こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
古くから身近な宝石として知られているガーネット。そんなガーネットに様々なカラーや種類があることをご存知でしょうか。
この記事では、ガーネットにまつわる魅力や基礎知識についてご紹介します。。※あくまで参考程度にご覧ください。
ガーネットの魅力
英語表記 | GARNET |
和名 | 柘榴石(ざくろいし) |
硬度 | 6.5~7.5 |
誕生石 | 1月 |
宝石言葉 | 真実・情熱・友愛・繁栄・実り・勝利・忠実・生命力・貞節など |
原産地 | インド・マダガスカル・モザンビーク・タンザニア・ケニア・スリランカ・ナイジェリア・ナミビア・マリ・ロシアなど |
ガーネットは、深い赤色を帯びる宝石として広く知られています。しかし、その魅力はそれだけではありません。実は、ガーネットは種類によって様々な色合いを見せ、それぞれ異なる個性を持っているのです。
例えば、一般的なガーネットのイメージとなっている「ロードライトガーネット」は、赤ワインを思わせる赤紫色が特徴です。一方、エメラルドのような美しい緑色で、ダイヤモンド並の輝きを放つ「デマントイドガーネット」、アレキサンドライトのように白熱光の下では赤紫~紫、自然光や蛍光灯の下では青~青緑にカラーチェンジする「ベキリーブルーガーネット」など、様々なガーネットがあり、その種類は実に豊富です。
ガーネットの中でも、レッドガーネットにおいては古代から珍重されており、古代イスラエルのソロモン王に与えられた4つの宝石の一つ「カーバンクル」は「赤い石」を指す言葉でしたが、当時においてはカーバンクル=レッドガーネットだったという話もあります。また、旧約聖書にノアの箱舟の灯りとして登場したのもガーネットだという話も。中世ヨーロッパでは、十字軍の戦士たちの守護石として活躍したという逸話もあります。
そのように、古代より「生命力」や「繁栄」の象徴として珍重されてきたガーネットですが、近年では赤色のガーネットより緑色のガーネットの方が価値の高いものとして取引されています。
深い歴史と多彩な魅力を秘めたガーネットは、まさに宝石界の万華鏡と言えるでしょう。燃えるような情熱の赤、生命力あふれる緑、神秘的な青など、色とりどりのガーネットは、私たちに無限の可能性と喜びを与えてくれます。
古代から人々を魅了し続けてきたガーネットは、これからも私たちの心を惹きつけてやまないでしょう。あなただけのガーネットを見つけて、その個性と輝きを存分に味わってみてはいかがでしょうか。 ガーネットは、あなたの人生をより豊かに彩り、新たな発見へと導いてくれるは
ガーネットの基礎知識
ここでは、ガーネットにまつわる基礎知識を紹介します。
ガーネットの名前の由来
ガーネットの名前の由来は、ラテン語で「柘榴」「粒状の」「種子のような」という意味を持つ「granatum(グラナトゥム)」といわれています。
ガーネットの原石は、母岩に赤い種が密集してついているような見た目をしており、その様子がザクロ(柘榴)の赤い種が密集した様子に似ていることから名付けられたそうです。
ガーネットの多様性
ガーネットは、その名の通り、ザクロのような鮮やかな赤色をした宝石として広く知られていますが、オレンジや緑など、様々なカラーが存在します。
その理由は、ガーネットが「ダイヤモンド」のように固有の石の名前ではなく、ガーネットというグループの総称だからです。
ガーネットのグループの中に様々なカラーがあり、それぞれに名前がつけられ、宝石として扱われているのです。
ガーネットの種類
ガーネットには、「マラヤガーネット」「ツァボライト」など、様々な名前・種類があり、それぞれ色が異なることから、わかりにくいと感じる方も多くおられます。
ガーネットの分類は、一見すると複雑ですが、4つの要素にわけて考えると理解しやすくなります。
1.グループ | 赤色系か緑色系か |
2.端成分 | 主要成分 |
3.固溶体 | 端成分の組み合わせ |
4.固有名称 | ツァボライトなどの名称 |
※ここでいう端成分や固溶体はガーネットにおけるものです。
ガーネットのジュエリーを購入する際に見かける「スペサルティンガーネット」「マンダリンガーネット」というのは、2の端成分もしくは4の固有名称です。
グループとは
ガーネットのグループには、赤色系のガーネットである「パイラルスパイト」と、緑色系のガーネットである「ウグランダイト」の2種類があります。
