ロレックス(ROLEX) デイトジャストの歴代モデル一覧。【メンズ】ステンレスモデルの歴史を完全網羅

ロレックス(ROLEX)が日常使いの実用性とエレガンスを融合させて生み出したタイムレスな名作が、「デイトジャスト(DATEJUST)」です。

デイトジャストは、ロレックス初の自動巻きカレンダー付き腕時計として1945年に誕生しました。発表当時は、3時位置に日付表示を備えた画期的なモデルであり、そのシンプルで洗練されたデザインと堅牢な構造が特徴でした。その後、1950年代に「瞬転カレンダー機能」が開発・搭載されることで、深夜0時に日付が瞬時に切り替わる利便性が加わり、デイトジャストという名前の象徴的な機能が完成しました。

中でも、ステンレスモデルは、オールステンレス製のケースやブレスレットにより、耐久性と美しさを両立させたモデルとして、多くの愛好家に支持されています。

この記事では、デイトジャストの中でもステンレスモデルに焦点を当て、そのデザイン性や機能性、そして日常使いにおける優れた実用性について深く掘り下げていきます。

本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、古いモデルについては、製造年や仕様などについて、複数の説が存在するため、事実と異なる可能性があります。また、宝飾モデルの仕様については公式の情報が少なく、記載した情報が誤っている場合もあります。そのため、本記事の情報は、あくまでも参考程度にご活用ください。

ロレックス デイトジャストとは

最初に、デイトジャストの特徴をご紹介します。

デイトジャストの歴史

デイトジャストは、約80年前に誕生したロレックスの歴史あるモデルの一つです。

ロレックス創立記念とデイトジャストの誕生

ロレックスが誕生させた数々のアイコニックな時計の中でも、「デイトジャスト」は特にその革新性と普遍的なデザインで知られています。1945年、ロレックスはブランド創立40周年を記念して、「オイスターパーペチュアル デイトジャスト」を発表しました。このモデルは、防水性能を飛躍的に向上させた「オイスターケース」、腕の動きでゼンマイを巻き上げる「パーペチュアル機構」、そしてダイヤルの3時位置に配置された日付表示機能を備えた画期的な時計でした。

また、この発表と同時に、デイトジャスト専用に開発された「ジュビリーブレスレット」も登場しました。このブレスレットは、その独特な5列リンクのデザインによって、デイトジャストの高級感と装着感をさらに引き立てています。

ロレックスの三大発明とデイトジャスト

デイトジャストは、ロレックスの革新的な三大発明をすべて備えた初めてのモデルとしても知られています。

「オイスターケース(1926年)」

ロレックスの創業者であるハンス・ウィルスドルフが提案したオイスターケースは、世界初の完全防水ケースとして特許を取得しました。時計ケースをねじ込み式に設計し、リューズや裏蓋を密閉することで、内部への水や埃の侵入を防ぎます。これにより、時計が過酷な環境下でも正確に動作する信頼性を確保しました。

発表時には、オイスターケースを搭載した時計を水槽に入れてショーウィンドウに展示するという画期的なプロモーションが行われ、多くの注目を集めました。

「パーペチュアル機構(1931年)」

自動巻き機構を搭載したパーペチュアル機構は、時計を日常的に着用しているだけで巻き上げが行われるため、手動で巻き上げる必要がなくなるという画期的な技術です。ロレックスは、片方向ではなく双方向巻き上げを可能にしたローターを採用し、効率的なエネルギー蓄積を実現しました。

この技術は、腕時計を普段から身につけるライフスタイルにぴったりであり、信頼性と利便性を向上させるとともに、現代の自動巻き時計の基本形となっています。

「デイトジャスト機構(1955年)」

デイトジャスト機構は、時計の針が深夜0時を過ぎた瞬間に日付が正確に切り替わる仕組みです。それ以前の時計では、日付表示の切り替えに数時間を要するモデルが一般的でしたが、この技術により、瞬時に日付が切り替わる快適さを実現しました。

