
プラチナは、金と並んで高い人気を持つ貴金属で、ジュエリーや資産として世界中で利用されている金属です。
特に金よりも比重が高く、同じ体積でもより重さを感じやすい特徴があります。
一口にプラチナといっても、Pt999・Pt950・Pt900・Pt850といった純度の違いがあり、それぞれ性質や価値の考え方が異なります。
プラチナの比重は約21.45です。これは水を1とした重さの比率で、金(約19.3)よりも高い数値を持つ金属として知られています。
ジュエリーや貴金属の価値を理解するうえで、比重は重要な基礎知識のひとつです。
比重は金属の重さと体積の関係を示す指標で、プラチナの純度や割金の違いによって同じ体積でもより重さを感じやすい性質があります。。
この記事では、プラチナについて、純度や割金の考え方を整理しながら、比重の目安や査定時の見方について分かりやすく解説します。
これからプラチナ製品の売却や査定を検討している方にも、基礎知識として役立つ内容です。
※この記事の内容は一般的な参考情報としてご覧ください。
この記事でわかること
・プラチナの純度(Pt999・Pt950・Pt900・Pt850)の違い
・プラチナの純度と千分率の関係
・プラチナの純度ごとの比重の目安
・プラチナの比重と純度の関係
・同じ重さでも体積が変わる理由
・プラチナ製品の刻印やホールマークの基礎知識
プラチナの比重とは?数値はいくつ?特徴を解説

プラチナの比重は約21.45で、金属の中でも非常に重い金属のひとつです。
比重は密度と似た概念ですが、水を基準とした相対的な数値で表される点が特徴です。
プラチナは金と並んで価値の高い貴金属として知られており、ジュエリーや資産として世界中で利用されています。
その特徴のひとつが、金属の中でも「比重が非常に高いこと」です。
プラチナは金(約19.3)よりも比重が高く、同じ体積でもより重く感じられるのが特徴です。
銀(約10.5)と比べると約2倍の重さがあり、金属の中でも非常に密度の高い素材といえます。
そのため、同じ大きさの金属でも他の金属より重く感じられるのが特徴です。
プラチナの比重とは、一定の体積に対してどれだけの重さがあるかを示す指標です。
プラチナは非常に比重の高い金属ですが、純度によって比重は変化します。
プラチナは原子量が大きく、原子が非常に密に詰まった構造を持っています。
そのため、同じ体積の金属と比べても重量が大きくなり、比重は約21.45という非常に高い値になります。
プラチナの純度とは?Pt999・Pt950・Pt900・Pt850の違い


プラチナの純度とは、製品に含まれるプラチナの割合を示すものです。
日本国内ではPt900やPt850といった表記が一般的ですが、これらは千分率(1000分率)で純度を表したものです。
例えば、Pt900は900/1000、つまり約90%がプラチナで構成されていることを意味します。
一般的にプラチナ製品には「Pt999」「Pt950」「Pt900」「Pt850」などの表記があり、それぞれ含有量が異なります。
Pt900の場合は、全体の約90%がプラチナで、残りの約10%は他の金属(割金)が含まれています。
プラチナは柔らかい性質を持つため、強度や加工性を高める目的でパラジウムやルテニウムなどの金属が加えられることがあります。
プラチナの比重とは?純度によって変わる理由
プラチナの比重とは、一定の体積に対してどれだけの重さがあるかを示す指標です。
プラチナは非常に比重の高い金属であり、純プラチナ(Pt999)の比重は約21.45とされています。
これは金(約19.3)よりも重く、貴金属の中でもトップクラスの数値です。
そのため、同じ大きさのジュエリーでもプラチナ製品は手に取ったときに強い重量感を感じやすい特徴があります。
このような重さの違いは、見た目では判断しにくい素材の判別にも役立ち、査定時の参考情報として活用されることがあります。
プラチナは原子が非常に密に詰まった構造を持つため、重量が大きくなりますが、ジュエリーの場合は純プラチナではなく、他の金属を混ぜた合金が使われることが一般的です。
そのため、プラチナは純度によって比重が変化します。
・Pt999(純プラチナ) → 比重が最も高い
・Pt950 → 純度がやや下がり比重も低下
・Pt900 → さらに比重が低くなる
・Pt850 → 割金が多くなり、比重は低くなる
純度が高いほど比重は高くなり、割金の割合が増えるにつれて比重は低くなる傾向があります。
これは、割金として使用されるパラジウムやルテニウムなどが、プラチナよりも比重の低い金属であるためです。
プラチナの比重はいくつ?

