ロレックス(ROLEX) ディープシーの歴代モデル一覧。金無垢モデルの歴史を完全網羅

ロレックスは、デイトナやサブマリーナなど、高い機能性と信頼性を誇るプロフェッショナルモデルで知られる高級時計ブランドです。同社は、単に高性能な時計を作るだけでなく、機能性とラグジュアリーさを両立させた時計作りを追求してきました。

ロレックスの「ディープシー(DEEPSEA)」は、一般向けのモデルとは一線を画す、プロフェッショナルダイバーズウォッチです。3,900mの防水性能を実現するため、特殊なケース構造や厚みのある風防ガラスなど、高度な技術が惜しみなく投入されています。そのサイズやスペックから、本格的なダイビングを楽しむ愛好家を中心に支持されています。

2024年、そんなディープシーに金無垢モデルが登場し、話題となりました。この記事では、ロレックスの本格的ダイバーズウォッチ「ディープシー」の金無垢モデルに焦点を当て、紹介していきます。

本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、仕様などについて事実と異なる可能性があります。そのため、本記事の情報は、あくまでも参考程度にご活用ください。

ロレックス ディープシーとは

最初に、ディープシーの特徴をご紹介します。

ロレックスダイバーズウォッチの歴史

ロレックスは、長年にわたりダイバーズウォッチを作り続けてきた老舗ブランドです。サブマリーナやシードゥエラーなど、数々の伝説的なモデルを生み出してきました。これらのモデルは、それぞれが異なる特徴を持ち、時代のニーズに応えて進化を遂げてきました。そして、その系譜を継ぐモデルとして誕生したのが「ディープシー」です。

ディープシーは、ロレックスが培ってきた技術と経験の集大成と言えるでしょう。サブマリーナの信頼性と、シードゥエラーの深海への挑戦精神を受け継ぎ、さらにそれを凌駕する性能を備えています。ディープシーを語るには、こうした過去のモデルを振り返ってみると、その魅力をより深く理解することができます。

ロレックスのダイバーズウォッチの歴史は、まさに技術革新と冒険の歴史と言えるでしょう。ディープシーは、その歴史の最新の章であり、未来への扉を開くモデルなのです。

それでは、ロレックスのダイバーズウォッチの歴史を紐解いていきましょう。

サブマリーナ

「海の王者、サブマリーナの誕生と進化」

1953年、ロレックスはダイバーズウォッチの概念を大きく変えるモデル、「サブマリーナ」を発表しました。100m防水を備え、回転ベゼルにより潜水時間を計測できる画期的な時計は、瞬く間にダイバーたちから支持を集めました。

しかし、深海探索の現場では、ヘリウムガスが時計内部に入り込み、膨張して風防を破損するといった事故が発生しました。この問題を解決するため、ロレックスはより高度な防水性能を持つ時計の開発に着手し、それがシードゥエラー誕生のきっかけとなりました。

「サブマリーナの多様なラインナップ」

サブマリーナは、その高い信頼性と洗練されたデザインから、ダイバーズウォッチの代名詞となりましたが、日常使いする人も数多くいるモデルです。そのため、スポーツモデルとしてだけでなく、金無垢素材などを使用したラグジュアリーなモデルもラインナップされており、幅広い層から愛されています。

シードゥエラー

「深海への挑戦、COMEXとの共同開発」

1967年、ロレックスはフランスの潜水専門会社COMEX(コメックス)と共同で、深海探検の新たな地平を切り開くモデル、「シードゥエラー」を発表しました。コメックスのダイバーが直面していた深海でのヘリウムガスによる問題を解決するため、ヘリウムエスケープバルブを搭載し、610m防水を実現しました。

「シードゥエラーの進化とプロフェッショナルモデルとしての地位」

シードゥエラーは、その後も進化を続け、深海探検の技術革新を牽引してきました。プロフェッショナルダイバーの厳しい要求に応えるべく、ケース素材や構造の改良が重ねられ、防水性能は1,220mに向上し、極限の環境下でも高い信頼性を誇るモデルとして確立されました。