それぞれのグループには、主要成分の違いによる色の違いがあり、さらに主要成分が混ざり合うことで様々な色が生まれます。
端成分とは
端成分(たんせいぶん)とは、主要成分のことです。この主要成分が混ざり合うことで固溶体となり、ガーネットの様々な色が生まれます。
宝石品質のガーネットの端成分は、赤色系3種類、緑色系3種類の合計6種類があります。
固溶体とは
2種類以上の端成分が互いに溶け合い、混ざり合っているものを指します。
固有名称とは
固有名称は、この記事独自の言い回しですが「ロードライトガーネット」「メレラニミントガーネット」など、個別のガーネットにつけられた名前を指します。
次に、赤色系と緑色系、それぞれのグループにわけてガーネットを紹介します。
パイラルスパイト(赤色系のガーネット)の種類
この表は本来横並びですが、スマートフォンの画面で表示する場合、見づらくなってしまうため、2段に分けて表示しています。
グループ | 端成分 | 固溶体(端成分の組み合わせ) |
パイラルスパイト (赤色系) | ・パイロープ ・アルマンディン ・スペサルティン | パイロープ&アルマンディン スペサルティン&アルマンディン パイロープ&スペサルティン パイロープ&アルマンディン+少量のスペサルティン |
固溶体(端成分の組み合わせ) | 固有名称 |
パイロープ&アルマンディン | ・ロードライトガーネット ・モザンビークガーネット |
スペサルティン&アルマンディン | ・マライア(マラヤ)ガーネット |
パイロープ&スペサルティン | ・シャンパンガーネット ・ベキリーブルーガーネット |
パイロープ&アルマンディン+少量のスペサルティン | ・ウンバライトガーネット |
※マラヤガーネットはマライアガーネットともいいます。
※ベキリーブルーガーネットはカラーチェンジガーネットと表現されることもあります。
※固溶体の分類などは、確実な情報ではありません。参考程度にご覧ください。
パイラルスパイト(赤色系のガーネット)の端成分
パイラルスパイトの3種類の端成分、それぞれの特徴を紹介します。
パイロープ | パイロープは深い赤色が特徴。パイロープはガーネットの中で最も定番で、結晶のサイズは小さめで、2ctを超える大きな結晶は希少。 パイロープという名前は「火」「炎」などを意味するギリシャ語が由来とされている。多くは鉄やクロムを含有した深い赤色だが、近年の学術的な位置付けでは、純粋なパイロープは無色に近いピンク色とされている。和名は苦礬柘榴石(くばんざくろいし) |
アルマンディン | アルマンディンは赤みが濃く黒っぽい色が特徴。アルマンディンは赤色系ガーネットの中で最も産出量が多い。鉄の含有量が高いので黒っぽい色となっている。 アルマンディンには、針状結晶が含まれているものがあり、スター効果(アステリズム)が見られる個体もある。スター効果が見られる個体は、「スターガーネット」という名前で流通していることもある。和名は鉄礬柘榴石(てつばんざくろいし) |
スペサルティン | スペサルティンはオレンジ系の色味が特徴。スペサルティンは純度が高いほど明るいオレンジ色となり、鉄の含有量が多いものは暗いオレンジ色や赤色へ近づいていく。 スペサルティンの中でも、分散度が高くキラキラとした輝きが魅力の「マンダリンガーネット」はガーネット全体の中でも非常に人気が高い。和名は満礬柘榴石(まんばんざくろいし) |
赤色系のガーネットであるパイラルスパイトの3つの端成分を紹介しました。
パイラルスパイト(赤色系のガーネット)の固溶体
パイラルスパイトの3つの端成分は、「パイロープ&アルマンディン」「スペサルティン&アルマンディン」「パイロープ&スペサルティン」「パイロープ&アルマンディン+少量のスペサルティン」という4パターンで混ざり合って固溶体ができます。
ここからは、よく名前を見かける4つの固溶体と変種について紹介します。
パイロープ&アルマンディンの固溶体
パイロープとアルマンディンの固溶体であるガーネットを2種類紹介します。
ロードライトガーネット | ロードライトガーネットは、赤ワインを思わせる赤紫色が特徴。ガーネットの中でも採掘量・流通量が多い。 パイロープが70%、アルマンディンが30%の割合。 ギリシャ語で薔薇を意味する「rhodo」と、鉱物を意味する「lite」を組み合わせ「ロードライト」と名付けられた。ロシア帝国時代には、帝国の繁栄を象徴する国石とされていた。和名は薔薇柘榴石(ばらざくろいし) |
