)で光沢のある質感になっています。この対象的な加工によりベゼルの存在感が引き立ち、ヨットマスターだけの個性となっています。

新素材「RLXチタン」採用

「ラグジュアリースポーツ」というジャンルを開拓したヨットマスターシリーズに、2023年登場したのがヨットマスター 42 Ref.226627です。

ヨットマスターシリーズで最もスポーティーな立ち位置となったRef.226627の登場は、多くの人に驚きを与えました。

この記事では、ヨットマスターの新しい道を切り開く可能性を秘めた、RLXチタン採用モデルをご紹介します。

ヨットマスター メンズ 歴代RLXチタンモデル年表

ヨットマスター メンズのRLXチタンモデルは、2023年に登場した1モデルのみとなっております。

モデル年代ムーブメント素材
ヨットマスター 42 Ref.2266272023年~Cal.3235RLXチタン

ヨットマスター メンズ 歴代RLXチタンモデル一覧

ヨットマスター メンズ 歴代RLXチタンモデルを紹介します。

ヨットマスター 42 Ref.226627

製造年代2023年~
キャリバーCal.3235
防水性能100m
ケース径42mm
ポイント初のRLXチタンモデル、重量約100g

ヨットマスター 42 Ref.226627は2023年に登場した、初のRLXチタンモデルです。

RLXチタンとはロレックスの作った造語で、一般的にグレード5チタンといわれているチタン合金となります。おそらく、グレード5チタンにロレックスが独自改良を加えたのがRLXチタンと思われます。

RLXチタンという素材が初めて公式に登場したのは2022年のことで、採用されたモデルはディープシー チャレンジ Ref.126067でした。RLXチタンの特徴は変形や腐食に強く、超軽量であることです。

Ref.226627の重量は約100gということで、RLXチタンの特性を十二分に活かしたモデルとなっています。参考に、ロレックスの39~42mmの他モデルの重量は以下の通り。

モデルケース径・素材重量
サブマリーナ Ref.126610LN41mm / SS約160g
GMTマスターII Ref.126710BLNR40mm / SS約140g
デイトナ Ref.116500LN40mm / SS約140g
エクスプローラーI Ref.21427039mm / SS約140g
ヨットマスター40 Ref.12662240mm / ロレジウム約150g
ヨットマスター42 Ref.22665842mm / K18ERG約170g

他モデルも含め、ヨットマスターシリーズでは圧倒的に軽量という点は魅力的ですね。

Ref.226627の魅力は「軽量である」というだけではありません。これまでのヨットマスターシリーズにはなかったツールウォッチ感のある無骨なルックスも注目を集めました。

ヨットマスターの特徴であるベゼルは、マットブラックの梨地にエンボス加工(ポリッシュレイズド仕上げ)の目盛り、ダイヤルもマットブラック。フェイス全体がマットブラックというのは、これまでのロレックスの他モデルにはなかったデザインで、このデザインがツボという方も多いのではないでしょうか。

「ラグジュアリースポーツ」とはまた違った魅力を持つRef.226627は、ヨットマスターに新たな風を吹き込んだモデルといえますね。

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