2019年、シードゥエラーシリーズに、ステンレスとイエローゴールドを組み合わせた新たなモデルが追加。そのラインナップをさらに充実させました。

ディープシー

サブマリーナ、ディープシーを経て、2008年に登場したのが防水性能3,900mを誇るディープシーです。

ディープシースペシャルからディープシーへ

ディープシーの誕生には、半世紀以上前に極限の深海へ挑んだパイオニアモデル「ディープシースペシャル」が深く関わっています。

ディープシー誕生の礎「ディープシースペシャル」

現代のダイバーズウォッチの金字塔として君臨する「ディープシー」のルーツを辿ると、「ディープシースペシャル」という実験的なモデルに辿り着きます。

「ディープシースペシャルとは?」

ディープシースペシャルは、1950年代から1960年代にかけて、ロレックスが極限の深海におけるオイスターケースの防水性能を検証するために開発されたプロトタイプモデルです。正式な製品として販売されることはありませんでしたが、後のディープシー誕生の礎となる重要な役割を果たしました。

「ディープシースペシャルと1万メートル」

1960年、人類は深海の未知なる世界への扉を叩きました。スイスの海洋学者ジャック・ピカールとアメリカの海軍士官ドン・ウォルシュは、トリエステ号に乗り込み、マリアナ海溝チャレンジャー海淵への有人潜水に挑戦し、見事成功したのです。

この人類初の深海1万メートル超への挑戦に際し、ロレックスはトリエステ号の外側にディープシースペシャルを取り付け、その防水性能を極限状態でテストしました。ディープシースペシャルは、深海という極限環境下においても、その卓越した防水性能を証明し、見事に任務を達成しました。

「独特なルックスと機能性」

深海の水圧に耐えるため、ディープシースペシャルは通常の時計とは異なる特徴的なデザインを持っています。ドーム型に盛り上がった厚いサファイアクリスタルや、巨大なリューズなど、その外観はまるで潜水艇の計器を思わせます。機能は最小限に絞られ、防水性能に特化している点が特徴です。

「ディープシーへの継承」

ディープシースペシャルで培われた技術と経験は、後のディープシーの開発に大きく貢献しました。ディープシーは、ディープシースペシャルが証明したオイスターケースの卓越した防水性能を継承し、さらに進化を遂げ、「ディープシー」の名前を受け継いだのです。

ディープシー誕生の背景

2000年代初頭、時計業界は新たな章を迎えていました。パネライ(PANERAI) ルミノールに代表される、大型で厚みのあるケースが特徴的な「デカ厚」時計がトレンドとなり、より機能的でタフな時計を求める声が高まっていたのです。この流れは、単なるデザインの流行にとどまらず、時計が持つ機能性や耐久性に対する消費者の意識の高まりを如実に表していました。

時計のケースを厚くすることで、内部のムーブメントをより強固に保護し、高い防水性能を実現できるという技術的な側面も、このトレンドを後押ししました。ケース厚と防水性能は、時計の性能を左右する重要な要素であり、多くのメーカーがケース厚を増すことで、より高い防水性能を追求しました。

ロレックスもまた、この時代の変化を見逃すことなく、自社の技術力を結集してディープシーを開発しました。長年にわたって培ってきた時計製造のノウハウと、革新的な技術を融合させることで、ケース厚と防水性能の最適なバランスを実現。ディープシーのケースは、その最たる例と言えるでしょう。ケース厚だけでなく、ケース素材や内部構造に至るまで、細部にわたって緻密な設計が施され、深海という極限の環境下でも耐えうる高い防水性能を実現しています。

当時の時計業界では、スペック競争が激化しており、各メーカーがより高い防水性能や複雑な機能を搭載したモデルを発表していました。ロレックスもこの流れにあわせて、シードゥエラーを大幅に進化させたディープシーを開発したと考えられます。ディープシーは、単に防水性能を高めただけでなく、ロレックスが長年培ってきた時計製造技術の粋を集めた、まさにフラッグシップモデルと言えるでしょう。

