こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
1999年に登場し、ヨットマスターを人気モデルに引き上げるキッカケとなったロレックス(ROLEX)のロレジウムについてご紹介します。
中古市場でも人気で買取価格も期待できるロレジウムモデルについて詳しく説明しておりますので、ロレジウムが気になっているお客様の参考になれば幸いです。※あくまで参考程度にご覧ください。
ロレジウムの意味と材質や特徴について
ロレジウム ( ROLESIUM )はロレックスの作った造語で、ロレックス+ステンレススチール(SS)+プラチナ(PLATlNUM)のコンビモデルのことを指します。
ロレジウムモデルの材質
ヨットマスター Ref.126622などのロレジウムモデルの材質は以下の通り。
ケース | ステンレス |
ブレスレット | ステンレス |
ベゼルディスク | プラチナ |
文字盤 | プラチナ※1 |
※1.ロレジウムモデルのヨットマスターの中でも、シルバー文字盤にはプラチナ素材が使われていますが、ブルー文字盤などには使われていません。
ロレジウムはステンレスとプラチナを配合して作った新素材というわけでなく、あくまでもステンレスとプラチナ材質のパーツを組み合わせた時計のことを指します。
ケースやブレスレットに強度の高いステンレスを採用することで、実用性を高めつつ価格を抑え、プラチナ素材を加工したベゼルや文字盤で独特な高級感を出しています。
ロレジウムの意味
ロレジウム ( ROLESIUM )はロレックスの作った造語で、意味は明らかにされていません。
ロレックスのロレはわかりますが、ジウムについては詳細不明です。
あくまでも推測にはなりますが、ロレジウムのジウムはラテン語で金属表す語尾「ium」から来ているのではないでしょうか。
現在、新たに発見された金属元素の語尾には「ium」をつけることが国際純正・応用科学連合(IUPAC)によって定められています。
ヨットマスターに採用されたステンレスとプラチナのコンビは今までになかった組み合わせです。
そんな新たなコンビに、金属元素の語尾に使われるiumを語尾につけるという、ロレックスらしい洒落の聞いたネーミングなのではないかと思われます。
ロレジウムの特徴
ロレジウムの特徴は何と言っても鈍色の輝きを放つベゼルと文字盤です。
プラチナ素材にサンドブラスト加工を施しあえてマットな質感にすることで、K18ゴールドやステンレス、そして通常のプラチナの鏡面仕上げとは異なる重厚な質感を作り上げています。
サンドブラスト加工を施したプラチナベゼルや文字盤は、鏡面仕上げほど華美になりすぎず、しかし高級感もあるという他モデルとは違った特別感があります。
ロレジウムモデルの文字盤について
ロレジウムモデルの文字盤は、プラチナ素材を使ったシルバーとダークロジウム、そしてプラチナではないブルー文字盤があります。
ロレジウムモデルとして初代にあたる1999年発売のヨットマスター Ref.16622ではシルバー文字盤のみの展開でしたが、2016年にダークロジウム文字盤のヨットマスター40 Ref.116622が登場したことで、ロレジウムの存在感はよりいっそう高まりました。
ダークロジウム文字盤は、それまでのロレックスには無かったサンレイ仕上げが美しいダークグレー文字盤に明るい水色の差し色が映える文字盤で、ロレジウム特有のマットなベゼルとの相性が抜群です。
ヨットマスターのロレジウムモデルはダークロジウム文字盤のイメージが強く、ロレジウム=ダークロジウムと勘違いしている人も少なくありません。
ロレジウムモデルのヨットマスターではダークロジウムやシルバー文字盤が人気で、ブルー文字盤は不人気というイメージを持つ方もおられますが、ブルー文字盤も美しい色味ということもあり十分な人気を保っています。
ロレジウムモデルについて
2023年現在、ロレジウムを採用しているモデルはヨットマスターのみです。
ここではロレジウム採用のモデルについて細かく紹介していきます。
ロレジウムモデルのサイズ一覧
ロレジウムモデルはメンズ・ボーイズ・レディースの3サイズ展開されていました。2014年にレディースは廃盤となり、メンズ・ボーイズのみになっています。
メンズ
型番 | サイズ | 製造年 |
ヨットマスター40 16622 | 40mm | 1999年~2012年 |
ヨットマスター40 116622 | 40mm | 2012年~2019年 |
ヨットマスター40 116622 | 40mm | 2019年~ |
ボーイズ
型番 | サイズ | 製造年 |
ヨットマスター35 168622 | 35mm | 1999年~2016年 |
ヨットマスター37 268622 | 37mm | 2016年~ |
レディース
型番 | サイズ | 製造年 |
ヨットマスター 169622 | 29mm | 1999年~2014年 |
サブマリーナやターノグラフにロレジウムは無い
ロレジウムのモデルは2023年現在ヨットマスターだけですが、サブマリーナやターノグラフはロレジウムモデルがあると勘違いされやすいモデルです。
