こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
世界4大宝石の中で、ダイヤモンドに次ぐ知名度があるエメラルド。
エメラルドは、美しい緑色とエメラルドカットと呼ばれる独特な形状で、一度見たら忘れられないインパクトがあります。
この記事では、エメラルドにまつわる魅力や基礎知識についてご紹介します。 ※あくまで参考程度にご覧ください。
エメラルドの魅力
エメラルドの最大の魅力は、その美しい緑色です。
エメラルドは、ベリリウム、アルミニウム、ケイ素、酸素の4元素から構成される鉱物「ベリル」の一種であり、ベリルの中で、緑色を帯びているものがエメラルドです。
ベリルには、アクアマリン(青緑色)、モルガナイト(ピンク色)、ヘリオドール(黄色)など、さまざまな色の宝石があり、ベリルにクロムやバナジウムなどの微量元素が含まれることで、鮮やかな緑色を帯びたエメラルドとなります。
エメラルドグリーンという形容詞にもなっている美しい緑色は、太古の昔から多くの人々を魅了してきました。
次の項目では、エメラルドの基礎知識として、様々な観点からエメラルドの魅力を解説いたします。
エメラルドの基礎知識
エメラルドは太古の昔から、様々な文明において珍重されてきた宝石です。
ここでは、エメラルドにまつわる基礎知識を紹介します。
エメラルドの名前の由来
エメラルドの名前は、「緑色の宝石」を意味するラテン語「スマラグドス(smaragdos)」がフランス語の「エメラルド(esmeraude)」となり、英語の「エメラルド(emerald)」に変化したと言われています。
エメラルドカットについて
エメラルドといえば「エメラルドカット」と呼ばれる形が印象的な宝石です。
エメラルドカットはステップカットの一種です。
宝石のステップカットとは、以下の特徴を持つカットのことを指します。
・外周が四角形もしくは角を落とした四角形
・ファセットが側面のガードルに対し平行にカットされている
側面からみると、下部が階段(ステップ)状に見えることから、ステップカットと名付けられました。ステップカットは、ブリリアントカットに次ぐメジャーなカッティングスタイルで、別名「トラップカット」とも呼ばれます。
ブリリアントカットは動的な輝きを放つのに対し、ステップカットは左右対称の平行面が魅せる静的な輝きが特徴です。
エメラルドカットは、四隅の角を落として八角形に加工されています。角を落とすことで、加工の際の圧力を減らし、エメラルドが欠けるのを防ぐ目的で開発されました。
現在は様々なカッティングスタイルで親しまれているエメラルドですが、エメラルドといえばエメラルドカットというイメージはまだまだ健在です。
エンハンスメントとノンオイルエメラルドについて
市場に出回っているエメラルドの90%以上は含浸処理と呼ばれるエンハンスメントが施されています。
エンハンスメントとは、含浸処理や加熱処理を用いて宝石の亀裂などを目立ちにくくする処理です。
宝石の種類によっては含浸処理を行うと価値が下がってしまうものがありますが、エメラルドの場合は、無色のオイルや樹脂を染み込ませる含浸処理が施される事が「当たり前」となっています。
含浸処理がされていることを前提とした価値となっているので、含浸処理が施されているからといって金銭的価値が下がってしまうということはありません。
市場ではノンオイルエメラルド・ノーオイルエメラルドというエメラルドも存在しますが、これらのエメラルドは含浸処理を行わずとも美しいエメラルドを指しています。ノンオイルエメラルドは希少性が高いため、通常のエメラルドより高値で取引されています。
エメラルドの超音波洗浄はNG
前述のとおり市場に出回っているエメラルドの90%以上は含浸処理が施されています。
エメラルドを超音波洗浄すると、含浸処理したオイルや樹脂が溶け出してしまうことがありますので、超音波洗浄はしないようにしましょう。
エメラルドと歴史的人物
エメラルドは紀元前より、多くの権力者に愛されてきた宝石として知られています。
エメラルドとクレオパトラ
エメラルドは約3000年続いた古代エジプトにおいても珍重されていました。
古代エジプトにおいて最も有名な女王といえばクレオパトラですが、クレオパトラもエメラルドを愛用していたことで有名です。
クレオパトラは、エメラルドを宝飾品として身につけるだけでなく、粉末にしたエメラルドをアイシャドーとして使用していたという逸話も。エメラルドは、絶世の美女と言われているクレオパトラの美しさを引き立てるのに一役買っていたのかもしれません。
クレオパトラのエメラルド愛は留まることを知らず、「クレオパトラ鉱山」と名付けたエメラルド鉱山を所有していたとのこと。
エメラルドは稀代の王女をも虜にする魅力がある宝石ということですね。
エメラルドとアレキサンダー大王
古代マケドニアの王で、広大な帝国を築いたことで知られるアレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)もエメラルドに魅了されていた人物の一人です。
アレキサンダー大王はエメラルドを守護石として崇め、大粒のエメラルドを持って戦に挑んでいたそうです。
エメラルドの緑の炎は、戦の神をも魅了していたのですね。 エメラルドは、紀元前4000年頃の古代バビロニアにおいても特別な宝石として取引されていたことから、とても歴史のある宝石といえます
エメラルドの和名は「翠玉」「緑玉」
エメラルドの和名は「翠玉」「緑玉」です。
翠と緑はどちらにも「みどり」という意味がありますが、エメラルドグリーンを表すのであれば青緑色に近い「翠」の方があっているように感じますね。
エメラルドの硬度は「7.5~8」
エメラルドの硬度は、モース硬度で7.5~8です。ダイヤモンドの硬度が10なので、エメラルドの硬度は十分に高いと言えます。
しかし、じん性が低く、強度やねばり強さがないため、割れやすいという特徴があります。そのため、デリケートな宝石と言えます。
モース硬度のより詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
エメラルドは「5月の誕生石」
エメラルドは5月の誕生石です。
誕生石とは、生まれた月にちなんでつけられる宝石のことで、5月の誕生石には、エメラルドによく似た石である翡翠(ひすい)もあります。
誕生石のより詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
エメラルドの主な原産地は「コロンビア・ザンビア・ジンバブエ」
エメラルドの主な原産地は「コロンビア」「ザンビア」「ジンバブエ」です。
エメラルドの産出量は、コロンビアが世界シェア50~60%と最も多く、次いでザンビアが20%となっています。
産地によってエメラルドの色や状態が異なり、コロンビア産はエメラルドカットにされることが多く、ザンビア産はオーバルカットになることが多いなど、それぞれに特徴があるようです。
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