ロレックスは、常に変動する時計トレンドを敏感に捉えつつ、顧客のニーズに応えるべく新たなモデルを開発しています。単に流行を追うのではなく、ロレックスが長年培ってきた高い技術力と品質基準をクリアした、高性能なモデルのみを世に送り出すことで、トレンドと性能の絶妙なバランスを実現しています。

ディープシーの特徴

ディープシーには、シードゥエラーより引き継いだ特徴に加え、ディープシー独自の特徴があります。

3,900m防水とリングロックシステム

ディープシーから採用された「リングロックシステム」は、単なる防水構造ではなく、高度な技術の結晶です。厚さ5.5mmのドーム型サファイアクリスタルガラス、窒素合金ステンレス製のセンターリング、グレード5チタン合金製の裏蓋という3つの主要パーツが、絶妙なバランスで組み合わされた三重構造となっています。

水圧が高まると、3つの主要パーツがお互いを締め付け合うように設計され、3トンもの水圧に耐えられる機構です。3,900mという圧倒的な防水性能は、このリングロックシステムがもたらしています。

ヘリウムエスケープバルブ

「飽和潜水とヘリウムガス」

飽和潜水は、潜水時間が長く、深い海での作業を可能にする潜水方法です。この方法では、潜水前にヘリウムガスを含む混合ガスを吸収することで、窒素酔いを防ぎます。しかし、ヘリウムガスは非常に小さな分子で、時計内部に侵入しやすいという性質があります。

「ヘリウムエスケープバルブの役割」

ヘリウムエスケープバルブは、潜水中に時計内部に侵入したヘリウムガスを、安全に外部に排出するための装置です。このバルブは、ケースの9時位置に設置されており、内部圧が上昇すると自動的に開き、ヘリウムガスを排出します。これにより、時計の破損を防ぎ、ダイバーの安全を確保します。

サイズと厚み

「装着感とデザインへの影響」

ディープシーの44mmの大型ケースと18mmの厚みは、腕に存在感を与える一方で、装着感に影響を与える可能性があります。しかし、ロレックスは、人間工学に基づいた設計によって、快適な装着感を実現しています。また、大型ケースは、内部に複雑な機構を搭載するためのスペースを確保し、高い防水性能を実現するために不可欠な要素でもあります。

デザイン面においては、大型ケースは力強さやスポーティな印象を与え、ディープシーのアイデンティティを確立しています。

「5.5mmのドーム型風防」

ディープシーには、5.5mmという非常に厚いドーム型の風防が採用されています。この厚みは、単なるデザインの要素ではなく、高い防水性能を実現するために不可欠な要素です。

「厚みによる強度増強」

風防を厚くすることで、外部からの衝撃や圧力に耐える強度が大幅に向上します。特に、深海という高圧環境下では、風防が変形したり破損したりするリスクが高まります。ディープシーの厚い風防は、このような過酷な環境下でも、時計内部をしっかりと保護する役割を果たしています。

「ドーム型形状による水圧の分散」

ドーム型の形状は、平面の風防に比べて、水圧をより広い範囲に分散させる効果があります。これにより、風防にかかる圧力を軽減し、破損のリスクを低減します。また、ドーム型は、光の反射を抑え、視認性を高める効果もあります。

グライドロックエクステンションシステム

グライドロックエクステンションシステムは、ダイバーズウォッチとして非常に便利な機能です。ウェットスーツの上からでも簡単にブレスレットの長さを調整できるため、潜水中の快適性を高めます。また、温度変化による腕の膨張にも対応できるため、長時間の水中作業でも快適に着用することができます。

ディープシーには、3,900mという圧倒的な防水性能、リングロックシステム、ヘリウムエスケープバルブなど、数多くの魅力が詰まっています。これらの特徴は、ロレックスが常に技術革新を追求し、最高の時計を作り出すという姿勢を象徴しています。

