ロレックス(ROLEX) ヨットマスターIIの歴代モデル一覧。ステンレスモデルの歴史を完全網羅

1992年、ロレックスは、それまでになかったラグジュアリースポーツウォッチという新しいコンセプトの時計、「ヨットマスター」を発表しました。ヨットマスターは、人気モデルへの道を着実に歩んでいきます。

そんな中、2007年に、ヨットマスターの歴史に新たな進化が刻まれます。より本格的なヨットレースに対応するモデル「ヨットマスターII」が発表されたのです。

機械式腕時計としては世界初のレガッタクロノグラフ機能を搭載し、ブルーのリングコマンドベゼルにメカニカルなダイヤル表記が特徴のヨットマスターIIは、ロレックスの他のスポーツモデルとは一線を画す存在感を放ちます。

この記事では、手の届きやすいヨットマスターIIとして2013年に登場した、ヨットマスターII ステンレスモデルに焦点を当て、その歴史を紐解いていきます。

本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、仕様などについて事実と異なる可能性があります。そのため、本記事の情報は、あくまでも参考程度にご活用ください。

ロレックス ヨットマスターIIとは

最初に、ヨットマスターIIの特徴をご紹介します。

ロレックスとヨットレース

ロレックスとヨットレースの深い関わりは、1950年代から芽生え始めました。1958年には世界有数のヨットクラブで、国際ヨットレース「アメリカズカップ」を創設した「ニューヨーク・ヨットクラブ(NYYC)」とのパートナーシップを結び、その後も世界各国のヨットクラブと交流を深めています。

しかし、同社がプロフェッショナルなセーラー向けの時計、ヨットマスターを発表したのは、それから40年以上が経過した1992年のことでした。この時間差には、いくつかの理由が考えられます。

一つには、レガッタクロノグラフのような高度な機能を実現するための技術的な課題があったことが挙げられます。また、当時の時計市場において、ヨットレースに特化した時計に対する需要が本格的に高まるまでには時間がかかったという背景も考えられます。さらに、ロレックスというブランドイメージを損なうことなく、新たなモデルを投入するための慎重な戦略的な判断があったのかもしれません。

このように、ヨットマスターの誕生には、技術、市場、ブランド戦略など、様々な要素が複雑に絡み合っていたと考えられます。

ブルーのベゼルと44mmサイズのケース

ヨットマスターIIは、プロのセーラーの要求に応えるために開発された、機能美あふれるスポーツウォッチです。

44mmの大型ケースは、腕に重厚感を生み出し、圧倒的な存在感を放ちます。そのボリューム感は、まるで荒波を乗り越えるヨットを思わせ、力強い印象です。

ベゼルには、海の青を思わせる鮮やかなセラクロムベゼルが採用されており、周囲の視線を釘付けにすること間違いなしです。この爽やかなブルーは、どんなシーンでも手元を華やかに彩り、個性を際立たせます。

ダイヤルには、レガッタクロノグラフの機能を示すアラビア数字が配され、スポーティな印象をさらに際立たせています。力強いフォルムと洗練されたデザインが見事に融合し、まさに海を制する男のための腕時計と言えるでしょう。

ヨットマスターIIのレガッタクロノグラフ機能

ヨットマスターIIに搭載されたレガッタクロノグラフは、ヨットレースのスタートを正確に計るために特化された、非常に高度な機能です。ヨットマスターには搭載されていない、ヨットマスターIIだけの独創的な機能となっています。

レガッタクロノグラフの仕組み

ヨットレースでは、風が弱いとスタート直後にスピードに乗せるのが難しいため、スタート前に風を受けて位置調整を行う必要があります。そのため、レース開始までのカウントダウンが非常に重要になります。

レガッタクロノグラフは、このカウントダウンを正確に管理するための機能です。最大10分まで、1分単位で任意の時間設定が可能。リングコマンドベゼルを回転させることで、簡単に設定できます。

ヨットマスターIIがプロのセーラーから高い評価を得ているのは、このレガッタクロノグラフの精度と操作性の高さにあります。ヨットレースにおいて、ほんの一秒の差が勝敗を分けることがあります。レガッタクロノグラフは、そんなシビアな世界で活躍するプロのセーラーたちをサポートする、まさに頼れる相棒と言えるでしょう。

シンクロナイゼーション機能

ヨットマスターIIのシンクロナイゼーション機能とは、カウントダウン中の時間をリセットして、最初からやり直すことができる機能です。

ヨットレースのスタート直前に、誤ってカウントダウンを開始してしまった場合や、途中で中断せざるを得なくなった場合でも、この機能を使うことで、正確な時間を測り直すことができます。これにより、レースのスタートに遅れることなく、スムーズにレースに参加することができます。