瞬転機構は視認性の向上だけでなく、時計の操作性を大幅に向上させ、高級時計としての実用性をさらに高めました。

これらの技術が融合したデイトジャストは、実用性と革新性の象徴として高く評価されています。

サンダーバードやターノグラフなどの派生モデル

1950年代になると、デイトジャストから派生した新しいモデルが登場しました。

デイトジャストから派生したモデルとして、特に有名なのが「サンダーバード」と「ターノグラフ」です。

「サンダーバード」

サンダーバードは、回転ベゼルを備えたユニークなデザインで、アメリカ空軍の「サンダーバーズ」にちなんで名付けられました。

スポーティさと実用性を兼ね備えたこのモデルは、デイトジャストの中でも異彩を放つ存在です。

「ターノグラフ」

1950年代に登場したターノグラフは、ロレックスのラインナップの中で初めて回転ベゼルを搭載したモデルであり、後のサブマリーナなどのスポーツモデルに大きな影響を与えました。

ドレスウォッチとしてのエレガンスとスポーツモデルの実用性を融合させた革新的な時計です。

これらの派生モデルは、デイトジャストの多様性を象徴する存在であり、現在でも高い評価を受けています。

ケースサイズの進化

2000年代に入ると、時代の変化に伴い、デイトジャストのケースサイズにも進化が見られるようになりました。当初36mmというサイズで登場したデイトジャストは、長らくメンズモデルのドレスウォッチとして標準的な大きさとされてきました。このサイズは、フォーマルなシーンでもバランスが良く、クラシックな魅力を持つデザインとして多くの支持を集めていました。

しかし、2000年代以降、時計の大型化という現代のトレンドを反映し、新たに41mmサイズのモデルがラインナップに加わりました。41mmモデルは、よりスポーティで現代的な印象を与えるサイズ感が特徴です。特にダークロジウムダイヤルなど、新たなデザイン要素が採用されたことで、若い世代やアクティブなライフスタイルを好むユーザーからも支持を集めています。

このように、メンズモデルにおけるサイズ展開の拡大は、デイトジャストの進化を象徴しており、時代のニーズに応える柔軟性を示しています。

日本での大流行

1980年代後半から1990年代にかけて、ロレックスのデイトジャストは日本でも大きな人気を博しました。その背景には、日本がバブル経済の絶頂期にあったことが関係しています。この時期、多くの人々がステータスシンボルとして高級ブランドを求め、デイトジャストはその象徴的な存在となりました。

バブル期にデイトジャストが特に注目された理由として、以下の点が挙げられます。

「ステータスシンボルとしての認知度の高さ」

ロレックスは、時計の品質やデザインだけでなく、「成功の証」としてのブランドイメージが確立していました。特にデイトジャストは、シンプルかつエレガントなデザインでありながら、機能性も兼ね備えているため、多くの人々に選ばれました。

「堅牢性と実用性」

デイトジャストは、防水性や自動巻き機構などの実用性を備えており、日常使いに適していました。それでも高級感を損なわないデザインが、日常生活での使用とステータスアピールの両方を可能にしました。

「贈答品としての人気」

バブル期には、法人や個人が高価な時計を贈答品として利用するケースも多く見られました。デイトジャストはその価格帯や知名度から贈り物としても理想的なアイテムでした。

「メディアや広告の影響」

当時、雑誌やテレビなどのメディアで頻繁に取り上げられたことも、デイトジャストの人気を後押ししました。芸能人や著名人が着用していたことも、一般消費者の購買意欲を高めました。

こうした背景が重なり、日本でのデイトジャストの流行が生まれました。バブル崩壊後も、この時期に購入されたデイトジャストは「良い時計」として大切にされ続け、今も高い人気を保っています。