ディープシー 歴代金無垢モデル年表

ディープシーの金無垢モデルは、現時点で1モデルのみです。

※記載している情報は、事実とは異なる場合がございます。あくまでも参考程度にご覧ください。

モデル年代ムーブメント素材
シードゥエラー ディープシー Ref.136668LB2024年~Cal.3235K18YG

ディープシー 歴代金無垢モデル一覧

ディープシー 歴代金無垢モデルを紹介します。

ディープシー Ref.136668LB K18YG

製造年代2024年~
キャリバーCal.3235
防水性能3900m
ケース径44mm
ポイント初代金無垢ディープシー、初のブルーセラミックベゼル、初のブルーダイヤル

ディープシー Ref.136668LBは、2024年に登場したディープシー初代金無垢モデルです。

Ref.136668LBは、ロレックス ディープシーシリーズにおいて、異彩を放つラグジュアリーモデルとして誕生しました。ステンレススチールモデルが主流のディープシーシリーズの中で、K18YG(18金イエローゴールド)を採用した初のモデルであり、その重厚感と高級感は、多くの時計愛好家を魅了しています。

Ref.136668LBの特徴

「ディープシー初の金無垢モデル」

Ref.136668LBは、ステンレススチールモデルが主流のディープシーシリーズにおいて、イエローゴールドをケースとブレスレットに惜しみなく使用した初のモデルです。この贅沢な素材の採用により、ディープシーは、深海探検のイメージから一転、ラグジュアリーな世界へと足を踏み入れました。

「深淵を思わせるブルーダイヤル」

Ref.136668LBのダイヤルは、深海を思わせる深いブルー一色で統一されています。この深みのあるブルーは、光の当たり方によって様々な表情を見せ、見る者を深海の神秘的な世界へと誘います。

今のところ、ディープシーで人気の高いDブルーダイヤルは採用されていません。代わりに、より落ち着いた印象の単色のブルーダイヤルが採用されていますが、今後もステンレスモデルとの差別化のため、Dブルーダイヤルは採用されないのでしょうか。

「ブルーセラミックベゼル」

Ref.136668LBのベゼルには、深海を連想させる鮮やかなブルーのセラミックが採用され、モデル全体の印象を大きく変えています。ディープシー、シードゥエラーシリーズにおいて、ブラック以外のベゼルカラーは初となる試みで、シリーズの新たな可能性を示唆しています。

「ロレックス史上屈指の重量感」

Ref.136668LBの重量は、322g。44mmの大型サイズとイエローゴールドの採用により、ロレックスの中でも最も重いモデルの一つに数えられます。その重厚感は、手首につけた時の存在感を際立たせ、所有する喜びを満たしてくれます。

「文字盤表記の変更」

従来の「SEA-DWELLER」の表記がなくなり、「DEEPSEA」の表記のみが大きく表示されています。この変更は、ディープシーが、シードゥエラーシリーズから独立したことを意味しているのかもしれません。

「重厚感と高級感の融合」

大型ケースとイエローゴールドの組み合わせにより、圧倒的な重厚感と高級感を両立しています。44mmの金無垢時計は中々ありませんので、存在感は抜群です。そのゴージャスさゆえ、使用シーンは選ぶかもしれません。

ディープシー Ref.136668LBの魅力

Ref.136668LBは、ロレックス ディープシーシリーズの中でも、特にラグジュアリーなモデルとして位置付けられます。その重厚感と高級感は、他のモデルとは一線を画す存在感を放ち、多くの時計愛好家から支持されています。ディープシーの持つ高い機能性と、イエローゴールドの輝きを兼ね備えた、まさに特別な一本と言えるでしょう。

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではディープシー 金無垢モデルを高価買取中!

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では、ディープシーを高価買取しております。

ロレックス ディープシー Ref.136668LBは、3,900mの防水性能というプロフェッショナルな機能性を備えながら、イエローゴールド金無垢のラグジュアリーな美しさを兼ね備えた、まさに唯一無二のダイバーズウォッチです。44mmの大型ケースと、320gを超える重量は、腕に確かな存在感をもたらし、特別な時間を演出します。Ref.136668LBはまだまだ市場に出回っていないモデルで、その希少性から非常に高いリセールバリューとなっております。

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