こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
「宝石の王」と呼ばれるルビー。その鮮やかな赤色は、古代から多くの人々を魅了してきました。
赤色は、血液の色や愛情を示す色など人間とは切っても切り離せない色で、そんな色をまとう宝石のルビーは、他の宝石とは一線を画す魅力で高い人気を誇ります。
この記事では、ルビーにまつわる魅力や基礎知識についてご紹介します。 ※あくまで参考程度にご覧ください。
ルビーの魅力
ルビーは、その鮮やかな赤色が最大の魅力です。
ルビーの赤色は、燃えるような情熱、深い愛情、幸運の象徴など、さまざまな意味や想いを連想させることから、古くから見る者の心を惹きつけ魅了してきました。
現在においても、ルビーはサファイアやエメラルドと並び、世界4大宝石や世界三大貴石(プレシャスストーン)の一つとして高い人気を誇ります。
次の項目では、ルビーの基礎知識として、様々な観点からルビーの魅力を解説いたします。
ルビーの基礎知識
ルビーは様々なものを連想させる美しい赤色で、古代から権力や繁栄、愛や情熱の象徴として珍重されてきました。
ここでは、ルビーにまつわる基礎知識を紹介します。
ルビーの名前の由来
ルビーの名前は「赤」を意味するラテン語の「ルベール(ruber)」や「ルベウス(rubeus)」から来ています。
ルビーとコランダムの関係性
赤いルビーと青いサファイアは、それぞれ異なる色合いで人気のある宝石です。しかし、実はこの2つは、同じ鉱物からできていることをご存知でしょうか。
コランダムは、無色透明の結晶です。しかし、不純物元素が含まれることで、さまざまな色を示すことができます。
酸化チタンや酸化鉄を多く含むと青色のサファイア、酸化クロムを多く含むと赤色のルビー、その他、様々な色の宝石となります。
つまり、ルビーとサファイアは、コランダムの色の違いによって区別され、赤色のものだけがルビーと呼ばれる宝石になります。
ルビーの色合いについて
ルビーは赤色の宝石ですが、ルビーの赤色には、真紅に近い赤色からピンク色に近い赤色まで様々な色合いがあります。
ルビーの色の濃さは加熱処理など人工的な処理で変化させることも可能ですが、天然の場合はクロムという不純物の割合で変わります。
ここでは、天然ルビーの色合いを表す名称として有名な「ピジョンブラッド」「ビ―フブラッド」「チェリーピンク」について解説します。
ピジョンブラッド
ピジョンブラッドは直訳すると「鳩の血」という意味で、ハトの血のような濃い赤色のルビーを指します。
ピジョンブラッドはルビーの色合いの中で最高級とされており、希少価値が高いため、非常に高価な宝石です。主な産地はミャンマーのモゴック鉱山です。
ビーフブラッド
ビーフブラッドは直訳すると「牛の血」という意味で、牛の血のような深い赤色のルビーを指します。鉄分の影響で黒みが強いのが特徴で、重厚感のある色味が魅力となっています。
ピジョンブラッドに次いで高級とされており、高価な宝石です。主な産地はタイです。
チェリーピンク
チェリーピンクは、チェリーの花びらのようなピンク色のルビーを指します。クロムの含有力が少なく、可愛らしいピンク色をしていることからピンクサファイアとして識別されることも。
希少性や資産的価値としては高くないですが、明るい色合いはアクセサリーなどにピッタリです。主な産地はベトナムやスリランカです。
これらの色合いは、ルビーに含まれるクロム元素の含有量によって決まります。クロム元素の含有量が多いほど、赤色が濃くなるのが一般的です。
なお、ルビーの色合いは、産地や加工などによっても異なり、同じピジョンブラッドでも、産地や加工によって色合いや輝きが異なります。
ルビーの歴史
ルビーの歴史は、古代から続いています。
ここでは、それぞれの時代や場所ごとで、ルビーがどのように使われてきたかを紹介します。
古代エジプト「生命の石」「勝利の石」
古代エジプトでは、ルビーは「生命の石」として崇められていました。ルビーの赤色は、生命の血液の色と考えられていたためです。また、ルビーは「勝利の石」とも考えられており、戦士たちが身に着けることで、戦いに勝利すると信じられていました。