モザンビークガーネット | モザンビークガーネットは温かみのある濃い赤色が特徴。柘榴石の名にふさわしい赤色をしている。名前の由来は採掘場所であるアフリカのモザンビーク。 |
スペサルティン&アルマンディンの固溶体
スペサルティンとアルマンディンの固溶体であるガーネットを紹介します。
マライア(マラヤ)ガーネット | マライアガーネット(マラヤガーネット)は、ローズピンクのようなロゼカラーが特徴。1960年代に発見された比較的新しい宝石。 マライアガーネット発見当初は、あまり価値がない宝石と思われていたため、スワヒリ語で「仲間はずれ」を意味するマライア(マラヤ)という名前がつけられた。 |
パイロープ&スペサルティン
パイロープとスペサルティンの固溶体であるガーネットを2種類紹介します。
シャンパンガーネット | シャンパンガーネットは黄色とオレンジ色が混ざった色相が特徴。 スペサルティンとアルマンディンの固溶体である「マライアガーネット」の一種とされているが、実際にはパイロープとスペサルティンの混ざったものといわれている。タンザニアで採掘される。 |
ベキリーブルーガーネット | ベキリーブルーガーネットは、白熱光の下では赤紫~紫、自然光や蛍光灯の下では青~青緑にカラーチェンジするのが特徴。アレキサンドライトのように色がチェンジすることから、カラーチェンジガーネットと呼ばれる。 ガーネットは様々な色があるが「青」だけは無いと言われていた。しかし、1990年代にマダガスカルのべキリー地区でベキリーブルーガーネットが発見されたことにより、その定説は覆された。 スペサルティンとアルマンディンの固溶体である「マライアガーネット」の一種とされているが、実際にはパイロープとスペサルティンの混ざったものといわれている。アレキサンドライト以上に入手しづらく、希少な宝石。 |
パイロープ&アルマンディン+少量のスペサルティンの固溶体
パイロープとアルマンディンに少量のスペサルティンの固溶体であるガーネットを紹介します。
ウンバライトガーネット | ウンバライトガーネットは、ピンク色に近い紫色が特徴。1970年代にタンザニアのウンバ渓谷で発見された。 スペサルティンとアルマンディンの固溶体である「マライアガーネット」の一種と言われることもあるが、パイロープとアルマンディンに少量のスペサルティが混ざったものが「ウンバライトガーネット」とされている。 |
スペサルティンの変種
スペサルティンの変種で、よく名前があがる2種類を紹介します。
マンダリンガーネット | マンダリンガーネットは鮮やかなオレンジ色が特徴。1991年にナミビアの北西部クネネ川の近くで雲母に埋まっている状態で発見された。 発見当初は「クネネ・スペサルティン」と呼ばれていたが、果実のマンダリンオレンジにちなんでマンダリンガーネットと呼ばれるようになった。マンダリンガーネットは分散度が高く煌めきが強いことから、ガーネットの中でも高い人気を誇る。 |
タンジェリンガーネット | タンジェリンガーネットは赤みの強いオレンジ色が特徴。デコポンやポンカンの仲間で、マンダリンよりも赤っぽい色をした果実「タンジェリン」が名前の由来。 マンダリンと同じくコマーシャルネーム。 |
ウグランダイト(緑色系のガーネット)の種類
この表は本来横並びですが、スマートフォンの画面で表示する場合、見づらくなってしまうため、2段に分けて表示しています。
グループ | 端成分 | 固溶体(端成分の組み合わせ)+ 変種 |
ウグランダイト (緑色系) | ・ウバロバイト ・グロッシュラー ・アンドラダイト | グロッシュラー&アンドラダイト グロッシュラーの変種 アンドラダイトの変種 |
固溶体(端成分の組み合わせ)+ 変種 | 固有名称 |
グロッシュラー&アンドラダイト | ・マリガーネット ・レインボーガーネット |
グロッシュラーの変種 | ・ツァボライト ・ヘソナイトガーネット ・メレラニミントガーネット ・リューコガーネット |
アンドラダイトの変種 | ・デマントイドガーネット ・トパゾライトガーネット ・メラナイトガーネット |
※グロッシュラーはグロシュラーと表記されることもあります。
※固溶体の分類などは、確実な情報ではありません。参考程度にご覧ください。
※緑色系のグループではあるものの、オレンジやレッドのガーネットも含まれます。
ウグランダイト(緑色系のガーネット)の端成分
ウグランダイトの3種類の端成分、それぞれの特徴を紹介します。
