キングオブロレックスとも呼ばれ、常に高いリセールバリューを保っている コスモグラフ デイトナ。
この記事では、デイトナのコンビモデル(イエローロレゾール)の歴史を紹介します。
本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、古いモデルについては、製造年や仕様などについて、複数の説が存在するため、事実と異なる可能性があります。そのため、本記事の情報は、あくまでも参考程度にご活用ください。
ロレックス コスモグラフ デイトナとは
フロリダ州デイトナビーチの名を冠したロレックス デイトナは、1963年の誕生以来、モータースポーツと共に歩み続け、プロのレーサーのみならず多くの人から愛されてきた、ロレックスを代表するクロノグラフモデルです。
デイトナの最大の特徴である3つのインダイヤルとタキメーターベゼルは、ロレックスの他のモデルとは一線を画す、独特なデザインを生み出しています。それは単なる機能的な要素ではなく、デイトナというアイデンティティを確立する重要な役割を果たしています。
デイトナファンの中には、ロレックスというブランドよりも、デイトナそのものに惹きつけられる人も少なくありません。
ステンレスモデルのデイトナに、ラグジュアリーの要素をプラスしたのがコンビモデルです。K18YG素材を使用したタキメーターベゼルやブレスレットが特徴的なデイトナ コンビは、デイトナにラグジュアリーな要素を与えつつ、金無垢モデルと比べて以下の利点を持つモデルです。
まず、ゴージャスすぎない見た目。コンビモデルは、ステンレスモデルや金無垢モデルよりも落ち着いた印象を与え、どんな服装にも合わせやすいのが特徴です。フォーマルな場ではエレガントさを、カジュアルな場ではスポーティーさを演出するオールマイティさが魅力です。
次に、手の届きやすい価格。高級時計ではありますが、ステンレスモデルよりも価格が抑えられているのもポイントです。ステンレスモデルと金無垢モデルのちょうど中間、より多くの人に手が届くモデルとなります。
デイトナ 歴代コンビモデル年表
デイトナのコンビモデルが初めて登場したのは1988年です。初登場から約40年、SSコンビモデルはK18YG(18金イエローゴールド)のイエローロレゾールのみで展開されています。
この記事では、デイトナのコンビモデルの歴史を紹介します。
モデル | 年代 | ムーブメント | 世代 |
デイトナ Ref.16523 | 1988年~2000年 | Cal.4030 | 第1世代 |
デイトナ Ref.16523G | 1988年~2000年 | Cal.4030 | 第1世代 |
デイトナ Ref.16523NG | 1988年~2000年 | Cal.4030 | 第1世代 |
デイトナ Ref.116523 | 2000年~2016年 | Cal.4130 | 第2世代 |
デイトナ Ref.116523G | 2000年~2016年 | Cal.4130 | 第2世代 |
デイトナ Ref.116523NG | 2000年~2016年 | Cal.4130 | 第2世代 |
デイトナ Ref.116523NR | 2000年~2016年 | Cal.4130 | 第2世代 |
デイトナ Ref.116523NA | 2000年~2016年 | Cal.4130 | 第2世代 |
デイトナ Ref.116503 | 2016年~2023年 | Cal.4130 | 第3世代 |
デイトナ Ref.116503G | 2016年~2023年 | Cal.4130 | 第3世代 |
デイトナ Ref.116503NG | 2016年~2021年 | Cal.4130 | 第3世代 |
デイトナ Ref.126503 | 2023年~ | Cal.4131 | 第4世代 |
デイトナ Ref.126503G | 2023年~ | Cal.4131 | 第4世代 |
※世代はコンビモデルにおける世代となっています。
デイトナ コンビ 歴代モデル一覧
デイトナ コンビの歴代モデルを紹介します。
デイトナ Ref.16523 SS×K18YG
製造年代 | 1988年~2000年 |
キャリバー | Cal.4030 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第1世代、初のコンビ、初の自動巻き、エル・プリメロ、サファイアクリスタル風防、100m防水、200タキ、225タキ、400タキ、MK1~MK7ダイヤル |
デイトナ Ref.16523は、1988年に登場したデイトナコンビの一代目モデルです。
デイトナが自動巻きに進化した記念すべき年、四代目にあたるオールステンレスモデルが登場し、同じタイミングで登場したのがデイトナでは初となるコンビモデル、デイトナ Ref.16523です。
デイトナのコンビモデルは、タキメーターベゼル、ブレスレットの中央リンク、リューズ、プッシュボタンにK18YG(18金イエローゴールド)を採用する、オールステンレスと金無垢モデル、両方の良さをかけあわせたようなモデルです。
ゴールド素材のゴージャスさはあるものの、1980~1990年代における同年代の金無垢モデルと比べて約3分の1の価格で販売されていたことから、金無垢モデルと比べると手の届きやすいモデルだったことが伺えます。
デイトナ Ref.16523はコンビモデルの初代にあたりますが、ゼニス社の名機であるエルプリメロベースの自動巻きムーブメント、サファイアクリスタル風防を採用し、100m防水も達成した現代的なモデルです。
1980年代後半~1990年代のデイトナにおいては、タキメーターやダイヤル表記、夜光塗料など、複数回のマイナーチェンジが行われたことから、仕様の違う様々なバリエーションが存在します。デイトナ Ref.16523も例に漏れず、様々な仕様がありますので、そういった違いをコレクションするのも、楽しみ方の一つになっています。
デイトナ Ref.16523G SS×K18YG
製造年代 | 1988年~2000年 |
キャリバー | Cal.4030 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第1世代、初のコンビ、初の自動巻き、エル・プリメロ、サファイアクリスタル風防、100m防水 |
デイトナ Ref.16523Gは、同年に登場したRef.16523の8Pダイヤモンドインデックスモデルです。
デイトナ Ref.16523NG SS×K18YG
製造年代 | 1988年~2000年 |
キャリバー | Cal.4030 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第1世代、初のコンビ、初の自動巻き、エル・プリメロ、サファイアクリスタル風防、100m防水 |