デイトジャストの特徴

デイトジャストの特徴をご紹介します。現在では、これらの特徴は他のモデルにも反映されています。

フルーテッドベゼルの象徴性

デイトジャストを語る上で欠かせないのが、フルーテッドベゼルです。このベゼルは、光を受けると美しく輝く独特のデザインで、時計に高級感を与える要素となっています。現在ではデザインの象徴として認識されていますが、もともとは実用的な目的で設計されました。

フルーテッドベゼルの起源は、ロレックスが1926年に開発したオイスターケースに関連しています。このケースは完全防水構造を実現するもので、当初、ベゼルも裏蓋と同様にねじ込み式で装着され、工具を使用して締め付けられていました。この設計により、ケースの密閉性が高まり、防水性が確保されました。

その後、技術の進化により、防水性を確保する機能は裏蓋やリューズに引き継がれ、フルーテッドベゼルは主に装飾的な役割を果たすようになりました。しかし、その独特な輝きとクラシカルなデザインは、デイトジャストやデイデイトなど、ロレックスのアイコニックなモデルで広く採用され続けています。

フルーテッドベゼルは、その細かなカットが職人技を象徴しており、見る角度によって異なる輝きを楽しむことができます。この特徴が、デイトジャストを一目で認識できるデザイン要素として、多くのファンを魅了しています。

ジュビリーブレスレットの洗練されたデザイン

デイトジャスト専用として設計されたジュビリーブレスレットは、5列リンク構造による優れた装着感と高級感が特徴です。このブレスレットは、デイトジャストのエレガントなデザインと完璧に調和し、ドレスウォッチとしての魅力をさらに引き立てます。また、耐久性も兼ね備えており、日常使いにも適しています。ジュビリーブレスは、ロレックスの歴史の中でも特に象徴的なデザインの一つであり、多くのファンを魅了しているブレスレットです。

現在ではGMTマスターIIなど、スポーツモデルにも採用されています。

ダイヤルデザインの多様性

デイトジャストは、ダイヤルデザインの種類が非常に豊富である点も特徴です。以下は代表的なダイヤルデザインの例です。

「グラデーション」

色が中心から外側に向かって変化するデザインで、立体感と深みを与えます。

「彫りコンピューター」

精密な彫刻で「ROLEX」の文字が繰り返し配置された模様。

「プリントコンピューター」

彫りコンピューターとは異なり、「ROLEX」の文字が印刷されたモダンなデザイン。

「ウェーブ」

波のような曲線模様が施され、動きのあるデザインが魅力的です。

「サンビーム」

太陽の光線をイメージした放射状のパターンで、光を受けて華やかに輝きます。

「モザイク」

小さなタイルが組み合わさったような幾何学模様で、個性的なデザイン。

「ハウンズトゥース」

トラディショナルな千鳥格子柄をダイヤルに取り入れたクラシカルなデザイン。

「ピラミッド」

ダイヤル表面に小さなピラミッド型の模様が施された立体的なデザイン。

「タペストリー」

織物のような縦線模様が特徴的で、クラシックな印象を与えます。

「コンセントリック」

同心円状のラインが広がるデザインで、視認性と美しさを兼ね備えています。

「ゴースト」

時間の経過で風化したようなユニークな色合いと風合いを持つヴィンテージライクなデザイン。

これらのダイヤルデザインは、ロレックスがデザイン面でも多様性を追求していることを示しており、個々の好みに合わせて選択する楽しさを提供しています。

インデックスのバリエーション

ダイヤルとともに、インデックスの種類もデイトジャストの多様性を際立たせています。

「バーインデックス」

シンプルで視認性に優れたデザイン。

「ローマ数字インデックス」

クラシカルでエレガントな印象を与える。

「アラビア数字インデックス」

カジュアルでモダンなデザイン。

「ダイヤモンドインデックス」

豪華さを演出するダイヤモンド装飾。

インデックスの種類は、時計の雰囲気を大きく左右する要素であり、デイトジャストの個性をさらに引き立てる重要な要素です。

ロレックス ドレスウォッチの定番モデル

デイトジャストは、ロレックスの中でもドレスウォッチの定番モデルとして位置づけられています。そのデザインは、フォーマルなシーンに適したエレガントさを持ちながらも、耐久性と実用性を兼ね備えています。この特徴により、デイトジャストは世代を超えて愛されるモデルとなっています。