ヨットマスター40 126655はヨットマスターのベースとなっているモデルということもあり、腕時計やロレックスに詳しくない人からすると、確かに見分けがつきにくいかもしれません。ドットインデックスにベンツ針、大きな回転ベゼルは印象的です。
見た目がよく似ていることから、サブマリーナにもロレジウムがラインナップされていると勘違いする方もいるのでしょう。ちなみに、単純に比較することはできませんが、ステンレスのサブマリーナデイトとロレジウムのヨットマスターでは定価に20万円以上の開きがあります。
ターノグラフはデイトジャストの派生モデルとして2004年~2013年まで販売されていたモデルです。ヨットマスターとはインデックスもベゼルデザインも異なるのですが、稀に混同されることがあります。もしかすると、ターノグラフ 116264の「シルバー✕赤針」という色味的な印象が原因なのかもしれません。
ロレジウムモデルとラバーベルトの組み合わせ
ヨットマスター人気に最初に火をつけたのはロレジウム、そしてさらに人気を加速させたのがロレックス独自のラバーベルトであるオイスターフレックスブレスレットです。
黒のラバーストラップにエバーローズゴールドの組み合わせのヨットマスター40 116655は発売直後より人気を集め現在はヨットマスター40 126655が発売されています。ヨットマスターの中でニ種類の人気モデルが誕生したのです。
そこで考えてしまうのがロレジウムとオイスターフレックスブレスレットの組み合わせですが、残念ながらロレジウムのオイスターフレックスブレスレット(ラバーベルト)装着モデルは登場していません。
ロレジウム✕ラバーベルトを楽しみたい方は社外品のラバーベルトを購入して楽しんでいるようです。
ロレジウムの傷やオーバーホールについて
ロレジウムモデルのヨットマスターは、ブレスレットの中央が鏡面仕上げであることや、ベゼルがプラチナ製の梨地仕上げということで傷を気にされるかたも多くいらっしゃいます。
ロレジウムモデルが登場した当時は、ロレジウムのオーバーホールメニューにベゼルのサンドブラスト加工はありませんでしたが、現在は約2万円ほどでベゼルのサンドブラスト再加工が可能なので、傷が入ってしまっても修復は可能です。
ロレジウムとダークロジウムの違い
ロレジウムとダークロジウムは混同されることの多い言葉ですが、言葉としてはよく似ているものの、意味は全く異なります。
この2つの言葉には、ロレジウムは”コンビモデル”を指す言葉、ダークロジウムは”文字盤カラー”を指す言葉という違いがあります。
ここではロレジウムとダークロジウムの意味についてご紹介。
ロレジウムとは
ロレジウムは、ステンレススチール(SS)素材のケースとベルトに、プラチナ(PLATlNUM)素材のベゼルを組み合わせた”コンビ”のことを指します。今のところヨットマスターのみ展開されているコンビです。
K18ゴールドとSSのコンビの「ロレゾール」、プラチナとSSのコンビの「ロレジウム」、どちらもロレックス(ROLEX)が作った造語です。
ダークロジウムとは
ダークロジウムは、ロジウムメッキなどに使われるロジウムに異素材を組み合わせて作られたロレックス独自の文字盤カラーで、ダークロジウムという言葉はロレックスの作った造語です。
ダークロジウムは見る角度によって表情を変える独特なグレーカラーで、ヨットマスターを皮切りにデイトジャスト、オイスターパーペチュアル、スカイドゥエラーなどにも採用されている人気文字盤です。
ダークロジウムとスレートの違い
2020年9月、ロレックス公式サイトにおける「ダークロジウム」という表記が「スレート」に変更されました。色味は変わっていませんが、現在はダークロジウムと呼ばずスレートというカラーとして扱われています。
ロレジウムの評価や人気について
ロレジウムのモデルはヨットマスターの中でも高い人気があり、とくにダークロジウム文字盤のものは買取における評価も高くなっております。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では ロレジウム ヨットマスター を高価買取中!
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではヨットマスターのロレジウムモデルを高価買取しております。
エバーローズゴールド✕オイスターフレックスブレスレットが注目されることも増えたヨットマスターですが、やはりロレジウム✕ダークロジウムモデルは鉄板として高い人気を誇ります。
もしヨットマスターの売却をお考えのお客様がおられましたら、大蔵屋までご連絡ください。
大蔵屋は鈴鹿市・津市・四日市市などのお客様よりご愛顧いただいている質店で、買取だけでなく質預かりも承っております。売るか迷っているという場合でも喜んで無料査定をお引き受けいたしますので、お気軽にご相談ください!
常に最新の買取相場を把握し、ロレックス(ROLEX)以外にもオメガ(OMEGA)やタグ・ホイヤー(TAG Heuer)といったブランド時計をドシドシ買取しておりますので、信頼できる買取店をお探しなら大蔵屋へお任せください!