プラチナの比重は約21.45です。
プラチナは金よりも比重が高く、貴金属の中でも特に重い金属として知られています。
これは同じ体積の水と比較したときの重さの比率を表しており、水の約21.45倍の重さがあることを意味します。
この数値は金(約19.3)よりも高く、貴金属の中でも非常に大きい値です。
鉄(約7.8)や銅(約8.9)などの一般的な金属と比べても、プラチナが非常に重い金属であることがわかります。
プラチナの比重はなぜ重いのか?重さの理由

プラチナは原子番号78の元素で、原子自体が非常に重い金属です。
さらに金属結晶の構造が非常に密に詰まっているため、同じ体積でも多くの原子が含まれます。
そのためプラチナの比重は約21.45という非常に大きな数値になります。
金(約19.3)よりも重く、鉄(約7.8)や銅(約8.9)などの一般的な金属と比べても、プラチナが非常に重い金属であることがわかります。
このような重量の違いは、見た目では判断しにくい素材の判別にも活用されており、買取査定においても重要なポイントになります。
プラチナの純度と千分率(Pt999・Pt900・Pt850など)
プラチナの純度は、Pt(プラチナ)に続く数値で表され、これは千分率(1000分率)によって示されています。
千分率とは、プラチナの含有率を1000分のいくつかで表したもので、例えばPt900は900/1000、つまり約90%がプラチナで構成されていることを意味します。
同様に、Pt850は約85%、Pt999は99.9%以上の純度を示します。
金の場合はK(カラット)表記と千分率が併用されますが、プラチナは一般的にPt表記のみで純度が分かるのが特徴です。
そのため、刻印を見ることでおおよその純度を把握することができ、査定や買取の際にも重要な判断材料のひとつとなります。
プラチナ製品の刻印とホールマーク|品位を証明するマーク
プラチナ製品には、純度や品位を示す刻印が入っていることがあります。
これらは一般的に刻印やホールマークと呼ばれ、プラチナをはじめとする貴金属製品の品位を示すためのマークです。
プラチナの純度を判断する際には、この刻印やホールマークが重要な手がかりになります。
Pt999やPt900、Pt850といった表記は、それぞれプラチナの含有率を示しており、刻印を見ることでおおよその純度を確認することができます。
日本では造幣局が行う貴金属製品品位証明制度があり、検査に合格した製品には、日の丸のマークとともに純度を示す刻印が打たれることがあります。
なお、海外の銀製品では、ヨーロッパを中心に「CCM(コモンコントロールマーク/Common Control Mark)」と呼ばれる共通のホールマークが使用されている場合があります。
これは1972年に締結されたホールマーク条約(ウィーン条約)に基づき、加盟国間で貴金属製品の品位を共通の基準で証明するための刻印です。
CCMが刻印されている製品は、一定の基準を満たした品質であることを示す目安となりますが、銀製品では必ずしもすべてに付けられているわけではありません。
製品によっては、Pt950やPt900といった表記に加え、950や900といった千分率のみの刻印が使われることもあります。
※ホールマークについて詳しくは「貴金属製品のホールマーク(品位証明の刻印)について」の記事で詳しく解説しています。
| 品位 | 日本の照明記号 | CCMの照明記号 |
| Pt999 | ![]() | ![]() |
| Pt950 | ![]() | ![]() |
| Pt900 | ![]() | ![]() |
| Pt850 | ![]() | ![]() |
ただし、刻印はあくまで目安であり、古い製品や海外製品では表記方法が異なる場合もあります。
そのため、実際の査定では刻印だけで判断するのではなく、比重測定やX線分析などを組み合わせて確認することが重要です。
プラチナの純度別の比重一覧(目安)
プラチナの比重は、純度によって変化します。
プラチナの含有率が高いほど比重は高くなり、純度が下がるにつれて割金の影響を受け、比重は低くなる傾向があります。
代表的なプラチナの純度ごとの比重の目安は次の通りです。
実際の製品では、割金の種類や配合割合によって数値に差が生じるため、比重はあくまで参考値としてご覧ください。
買取や査定の現場では、比重の数値が理論値と完全に一致するかどうかではなく、どの純度の比重に近いかを判断の目安として使用します。
比重はプラチナの純度を見極めるための重要な要素のひとつですが、刻印や見た目、必要に応じた成分分析などとあわせて、総合的に判断することが大切です。
プラチナは千分率で表されることが多いため、刻印の数値とあわせて確認することで純度の目安が分かります。
以下は、代表的なプラチナの純度ごとの比重の目安です。
| 千分率 | 純度 | 比重(目安) |
| 999 | 99.9% | 約21.45 |
| 950 | 95.0% | 約20.5~21.4 |
| 900 | 90.0% | 約19.5~20.5 |
| 850 | 85.0% | 約18.5〜19.5 |
プラチナは純度が高いほど比重も高くなる傾向があり、Pt999に近づくほど重量感が増します。
一方で、Pt900やPt850のように割金の割合が増えると比重はやや低くなり、強度や加工性が向上します。
そのため、比重を測定することでおおよその純度を推定できる場合がありますが、実際の査定では刻印や成分分析などとあわせて総合的に判断されます。
Pt900・Pt850がジュエリーに多く使われる理由