デイトナ Ref.16523NGは、同年に登場したRef.16523のシェルダイヤル・8Pダイヤモンドインデックスモデルです。
デイトナ Ref.116523 SS×K18YG
製造年代 | 2000年~2016年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第2世代、マニュファクチュール(完全自社製)ムーブメント、パワーリザーブ72時間、ロングセラー |
デイトナ Ref.116523は、2000年に登場したデイトナコンビの二代目モデルです。
オールステンレスモデルの五代目にあたるこの世代のデイトナは、デイトナで初めて完全自社製ムーブメントを搭載(マニュファクチュール化)した記念すべき世代です。
初のクロノグラフ完全自社製ムーブメントCal.4130は、ツインブリッジ構造による安定性・耐久性の向上や、パワーリザーブ72時間への延長など、スペック面でも大きく進化しました。エルプリメロから自社製ムーブメントへの変更に伴い、3つのインダイヤルの並びも変更となっています。
Ref.116523は約16年間製造されたロングセラーモデルで、インナーリングやルーレット刻印の追加、夜光塗料の変更などのマイナーチェンジが行われました。
デイトナ Ref.116523G SS×K18YG
製造年代 | 2000年~2016年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第2世代、マニュファクチュール(完全自社製)ムーブメント、パワーリザーブ72時間、ロングセラー |
デイトナ Ref.16523Gは、同年に登場したRef.116523の8Pダイヤモンドインデックスモデルです。
デイトナ Ref.116523NG SS×K18YG
製造年代 | 2000年~2016年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第2世代、マニュファクチュール(完全自社製)ムーブメント、パワーリザーブ72時間、ロングセラー |
デイトナ Ref.116523NGは、同年に登場したRef.116523のシェルダイヤル・8Pダイヤモンドインデックスモデルです。
デイトナ Ref.116523NR SS×K18YG
製造年代 | 2000年~2016年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第2世代、マニュファクチュール(完全自社製)ムーブメント、パワーリザーブ72時間、ロングセラー |
デイトナ Ref.116523NRは、同年に登場したRef.116523のシェルダイヤル・ローマンインデックスモデルです。
デイトナ Ref.116523NA SS×K18YG
製造年代 | 2000年~2016年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第2世代、マニュファクチュール(完全自社製)ムーブメント、パワーリザーブ72時間、ロングセラー |
デイトナ Ref.116523NAは、同年に登場したRef.116523のシェルダイヤル・アラビアインデックスモデルです。
デイトナ Ref.116503 SS×K18YG
製造年代 | 2016年~2023年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第3世代 |
デイトナ Ref.116503は、2016年に登場したデイトナコンビの三代目モデルです。
オールステンレスモデルの六代目にあたるこの世代のデイトナは、ロレックスが開発したセラミック素材である「セラクロムベゼル」を初めて採用したモデルとして話題となりました。また、リファレンスにLNなどベゼルカラーを表すアルファベットがついたのも特徴です。
コンビモデルであるRef.116503は、ベゼル素材はK18YG、ベゼルカラーもゴールドということで、ステンレスモデルのような変化はありませんが、タキメーターベゼルの印字は、太い書体となり力強い印象へと変わりました。
デイトナ Ref.116503GS S×K18YG
製造年代 | 2016年~2023年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第3世代 |
デイトナ Ref.116503Gは、同年に登場したRef.116503の8Pダイヤモンドインデックスモデルです。
デイトナ Ref.116503NG SS×K18YG
製造年代 | 2016年~2023年 |
キャリバー | Cal.4130 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第3世代 |
デイトナ Ref.116503NGは、同年に登場したRef.116503のシェルダイヤル・8Pダイヤモンドインデックスモデルです。2021年にシェル文字盤は廃盤となりました。
デイトナ Ref.126503 SS×K18YG
製造年代 | 2023年~ |
キャリバー | Cal.4131 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第4世代 |
デイトナ Ref.126503は、2023年に登場したデイトナコンビの四代目モデルです。
2023年はデイトナシリーズの60周年ということで、リニューアルが行われました。
ムーブメントの小改良、ベゼルやラグを小さく見せる工夫など、細かなアップデートが行われています。
デイトナ Ref.126503G SS×K18YG
製造年代 | 2023年~ |
キャリバー | Cal.4131 |
防水性能 | 100m |
ケース径 | 40mm |
ポイント | コンビ第4世代 |
デイトナ Ref.126503Gは、同年に登場したRef.126503の8Pダイヤモンドインデックスモデルです。Ref.126503にはシェルダイヤルはラインナップされていません。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではコスモグラフ デイトナを高価買取中!
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では、コスモグラフ デイトナを高価買取しております。
デイトナのコンビモデルは、オールステンレスほどではないにしても、高いリセールバリューを誇る人気モデルです。
大蔵屋でも、デイトナコンビを高価買取しておりますので、売却をご検討の方、まずは無料査定だけでもお試しください。お電話での簡易査定も承っておりますので、まずはご相談いただけますと幸いです。
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