古代ギリシャ「愛の石」「幸運の石」
古代ギリシャでは、ルビーは「愛の石」として愛されていました。ルビーの赤色は、情熱や愛情の象徴と考えられており恋愛の女神アフロディーテ(ヴィーナス)に愛された石としても知られています。
また、ルビーは「幸運の石」とも考えられており、身に着けることで、幸運が訪れると信じられていました。
古代ローマ「権力の石」「健康の石」
古代ローマでは、ルビーは「権力の石」として重宝されていました。これはルビーが、ギリシャ神話の軍神マルスの象徴とされていたことに由来しており、王者の権威の象徴と考えられていたのです。
また、ルビーは「止血効果」や「負傷を防ぐ」と信じられており、粉末薬にして飲んでいたという逸話もあります。血液と同じ赤色ということで、「健康の石」として信じられていたようですね。
中世ヨーロッパ「宝石の女王」
中世ヨーロッパでは、ルビーは「宝石の女王」として君臨していました。ルビーの美しい赤色は、王族や貴族たちの間で、最も人気のある宝石でした。
ルビーの人気はダイヤモンド以上だったとのことで、多くの人が権力・富・健康・知恵などの象徴としてルビーを身に着けていました。
ルビーは古代から愛されていた宝石
現代でも世界三大貴石の一つとして愛されているルビー。その鮮やかな赤色は、古代から多くの人々の心を掴み、情熱・愛情・勇気・権力など様々なものの象徴として親しまれてきました。
ルビーは歴史と伝統のある宝石です。その美しい赤色は、人々の心を魅了し続けています。
ルビーの和名は「紅玉」
ルビーの和名は「紅玉」です。
ルビーの赤色を表したそのままの名前ですね。
ルビーの硬度は「9」
ルビーの硬度は、モース硬度9でダイヤモンドに次ぐ硬さの宝石です。 靭性にも優れ、宝石の中でも割れにくい部類なので、毎日使う指輪などのアクセサリーに適した宝石と言えます
モース硬度のより詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
ルビーは「7月の誕生石」
ルビーは7月の誕生石です。
誕生石とは、生まれた月にちなんでつけられる宝石のことで、7月の誕生石には、ルビー以外に希少な宝石である「スフェーン」があります。
ルビーの宝石言葉は「情熱・純愛・生命力」
ルビーの宝石言葉には「情熱」「純愛」「生命力」「勝利」「良縁」「勇気」「威厳」「活力」「仁愛」「集中力」「努力」などがあります。
ルビーは赤色ということで、様々なものと関連付けやすいことから、情熱や純愛といった言葉はピッタリですね。血液の色という点では、生命力や活力も合っています。
結婚40周年のルビー婚式
結婚記念日は、結婚した日を記念する日です。15年目までは1年ごとに、それ以降は5年ごとに、名前がつけられており、それぞれに意味や象徴があります。
ルビー婚式は、結婚40年目にあたる記念日です。ルビーは、赤い宝石で、愛や情熱の象徴とされています。そのため、ルビー婚式は、夫婦の愛情が深く、情熱的に燃え続けることを祝う日とされています。
ルビーの主な原産地は「ミャンマー・タイ・カンボジア」
ルビーの主な原産地は「ミャンマー」「タイ」「カンボジア」です。
このうち、ミャンマーは世界最大のルビー産出国であり、高品質のルビーが産出されます。特に、ミャンマーのモゴック地方で産出されるルビーは、その鮮やかさと濃さで世界中から高く評価されています。
とある世界的オークションでは、1ctあたり$50,000以上の価値がついた高品質ルビーの90%以上はモゴック地方のルビーだったという報告も。
その他、タイ・マダガスカル・ベトナム・モザンビーク・スリランカ・パキスタンなどでもルビーの採掘が盛んに行われています。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではルビーを買取中!
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