Pt900やPt850は、プラチナの含有率と強度のバランスに優れた素材です。
純プラチナ(Pt999)は柔らかいため、日常使いのジュエリーには傷や変形が生じやすい特徴があります。
Pt900は約90%、Pt850は約85%がプラチナで構成されており、残りにパラジウムなどの金属を加えることで強度が高められています。
そのため、リングやネックレスなどのジュエリーとして扱いやすく、日常使用にも適しています。
特にPt900は適度な重厚感と耐久性を兼ね備えており、日本のジュエリーで広く採用されています。
一方、Pt850は強度と軽さのバランスが良く、チェーンやネックレスに多く使われる傾向があります。
Pt950が海外ジュエリーで多く使われる理由

Pt950はプラチナの含有率が約95%と高く、純度の高さと美しさを重視する海外ジュエリーで多く採用されています。
特に欧米ブランドでは「高純度=高品質」という価値観が強く、Pt950がスタンダードとされているケースが一般的です。
また、Pt950はPt900よりもプラチナの割合が高いため、色味や質感においてより純粋なプラチナの風合いを感じられるのも特徴です。
その一方で、強度はやや低くなるため、用途やデザインに応じて使い分けられています。
プラチナの純度別の比較
| 項目 | Pt950 | Pt900 | Pt850 |
| プラチナ純度 | 95.0% | 90.0% | 85.0% |
| 比重(目安) | 約20.5~21.4 | 約19.5~20.5 | 約18.5〜19.5 |
| 重量感 | より重い | やや重い | 比較的軽い |
| 強度 | やや柔らかい | 強度が高い | さらに強度が高い |
| 主な用途 | 高級ジュエリー・海外ブランド | 日本の一般ジュエリー | チェーン・ネックレス |
| 特徴 | 純度が高く美しい | 実用性と耐久性に優れる | 軽さと強度のバランスが良い |
Pt950は純度が高くプラチナ本来の美しさを重視した素材で、海外ブランドや高級ジュエリーに多く採用されています。
Pt900は強度と耐久性に優れており、日本では日常使いのジュエリーとして広く使用されています。
Pt850は強度と軽さのバランスが良く、特にチェーンやネックレスに多く使われる傾向があります。
このように、それぞれの純度には特徴があり、用途や重視するポイントによって選ばれる素材が異なります。
どの純度が適しているかは用途や目的によって異なるため、判断に迷う場合は専門店での相談もおすすめです。
プラチナ 同じ重さでの体積の違い
同じ重さ10gの場合の体積比較(プラチナの純度別)
プラチナは純度によって含まれるプラチナの割合が異なるため、同じ重さでも体積に違いが生まれます。
純度が高いほどプラチナの含有率が多くなり比重が高くなるため、同じ重さでも体積は小さくなります。
反対に、純度が低くなるとパラジウムやルテニウムなどの割金の割合が増えるため比重が下がり、同じ重さでも体積は大きくなります。
下の図は、同じ重さ(例:10g)の場合に、プラチナの純度によってどの程度体積が変わるかを比較したものです。
比重が高いほど同じ重さでも体積は小さくなり、純度が下がるほど体積は大きくなります。