簡単にまとめると、シンクロナイゼーション機能は、ヨットレースのスタート時間を正確に測るために不可欠な機能であり、レースの成功をサポートするものです。

ヨットマスターIIのレガッタクロノグラフは、ヨットレースに特化した高度な機能であり、ヨットマスターIIを他のスポーツウォッチから際立たせる大きな特徴の一つです。

その精度と操作性の高さは、プロのセーラーからの信頼を集め、ヨットマスターIIをヨットレースの世界における定番モデルへと押し上げています。

ヨットマスターII 歴代ステンレスモデル年表

ヨットマスターIIのステンレスモデルは1モデルのみとなっています。

※記載している情報は、事実とは異なる場合がございます。あくまでも参考程度にご覧ください。

モデル年代ムーブメント素材
ヨットマスターII Ref.1166802013年~2024年Cal.4161SS

ヨットマスターII 歴代ステンレスモデル一覧

ヨットマスターII 歴代ステンレスモデルを紹介します。

ヨットマスターII Ref.116680

製造年代2013年~2024年
キャリバーCal.4161
防水性能100m
ケース径44mm
ポイントヨットマスターII初のオールステンレスモデル

ヨットマスターII Ref.116680は、現時点でヨットマスターIIシリーズにおいて、唯一のオールステンレスモデルです。

オールステンレスモデル登場までの流れ

2007年、ヨットマスターIIは、イエローゴールド金無垢とホワイトゴールド金無垢の2モデルという、非常に豪華なラインナップで登場しました。ステンレスモデルなどが主流の他のスポーツモデルとは異なり、400万円を超える高額な金無垢モデルのみという設定は、当時のロレックススポーツモデルの中でも最高級のポジションを確立しました。

2011年、エバーローズゴールドコンビモデルが加わります。エバーローズゴールドコンビは、ヨットマスターIIが初めて採用した素材であり、その後、ロレックスの他のモデルにも展開されていくこととなります。これは、ヨットマスターIIがロレックスのスポーツモデルの中でも最高級のポジションに位置づけられていたため、新たな素材の採用が積極的に行われたと考えられます。

そして、2013年、ファン待望のオールステンレスモデル、ヨットマスターII Ref.116680がついに登場しました。当時の定価は200万円を下回り、これまでのヨットマスターIIと比較して、より多くの人々が手が届く価格帯となったのです。

ムーブメントCal.4161

2013年に登場したヨットマスターII Ref.116680は、ムーブメントがCal.4160からCal.4161へと進化したタイミングで登場したモデルです。

Cal.4161では、レガッタクロノグラフの機能に関わるパーツが改良され、メンテナンス性が向上しただけでなく、フライバックの動作もよりスムーズになった点が特徴です。

ヨットマスターII Ref.116680の前期と後期

2013年に誕生したヨットマスターII 116680は、2017年のマイナーチェンジを境に、大きくデザインが変更されました。ここでは、前期と後期モデルの違いを詳しく見ていきましょう。

まず、針の色と形状が挙げられます。 前期モデルは、時針・分針・秒針が鮮やかな青色でしたが、後期モデルではロジウムコーティングされたシルバーに一新されました。また、時針は、スリムなペンシル型から、ロレックスらしい力強い印象を与えるメルセデス針へと変更されています。

次に、インデックスのデザインです。 前期モデルは、青色の縁取りが特徴的なスクエア型のインデックスでしたが、後期モデルでは、縁取りがシルバーになり、12時位置が逆三角形、6時位置が縦長のスクエアへと変化しました。針とインデックスの色の統一感が生まれ、より洗練された印象を与えます。

これらのデザインの違いは、時計全体の印象を大きく左右します。購入を検討されている方は、ぜひ両モデルを比較し、ご自身の好みやスタイルに合ったモデルを選んでください。

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではヨットマスターII ステンレスモデルを高価買取中!

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では、ヨットマスターIIを高価買取しております。

2024年、惜しまれながら廃盤となってしまったヨットマスターIIシリーズ。廃盤判明後、ヨットマスターII Ref.116680の買取相場は上昇傾向にあります。今後、どういった値動きとなるかはわかりませんが、上昇中の今はウリドキと考えてもいいのかもしれません。

大蔵屋でもヨットマスターII Ref.116680を積極的に買取しておりますので、高く売りたいとお考えのお客様は、ぜひ大蔵屋の無料査定をお試しください。

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