また、ロレックスのラインナップの中でも、最も多くの人々に所有されているモデルの一つとされています。豊富なバリエーションや価格帯の幅広さ、フォーマルからカジュアルまで対応できる汎用性の高さがその理由です。「最初のロレックス」として選ばれることも多く、多くの所有者にとって愛される一品となっています。

ケースサイズとユーザーの多様性

デイトジャストは、時代の変化に合わせてケースサイズも多様化しています。当初の36mmサイズは、フォーマルなドレスウォッチのスタンダードでしたが、現在では31mm(ボーイズサイズ)、41mm(現代的でスポーティな印象)といった選択肢も加わり、さまざまなユーザーのニーズに応えています。このようなサイズ展開により、デイトジャストは性別や世代を超えて多くの支持を集めています。

デイトジャスト ステンレスモデルの特徴と魅力

ドレスウォッチとして知られるデイトジャストですが、最近ではあえてゴールド素材ではなく、オールステンレスモデルを選ぶ人が増えています。

ステンレススチールの堅牢性と美しさ

デイトジャストのステンレスモデルは、ロレックスが誇る独自の「オイスタースチール」を採用しています。この素材は、316Lスチールと比較して優れた耐食性と堅牢性を持つ904Lスチールであり、高級時計にふさわしい耐久性と美しい光沢を兼ね備えています。

ステンレススチールモデルは、その頑丈さから日常使いに最適でありながら、高級時計としてのエレガンスも失いません。これにより、幅広いユーザー層に支持されています。

普遍的なデザインが生む多様なシーンへの対応力

デイトジャストのステンレスモデルは、そのシンプルで洗練されたデザインにより、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで、あらゆるシーンに対応します。

文字盤のデザインによって雰囲気がガラッと変わる点も、デイトジャストのステンレスモデルの大きな魅力です。サンレイ仕上げのように華やかな印象を与えるものから、ダークロジウムやクラシックなシルバーといった落ち着いた色調のものまで、選ぶ文字盤によって時計全体の印象が大きく変わります。これにより、自分の個性やライフスタイルに合わせて多彩な表現が可能です。

特にステンレスモデルのブラックダイヤルやダークロジウムダイヤルは、エクスプローラーのようなシンプルなスポーツモデル風の雰囲気を持ち合わせており、カジュアルなスタイルにも自然に溶け込む点が人気のポイントとなっています。

エントリーモデルとしての人気

デイトジャストのステンレスモデルは、他のスポーツモデル(サブマリーナやデイトナ)に比べて比較的手の届きやすい価格帯であることから、ロレックスのエントリーモデルとして選ばれることが多いです。そのため、初めてのロレックスとしてステンレス製のデイトジャストを購入するユーザーも少なくありません。

ブレスレットの選択肢と組み合わせの魅力

デイトジャストのステンレスモデルでは、ジュビリーブレスレットとオイスターブレスレットの両方が選択可能で、それぞれに異なる魅力があります。

ジュビリーブレスレットは、クラシックでエレガントな印象を与えるとともに、5列リンク構造による優れた装着感が特徴です。滑らかな仕上げと耐久性は、日常使いにおいて快適さを保ち、多くのユーザーに支持されています。

一方、オイスターブレスレットは、シンプルで頑丈な3列リンク構造を採用しており、スポーティかつモダンな雰囲気を演出します。特にカジュアルなスタイルやアクティブなシーンでの使用に最適で、ステンレスモデルでは高い人気を誇ります。