| 千分率 | グラム÷比重=体積 |
| 水|基準 比重1.00 | 10÷1.00=10.00cm³ |
| Pt999(純プラチナ) 比重 21.45 | 10 ÷ 21.45 = 0.4662 cm³ |
| Pt950 比重 20.80(目安) | 10 ÷ 20.80 = 0.4808 cm³ |
| Pt900 比重 20.00(目安) | 10 ÷ 20.00 = 0.5000 cm³ |
| Pt850 比重 19.00(目安) | 10 ÷ 19.00 = 0.5263 cm³ |
プラチナは金よりも比重が高いため、同じ重さでもより体積が小さくなる傾向があります。
そのため、見た目が似ている金属でも、重さと体積の違いから素材を見分ける手がかりになることがあります。
同じ体積(10cm³)の場合の重さ比較(プラチナの純度別)
このように、同じ重さでもプラチナの純度によって体積には違いが生まれます。
プラチナは比重が高いため、純度が高いほど同じ体積でも重くなるのが特徴です。
次に、同じ体積の場合に重さがどのように変わるかを見ていきます。

| 千分率 | 比重×体積=グラム |
| 水|基準 比重1.00 | 1.00×10cm³=10.00g |
| Pt999(純プラチナ) 比重 21.45 | 21.45 × 10cm³ = 214.50g |
| Pt950 比重 20.80(目安) | 20.80 × 10cm³ = 208.00g |
| Pt900 比重 20.00(目安) | 20.00 × 10cm³ = 200.00g |
| Pt850 比重 19.00(目安) | 19.00 × 10cm³ = 190.00g |
プラチナは金よりも比重が高いため、同じ体積でもより重くなるのが特徴です。
特にPt999に近づくほど重量は大きくなり、純度が下がるにつれてやや軽くなる傾向があります。
プラチナの純度別の特徴と比重
代表的なプラチナの純度ごとの特徴と比重の目安をまとめると、次の通りです。
Pt999(純プラチナ)の特徴と比重

・純度:99.9%以上
・一般的な比重(目安):約21.45
Pt999は純度99.9%以上のプラチナを指し、「純プラチナ」とも呼ばれます。
割金(他の金属)をほとんど含まないため、プラチナ本来の色味と重さを持ち、比重も非常に高くなります。
一方で、柔らかく傷がつきやすいため、ジュエリーよりもインゴットや資産用途として用いられることが一般的です。
Pt950の特徴と比重

・純度:95.0%
・一般的な比重(目安):約20.5〜21.4
Pt950は、プラチナの含有率が約95%の高純度な素材です。
純プラチナに近い性質を持ちながら、わずかに割金を含むことで、強度が補われています。
比重も非常に高く、純プラチナに近い重量感を持つのが特徴です。
主に海外ブランドや高級ジュエリーに多く使用されています。
Pt900の特徴と比重

・純度:90.0%
・一般的な比重(目安):約19.5〜20.5
Pt900は、プラチナの含有率が約90%の合金で、日本のジュエリーで最も一般的に使用されている素材です。
割金の割合が増えることで強度が高くなり、日常使いのリングやネックレスに適しています。
比重はPt950よりやや低くなりますが、十分な重量感がありプラチナらしさを感じられます。
Pt850の特徴と比重