ウバロバイト | ウバロバイトは、エメラルドのような明るい緑色が特徴。ウバロバイトは硬度が低く、結晶が小さいため、宝飾品に加工されることはほとんどない。 クロムに由来する鮮やかな緑色が魅力的。原石のまま販売されていることがほとんどで、観賞用として人気がある。和名は灰格柘榴石(かいかくざくろいし) |
グロッシュラー | グロッシュラーは、定番の緑色から、黄色、オレンジ、ゴールド、無色など様々な色があるのが特徴。一般的にグリーンガーネットと言われるのはグロッシュラーガーネットが多い。 緑色の「ツァボライト」、薄い緑の「メレラニミントガーネット」、無色の「リューコガーネット」など様々な色があることから、消費者目線で見ると理解しにくい。和名は灰礬柘榴石(かいばんざくろいし) |
アンドラダイト | アンドラダイトは、黄緑色から黒色まで幅広い色相が特徴。ガーネットの中で最も高い屈折率で、ダイヤモンド以上の分散度となっているので、カットによっては強いファイアを楽しむことができる。 奈良県吉野郡天川村でも発見され話題となった虹色に輝く「レインボーガーネット」などもアンドラダイトの変種である。クロムと鉄を含み明るい緑色が特徴の「デマントイド」は、最も高価なガーネットと言われている。和名は灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし) |
緑色系のガーネットであるウグランダイトの3つの端成分を紹介しました。
ウグランダイト(緑色系のガーネット)の固溶体
ウグランダイトの3つの端成分のうち、グロッシュラーとアンドラダイトが混ざりあった固溶体があります。
ここからは、ウグランダイトの固溶体と、代表的な変種について紹介します。
グロッシュラー&アンドラダイトの固溶体
グロッシュラーとアンドラダイトの固溶体であるガーネットを2種類紹介します。
マリガーネット | マリガーネットは緑色と黄色の中間のような黄緑が特徴。1994年にマリ共和国で発見されたことが名前の由来。 黄緑がメインカラーだが、茶色や黄色が強いものや、グリーンが強いものなど様々。 |
レインボーガーネット | レインボーガーネットは、茶色~暗褐色の石の表面に、虹色の光沢が見えるのが特徴。1930年代にアメリカで発見され、宝石品質のものが登場したのは1980年代。 表面の虹色の光沢はイリデッセンス(遊色効果)といい、屈折率の異なるガーネットが幾重にも積み重なることで発生する光の干渉が要因とされている。 2004年奈良県吉野郡天川村で発見され、話題となった。天川村の川迫鉱山、行者還岳などで採掘され、とくに行者還岳で採掘されたレインボーガーネットはイリデッセンスがはっきりと確認でき、「スーパーレインボーガーネット」と呼ばれている。現在は天川村での採掘は禁止されている。 |
グロッシュラーの変種
グロッシュラーの変種で、よく名前があがる4種類を紹介します。
ツァボライト | ツァボライトは、エメラルドのような美しい緑色が特徴。1967年、タンザニアにてスコットランドの地質学者であるキャンベル・R・ブリッジズが発見した。1971年にはケニアのツァボ地域でも発見された。 1974年、ティファニー社はこの緑の宝石を「ツァボライト」と名付け、大々的にプロモーションを行った。その結果、新たな宝石ツァボライトが世界中の注目を浴びることとなった。ツァボライトという名前の由来はケニアのツァボ国立公園である。 |
ヘソナイトガーネット | ヘソナイトガーネットは、濃い蜂蜜のようなオレンジ色~赤色が特徴。 ヘソナイトは1806年にドイツで発見され、シナモンストーンと名付けられていた。 しかし、1822年にフランスの鉱物学者ルネ=ジュスト・アユイが発見した際に、新種の宝石と思いヘソナイトと名付け、現在ではそちらが正式名称となっている。 ヘソナイトの由来はギリシャ語で「劣る」などを意味する「hesson(エッソン/ヘッソン)」で、他のガーネットと比べて屈折率や硬度などが少し低いことから名付けられた。 シナモンストーンは、現在でも俗称として使われることもある。 ヘソナイトガーネットの中には、糖蜜状組織(トリークル / スタビー結晶インクルージョン)と呼ばれる蜂蜜やガムシロップを溶かしたようなモヤモヤとしたインクルージョンが内包されているものがあり、その"とろみ"を感じさせる独特な見た目は、ヘソナイトガーネットの魅力の一つとなっている。 |
メレラニミントガーネット | メレラニミントガーネットは新緑のようなミントグリーンが特徴。1998年にタンザニアのメレラニ丘陵で発見され、採掘場所と特徴的なカラーにちなんでメレラニミントガーネットと名付けられた。 メレラニミントガーネットの中には、UVライトなどの紫外線を当てるとピンク色にカラーチェンジする蛍光性を持つものがあり、「UVタイプ」と呼ばれている。 |