これらのブレスレットの選択肢は、デイトジャストの多様性を象徴しており、さまざまなスタイルやシーンに対応する柔軟性をもたらしています。

ダークロジウムダイヤルの追加による新たな魅力

近年のデイトジャストでは、オールステンレスモデルに「ダークロジウムダイヤル(現スレートダイヤル)」が追加され、多くの注目を集めています。このダイヤルは、ヨットマスターで人気を博したもので、落ち着いた色合いと控えめな高級感が特徴です。このデザインの採用は、デイトジャストのラインナップに新たな魅力をもたらし、若い世代のユーザーをも取り込む要因となっています。

デイトジャストのステンレスモデルは、ロレックスの技術とデザインの結晶であり、高級感と実用性を兼ね備えた時計として、多くの人々に支持されています。その魅力は、時代を超えて愛される普遍的なデザインと革新性にあると言えるでしょう。

デイトジャスト 歴代ステンレスモデル年表

デイトジャストのステンレスモデルは8モデルあります。(一部、他素材のモデルとリファレンスを共有しています。)

※古いモデルの製造期間、仕様に関しては正確な情報がないため、事実とは異なる場合がございます。※宝飾モデルの仕様については公式の情報が少なく、記載した情報が誤っている場合もあります。あくまでも参考程度にご覧ください。

モデル年代ムーブメントサイズ
デイトジャスト Ref.16001960年代~1970年代後半Cal.1560、Cal.157036mm
デイトジャスト Ref.16031960年代~1970年代後半Cal.1560、Cal.157036mm
デイトジャスト Ref.160001977年頃~1988年頃Cal.303536mm
デイトジャスト Ref.160301977年頃~1988年頃Cal.303536mm
デイトジャスト Ref.162001988年頃~2006年Cal.313536mm
デイトジャスト Ref.162201988年頃~2006年Cal.313536mm
デイトジャスト Ref.1162002006年~Cal.313536mm
デイトジャスト36 Ref.1262002018年~Cal.323536mm
デイトジャスト41 Ref.1263002018年~Cal.323541mm

デイトジャスト 歴代ステンレスモデル一覧

デイトジャスト 歴代ステンレスモデルを紹介します。

デイトジャスト Ref.1600

製造年代1960年代~1970年代後半
キャリバーCal.1560、Cal.1570
防水性能50m
ケース径36mm
ポイントデイトジャスト初のオールステンレスモデル、スムースベゼル

デイトジャスト Ref.1600は、デイトジャスト初のオールステンレスモデルです。

オールステンレスモデルの先駆け

Ref.1600 は、デイトジャスト初のオールステンレスモデルであり、シンプルかつモダンなデザインが特徴です。スムースベゼルを採用し、控えめで洗練された印象を与えます。

段落ちダイヤル

Ref.1600 の「段落ちダイヤル」とは、ダイヤルの外周部分が段差になって落ちている独特な造りを指します。このデザインにより、ダイヤル全体に立体感が生まれ、ヴィンテージ特有のクラシカルな雰囲気を強調しています。視認性の向上だけでなく、美的要素としても高く評価される特徴です。

ヴィンテージならではのディテール

「強化プラスチック風防

柔らかな光を反射するドーム型風防が温かみを演出。

「経年変化」

トロピカルダイヤルなど、長い年月を経て独自の風合いを持つ個体も存在。

ブレスレットの進化

Ref.1600 では、時期によって「巻きブレス」と「ハードブレス」の両方が存在します。

「巻きブレス

金属板を折り曲げて形成された構造で、それ以前のリベットブレスと比べて、軽量かつ柔軟性が高いのが特徴です。ヴィンテージ感が強く、初期のRef.1600に採用されていましたが、経年劣化による「伸び」が見られる場合があります。

「ハードブレス

コマの外観はソリッドに見えますが、内部は中空構造。これにより、軽量性と耐久性のバランスが取れた設計。巻き込みブレスに比べ、コマの構造がしっかりしており、堅牢性が向上。現代のブレスレットに近い外観とフィット感です。