・純度:85.0%
・一般的な比重(目安):約18.5〜19.5
Pt850は、プラチナの含有率が約85%の合金で、主にチェーンやネックレスに多く使用される素材です。
割金の割合が増えることで強度と耐久性が高まり、細く繊細なデザインにも対応しやすいのが特徴です。
比重は他のプラチナ素材と比べてやや低くなりますが、実用性に優れたバランスの良い素材といえます。
プラチナの比重と買取・価値の考え方

プラチナ製品の比重は、あくまで素材の特徴を理解するための目安です。
実際のジュエリーでは、純プラチナ(Pt999)がそのまま使われることは少なく、強度を高めるためにPt900やPt850などの合金として加工されていることが一般的です。
そのため、比重だけで正確な素材や価値を判断することはできません。
買取の現場では、比重に加えて刻印や純度、製品の状態、必要に応じて成分分析などもあわせて確認し、総合的に判断することが重要になります。
比重はプラチナの判別の目安になる
プラチナは比重が非常に高い金属であるため、重さからある程度素材を推測することができます。
例えば同じ大きさの金属でも、プラチナは金(約19.3)や鉄、銅などの一般的な金属よりも重く感じられるのが特徴です。
そのため貴金属の査定では、比重を測定して素材の目安を判断する方法が参考として使われることがあります。
プラチナの比重の測り方|実務で使われる方法
プラチナ製品の比重は、理論上は計算式で求めることができますが、実際の買取や査定の現場では、専用の方法や機器を使って測定されます。
ここでは、実務で使われてきた代表的な測り方をご紹介します。
プラチナの比重の測定方法(水中置換法)
従来は「水中置換法(液中秤量法)」と呼ばれる方法で、秤で空気中の重さを測った後、水を入れた容器に糸などで吊るして水中の重さを測定し、手計算で比重を算出する方法が一般的でした。
まず、プラチナ製品を秤に載せて、空気中での重さを計測します。
次に、水を入れたビーカーなどの容器を秤に載せ、秤の表示を0g(風袋引き)に調整します。
その状態で、底や壁に触れないようにして、完全に水中に沈めた状態で重さを計測します。
この2つの数値をもとに、「空気中での重量 ÷(空気中の重量 − 水中の重量)」という計算を行い、比重を算出します。

この方法は理論的に正しく、長年使われてきましたが、
・糸で吊るす手間がかかる
・計測や計算に時間がかかる
・人によって誤差が出やすい
といった点がありました。
金の比重測定の計算と誤差の考え方(10gを例に)
| 千分率 | 空中重量 | 水中重量 | 浮力計算 | 計算式(比重) |
| Pt999(純プラチナ) | 10.00g | 約9.53g | 10 - 9.53 = 0.47 | 10 ÷ 0.47 = 21.28 |
| Pt950 | 10.00g | 約9.52g | 10 - 9.52 = 0.48 | 10 ÷ 0.48 = 20.83 |
| Pt900 | 10.00g | 約9.50g | 10 - 9.50 = 0.50 | 10 ÷ 0.50 = 20.00 |
| Pt850 | 10.00g | 約9.47g | 10 - 9.47 = 0.53 | 10 ÷ 0.53 = 18.87 |
比重測定では、空中での重さと水中での重さをそれぞれ計測しますが、どちらの計測においても、秤の表示単位や測定条件の影響を受けます。
そのため、空中計測・水中計測の数値がいずれも「.0」や「.00」でそろい、計算結果が理論上の比重とぴったり一致することは、実際にはほとんどありません。
実務の現場では、計算結果が完全に一致するかどうかではなく、どのプラチナの純度に近い数値が出ているかを目安として判断します。
わずかな誤差は測定上自然に生じるものであり、比重はあくまで参考値として捉えることが重要です。
貴金属テスター(比重計)によるプラチナの測定方法
近年では、貴金属テスター(貴金属比重計)を使った測定が主流になっています。

貴金属比重計によるプラチナの比重測定は、基本的な仕組みは従来の水中置換法と同じで、
・空気中での重さ
・水中での重さ
をそれぞれ計測します。
ただし、比重計が自動で計算を行ってくれるため、糸で吊るす手間や計算ミスがなく、短時間で結果を確認できるのが特徴です。
操作が簡単で一定の精度が保てることから、現在の買取現場では広く利用されています。
比重測定が難しいプラチナ製品について
すべてのプラチナ製品が比重測定に適しているわけではありません。
比重測定は素材を判断する参考になりますが、合金の構成や製品の構造によっては正確な判断が難しいことがあります。