リューコガーネット | リューコガーネットは、ガラスのような無色透明に近い色が特徴。ホワイトガーネットやカラーレスグロッシュラーガーネットなどのコマーシャルネームで呼ばれることも。 リューコの由来はギリシャ語で「白い」などを意味する「Leukos(リューコス)」で、透明であることからこの名がつけられた。リューコガーネットが採掘されるのは、タンザニアやミャンマーなどのごく一部の地域で、1ct以上の宝石質のサイズが見つかることはほとんどないため、非常に希少なガーネットといえる。 |
アンドラダイトの変種
アンドラダイトの変種で、よく名前があがる3種類を紹介します。
デマントイドガーネット | デマントイドガーネットは、エメラルドやグリーンダイヤモンドのような緑色が特徴。1853年、ロシアのウラル山脈で少年が発見した。当初はエメラルドに似ていることから、「ウラル・エメラルド」と呼ばれていた。 1878年、フィンランドの鉱物学者がオランダ語でダイヤモンドを意味する「Demant(デマント)」という言葉から「Demantoid(デマントイド)」と命名し、デマントイドガーネットと呼ばれるようになった。 デマントイドガーネットの特徴は、ダイヤモンド以上の分散度によるファイア。そして、一部の良質なデマントイドガーネットにだけ見られる独特なインクルージョン。「ホーステール」と呼ばれるインクルージョンは、その名の通り、馬のしっぽのように細い繊維状の内包物となっている。この針状インクルージョンは、蛇紋石の一種のクリソタイルの繊維状鉱物である。 デマントイドガーネットは、すべてのガーネットの中で、最も高い価値が付くガーネットとして知られている。 他のガーネットは硬度7~7.5なのに対し、デマントイドガーネットは硬度が6.5〜7と低い。 |
トパゾライトガーネット | トパゾライトガーネットは、黄色のトパーズのような黄緑、黄色、ブラウンイエローカラーが特徴。産地はロシアやナミビアで、近年産出量が減少している。 近年では、トパゾライトガーネットという名前はあまり使われず、「黄色のアンドラダイトガーネット」などの表現で販売されることも多い。他のアンドラダイトガーネット同様に、高い分散度によるファイアが魅力。 |
メラナイトガーネット | メラナイトガーネットはオニキスのような黒色が特徴。アンドラダイトガーネットの一種だが、チタンを多く含むことから黒色となっている。 |
結婚18周年のガーネット婚式
ガーネット婚式(柘榴婚式)とは、結婚して18周年の結婚記念日です。
ガーネットの和名は「柘榴石」
ガーネットの和名は柘榴石(ざくろいし)といいます。ガーネットの結晶が、柘榴の種のような見た目をしていることに由来しています。
種類によって「薔薇柘榴石(ばらざくろいし)」「鉄礬柘榴石(てつばんざくろいし)」など、様々な和名があります。柘榴石という言葉の前に、特徴を表す名称が入る形です。
ガーネットの硬度は「6.5~7.5」
ガーネットの硬度は、モース硬度6.5~7.5です。
デマントイドガーネットは硬度が6.5〜7、それ以外のガーネットは7~7.5となっています。
ガーネットの宝石言葉は「秘めた思い・高貴・誕生」
ガーネットの宝石言葉には「真実」「情熱」「友愛」「繁栄」「実り」「勝利」「忠実」「生命力」「貞節」などがあります。
ガーネットの主な原産地は「ブラジル・スリランカ・タンザニア」
ガーネットの主な原産地は、インド・マダガスカル・モザンビーク・タンザニア・ケニア・スリランカ・ナイジェリア・ナミビア・マリ・ロシアなどです。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではガーネットなどのジュエリーを買取中!
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではガーネットなどのジュエリーを買取しております!
購入したものの、最近では全く使っていないジュエリーがありましたら、ぜひ大蔵屋にご相談ください。
大蔵屋は三重県鈴鹿市・津市・四日市市などのお客様を中心にご愛顧いただいているアットホームな質店です。ジュエリー以外にも、ブランド時計、ブランド品などの買取を承っております。
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