ムーブメント

Ref.1600 には、ロレックスのCal.1560またはCal.1570が搭載されています。とくにCal.1570は信頼性の高さと堅牢な作りに定評があります。

デイトジャスト Ref.1600 まとめ

Ref.1600 は、デザインのシンプルさとヴィンテージならではのディテールが魅力のモデルです。オールステンレスの堅牢な作りとクラシカルな特徴を持ち、現代にはないタイムレスな美しさを備えています。また、巻きブレスとハードブレスというブレスレットの進化も、当時の製造背景を物語る重要な要素です。その希少性と個性から、時計愛好家やコレクターにとって特別な存在として高く評価されています。

デイトジャスト Ref.1603

製造年代1960年代~1970年代後半
キャリバーCal.1560、Cal.1570
防水性能50m
ケース径36mm
ポイントデイトジャスト初のオールステンレスモデル、エングレーブドベゼル(スリーテッドベゼル)

デイトジャスト Ref.1603 は、エングレーブドベゼル(スリーテッドベゼル)仕様のオールステンレス製デイトジャストです。

エングレーブドベゼルとスリーテッドベゼル

Ref.1603 の大きな特徴の一つが エングレーブドベゼル と スリーテッドベゼル です。

「エングレーブドベゼル」

ベゼル全体に均一な溝が刻まれ、クラシカルで繊細な印象を与えるデザインです。規則的な彫りが光を反射することで、立体的な輝きを生み出します。海外では、その見た目が竹の節に似ていることから 「バンブーベゼル」 とも呼ばれ、特に愛好家の間で親しまれています。

「スリーテッドベゼル」

エングレーブドベゼルの一種とされていますが、見た目は全く異なります。ベゼルには三つの爪痕のようなパターンが刻まれており、そのデザインはサンダーバードのベゼルを彷彿とさせる雰囲気です。初期のモデルに見られる仕様で、独特なヴィンテージ感を持つディテールとして愛好家に人気を集めています。

段落ちダイヤル

Ref.1603 には、Ref.1600 同様「段落ちダイヤル」と呼ばれる、ダイヤル外周部分が段差になって落ちている造りが採用されている個体が存在します。このデザインは立体感を生み出し、視認性とクラシカルな雰囲気を高めています。

デベソバックル

Ref.1603 に使用されるブレスレットには、通称 「デベソバックル」 と呼ばれるバックルが見られる個体があります。このバックルは、突起がある独特な形状が特徴で、ヴィンテージロレックスならではのディテールとして時計愛好家に評価されています。ただし、全ての個体に採用されているわけではなく、製造年代や個体差によって異なる場合があります。

バタフライローター

Ref.1603 に搭載されるムーブメントの一部には、バタフライローター と呼ばれる、両翼を広げた蝶のような形状のローターが採用されています。このローターは巻き上げ効率が高く、ロレックスの自動巻き機構の完成度の高さを示す象徴的なパーツです。ただし、これは Cal.1560 にのみ搭載されており、すべての Ref.1603 に見られるわけではありません。その他の個体には、Cal.1565 または Cal.1570 が搭載されている場合もあります。

デイトジャスト Ref.16000

製造年代1977年頃~1988年頃
キャリバーCal.3035
防水性能50m
ケース径36mm
ポイントハイビート化、クイックチェンジ機構の追加、スムースベゼル

デイトジャスト Ref.16000は、初めてクイックチェンジ機構が追加されたモデルです。

ハイビートムーブメント Cal.3035 搭載

Ref.16000には、ロレックス初のハイビートムーブメントである Cal.3035 が搭載されています。毎時28,800振動により精度が向上しました。

また、クイックチェンジ機構が追加され、日付の早送りが可能となり、実用性が飛躍的に向上しました。

デイトジャスト Ref.16030

製造年代1977年頃~1988年頃
キャリバーCal.3035
防水性能50m
ケース径36mm
ポイントハイビート化、エングレーブドベゼル(エンジンターンドベゼル)