宝石付きや中空構造、編み込みのある製品では、水中で空気が残ることで押しのけられた水量にズレが生じ、正確な比重計算が難しくなります。
そのため、このような製品では比重だけで素材や価値を判断することは難しく、刻印の確認や成分分析など他の方法と併用することが重要です。
見た目では判断が難しい製品や正確な価値を知りたい場合は、複数の方法で確認できる専門店での査定がおすすめです。
特に刻印が不明な製品や本物かどうか判断が難しい場合は、精度の高い機器を備えた店舗での確認が安心です。
X線分析装置による素材判定|大蔵屋の強み
X線分析装置(蛍光X線分析装置)は高額な設備のため、現在でもすべての買取店に普及しているわけではありません。
多くの現場では、比重測定や刻印確認を中心に査定が行われています。

比重測定はプラチナの種類や純度を判断するための有効な方法ですが、すべての製品を正確に判断できるわけではありません。
中空構造のジュエリーや複数の金属が組み合わさったコンビ製品などでは、比重だけでは判断が難しい場合があります。
大蔵屋では、こうした製品に対してX線分析装置を使用し、金属の成分や純度を確認しながら査定を行っています。
プラチナの含有率や割金の種類まで把握できるため、見た目や重さだけに頼らない、より精度の高い査定が可能です。
比重測定・刻印確認・成分分析といった複数の方法を組み合わせることで、素材の状態に応じた適切な判断を行っています。
プラチナの比重でわかること|判断の目安
比重は、プラチナ製品の素材の違いや重さの目安をつかむうえで役立ちますが、万能ではありません。
同じ大きさの製品でも、プラチナは金や銀などの金属よりも重く感じられるのが特徴です。
・重さがある場合 → プラチナなど比重の高い金属の可能性が考えられます
・軽く感じる場合 → 純度や素材の違いが影響している可能性があります
・数値にばらつきがある場合 → 製品の構造や宝石の有無などが影響していることがあります
このように、比重からある程度の傾向を把握することはできますが、あくまで目安のひとつです。
正確な素材や価値を判断するためには、刻印や成分分析など複数の方法をあわせて確認することが重要です。
刻印やデザインも確認することが重要

比重はあくまで目安であり、実際の価値を知るには、製品に刻印されている純度表示や、プラチナの含有率、デザインなどもあわせて確認する必要があります。
特にジュエリーの場合は、ブランドやデザイン、状態によっても価値が大きく変わるため、比重だけで判断するのは適切ではありません。
構造や素材によっては正確に測定できない場合がある

中空構造のジュエリーや宝石が付いた製品、複数の金属が組み合わさったコンビ製品などは、比重測定だけでは正確な判断が難しい場合があります。
このような場合は、比重測定に加えて刻印の確認や成分分析など、複数の方法を組み合わせて判断することが重要です。
大蔵屋では、比重測定に加え、X線分析装置を用いて素材の成分を確認しながら査定を行っています。
比重だけでは判断が難しいお品物についても、安心してご相談ください。
まとめ|プラチナの比重でわかること
プラチナの比重は約21.45とされており、金(約19.3)よりも重く、貴金属の中でも非常に重い部類に入ります。
純度や割金の種類によって比重は変化しますが、重さや比重の違いを理解することで、プラチナ製品の特徴をより深く知ることができます。
比重測定はプラチナの素材を判断するための参考情報として利用されますが、刻印や製品の構造、宝石の有無などによって正確な判断が難しい場合もあります。
そのため実際の査定では、比重だけでなく刻印や純度、必要に応じた成分分析などをあわせて総合的に確認することが重要です。
プラチナはジュエリーとして高い人気を持つ貴金属であり、比重や純度の知識を知っておくことで、製品選びや価値の理解にも役立ちます。
本記事が、プラチナの比重や特徴を知るための参考になれば幸いです。
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