デイトジャスト Ref.16030は、デイトジャスト Ref.16000と同世代のエングレーブドベゼル(エンジンターンドベゼル)モデルです。

デイトジャスト Ref.16200

製造年代1988年頃~2006年
キャリバーCal.3135
防水性能100m
ケース径36mm
ポイント初のサファイアクリスタル風防、スムースベゼル

デイトジャスト Ref.16200は、機能性と耐久性が大幅に向上し、デイトジャストの現代的な基盤を築いたモデルです。

サファイアクリスタル風防の採用

Ref.16200では、サファイアクリスタル風防が採用されています。

これにより、従来のプラスチック風防と比較して耐傷性が大幅に向上しました。長期間使用しても透明度が保たれ、視認性に優れています。

ムーブメントがツインブリッジに変更

Ref.16200に搭載されるCal.3135ムーブメントでは、ツインブリッジ構造が採用されています。

この設計はテンプ(振動する部品)を固定する箇所を強化するもので、衝撃や振動に対する耐久性が向上しました。ムーブメント全体の安定性が増し、精度や耐久性がさらに向上しています。

デイトジャスト Ref.16220

製造年代1988年頃~2006年
キャリバーCal.3135
防水性能100m
ケース径36mm
ポイント初のサファイアクリスタル風防、エングレーブドベゼル(エンジンターンドベゼル)

デイトジャスト Ref.16220は、デイトジャスト Ref.16200と同世代のエングレーブドベゼル(エンジンターンドベゼル)モデルです。

デイトジャスト Ref.116200

製造年代2006年~2019年
キャリバーCal.3135
防水性能100m
ケース径36mm
ポイントドームべゼル、ルーレットデイトあり

デイトジャスト Ref.116200 は、Ref.16200の後継モデルとしてデザインや機能が進化しました。

ケースとベゼルのデザインの進化

「ベゼル」

Ref.116200では、丸みを帯びたドーム状のスムースベゼルを採用しており、より立体的でボリューム感のある印象に仕上がっています。

「ケース」

ケースの表面仕上げが従来のヘアライン仕上げから鏡面仕上げに変更され、エレガントで洗練された外観になりました。

ブレスレットの改良

Ref.116200では、ブレスレットが大きく進化し、以下の改良が加えられています。

「フラッシュフィットの一体化」

ケースとブレスレットの接続部分が一体型になり、デザインの一体感と堅牢性が向上しました。

「コマの無垢構造」

ブレスレット中央のコマが中空から無垢に変更され、耐久性と質感が大幅にアップしています。

「バックルの改良」

ジュビリーブレスレットでは、バックル部分が目立たないコンシールドクラスプになり、より洗練されたデザインに。

オイスターブレスレットには、約5mmの延長操作が可能なイージーリンクが採用され、実用性が高まりました。

ダイヤルデザインの進化

「バリエーションの増加」

ダイヤルのデザインやカラーバリエーションが豊富になり、選択肢が広がりました。

「夜光塗料の強化」

針がやや太くなり、夜光塗料の塗布量が増えたことで視認性が向上しています。

「ルーレットデイト」

日付表示において、奇数日が赤、偶数日が黒となるルーレットデイトが一部モデルに採用され、遊び心のあるデザインが加わりました。

デイトジャスト Ref.116200 まとめ

デイトジャスト Ref.116200 は、Ref.16200からさらにデザイン性と機能性が進化したモデルです。ドーム状のベゼルや鏡面仕上げのケースによりエレガントさが増し、ブレスレットの改良やダイヤルの多様化で実用性と選択肢が広がりました。無垢コマやイージーリンクなどの細かな改良も加わり、ロレックスの高い技術力が反映されたモデルとなっています。

デイトジャスト36 Ref.126200

製造年代2018年~
キャリバーCal.3235
防水性能100m
ケース径36mm
ポイントドームべゼル、パワーリザーブ70時間、モデル名にサイズが入る

デイトジャスト36 Ref.126200は、機能面で大幅な進化を遂げたモデルです。

パワーリザーブ70時間

Ref.126200には、新世代ムーブメント Cal.3235 が搭載されており、パワーリザーブが約 70時間 に延長されました。

従来のCal.3135(48時間)から大幅に進化し、週末に時計を外しても月曜日に再び装着すればそのまま動作するという実用性が向上しています。

どの時間帯でも操作可能なカレンダー早送り機構

Ref.126200では、日付の早送り操作において「禁止時間帯」がなくなりました。

従来のモデルでは、午後8時~午前4時の間に日付変更を行うとムーブメントに負担がかかるとされていましたが、Cal.3235ではこの制限が解消されています。

これにより、どの時間帯でも安全にカレンダー操作が可能となり、ユーザビリティが飛躍的に向上しました。

モデル名にサイズ表記が追加

Ref.126200から、モデル名に「36」というサイズ表記が加えられました。

これにより、デイトジャストのバリエーションがより明確に分類され、ラインナップが一目で分かるようになっています。

36mmケースは、クラシックなサイズ感を保ちながらも現代のユーザーに合わせたモデルとして位置付けられています。

デイトジャスト Ref.116200 まとめ

デイトジャスト36 Ref.126200は、パワーリザーブ70時間の実現や、時間帯を問わないカレンダー早送り機構の搭載により、日常使いの利便性が大きく向上しました。また、モデル名にサイズ表記が加えられたことで、シリーズの明確な区別が図られ、36mmモデルとしてのアイデンティティが強調されています。

デイトジャスト41 Ref.126300

製造年代2018年~
キャリバーCal.3235
防水性能100m
ケース径41mm
ポイントドームべゼル、パワーリザーブ70時間、モデル名にサイズが入る、初の41mmサイズ

デイトジャスト41 Ref.126300は、デイトジャストIIの後継モデルとして登場し、サイズを41mmにアップデートしたモデルです。

機能面はデイトジャスト36 Ref.126200 と同じ

Ref.126300は、機能面ではRef.126200と同じくCal.3235を搭載し、パワーリザーブ70時間やカレンダー早送り機構を備えています。

41mmへサイズアップ

Ref.126300最大の特徴は、ケースサイズが41mmに拡大された点です。

デイトジャスト36 Ref.126200よりも一回り大きく、ケースサイズが41mmにサイズアップされたことで、よりモダンで存在感のあるデザインとなりました。従来のクラシックなデイトジャストのスタイルを保ちながら、現代的な要素を取り入れたモデルです。

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではデイトジャスト ステンレスモデルモデルを高価買取中!

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では、デイトジャストを高価買取しております。

ロレックスの代表モデルであるデイトジャストは、時代を超えて愛され続ける名作です。中でも、ステンレスモデルはそのシンプルなデザインと高い実用性から、幅広い世代の時計愛好家に支持されています。

頑丈で耐久性に優れたオールステンレスケースは、傷やサビに強く、日常使いにも最適です。さらに、シンプルなスタイルはビジネスシーンからカジュアルスタイルまで幅広く活躍し、その汎用性の高さがデイトジャスト ステンレスモデルの魅力です。

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ロレックス以外の買取も承ります

大蔵屋では、ロレックスの他にもさまざまなブランド品やアイテムの買取・質預かりを行っています。

例えば、オメガ(OMEGA)やタグ・ホイヤー(TAG Heuer)といった高級ブランド時計、ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)やシャネル(CHANEL)などのブランドバッグや財布も取り扱っています。また、金やプラチナといった貴金属、iPhoneやiPadといった電化製品、さらにはギフトカードや商品券などもお取り扱いが可能です。

「これも買い取ってもらえるかな?」という品があれば、ぜひお気軽にご相談ください。豊富な知識を持つ専門スタッフがしっかり査定し、納得のいく価格をご提案いたします。