
こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
金は、貴金属の中でも特に身近で、ジュエリーや資産として世界中で利用されている金属です。
一口に金といっても、K24・K18・K14といった純度の違いや、イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールドなど色の違いがあり、それぞれ性質や価値の考え方が異なります。
また、金の価値を考えるうえで欠かせないのが「比重」という視点です。
比重は金属の重さと体積の関係を示す指標で、金の純度や割金の違いによって数値に違いが生まれるのが特徴です。
この記事では、金(ゴールド)について、純度・色の違い・割金の考え方を整理しながら、比重の目安や査定時の見方について分かりやすく解説します。
これから金製品の売却や査定を検討している方にも、基礎知識として参考にしていただける内容です。※この記事の内容は一般的な参考情報としてご覧ください。
この記事でわかること
・金の純度(K24・K18・K14)の違い
・金の純度と千分率(750など)の関係
・金の比重と純度の関係
・同じ重さでも体積が変わる理由
・金製品の刻印やホールマークの基礎知識
・金の色(イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド)の違い
金の比重とは?数値はいくつ?特徴を解説

金(ゴールド)は古くから価値の高い金属として知られており、ジュエリーや資産として世界中で利用されています。
金の特徴のひとつが「比重が非常に高いこと」です。
金の比重は約19.3で、金属の中でも非常に重い部類に入ります。
比重が高いことで、同じ大きさの金属でも他の金属より重く感じられます。
金の純度とは?K24・K18・K14の違い


日本国内ではK18・K14といったカラット表記が主流ですが、査定や買取の現場では、K18と750は同じ純度として扱われます。
K24を基準として、金がどれくらい含まれているかを示します。
Kの数字が大きいほど金の含有率が高くなり、性質や比重、用途にも違いが出てきます。
ここでは、代表的な金種である K24・K18・K14 について、それぞれの特徴を見ていきます。
※日本国内ではカラット表記が一般的ですが、刻印の違いによって価値が変わることはありません。。
このように金は純度によって性質が変わりますが、比重にも違いが現れます。
金の純度と比重には密接な関係があります。

金の比重とは?純度によって変わる理由
金の比重とは、一定の体積に対してどれだけの重さがあるかを示す指標です。
金は非常に比重の高い金属ですが、純度によって比重は変化します。
金は元素の中でも原子量が大きく、原子が非常に密に並ぶ構造を持っています。
そのため、同じ体積の金属と比べても重量が大きくなり、比重は約19.3という非常に高い値になります。
この特徴により、同じ大きさの金属でも金はずっしりとした重さを感じやすく、
ジュエリーや貴金属の判別においても比重が重要な手がかりになります。
K24のように金の含有率が高いものほど比重は高くなり、K18やK14のように割金の割合が増えるにつれて、比重は低くなります。
これは、割金として使われる銀や銅、パラジウムなどが、金よりも比重の低い金属であるためです。
| 金種(カラット) | 千分率 | 金の含有率 |
| K24 | 999 | 約99.9%以上 |
| K22 | 916 | 約91.6% |
| K21.6 | 900 | 約90.0% |
| K18 | 750 | 約75.0% |
| K14 | 585 | 約58.5% |
| K10 | 416 | 約41.6% |
| K9 | 375 | 約37.5% |
金の純度は、日本では主に「K(カラット)」という単位で表されますが、海外では「千分率(パーミル)」による表記も一般的に使われています。
千分率とは、金の含有率を1000分率で表したもので、たとえば K18は「750」、K24は「999」や「999.9」と表記されます。
特に海外のハイジュエリーやブランドジュエリーでは、K18表記よりも 750表記が刻印されているケースが多く見られます。
金の比重はいくつ?
金の比重は約19.3です。
これは同じ体積の水と比較したときの重さの比率を表しており、水の約19.3倍の重さがあることを意味します。
この数値は金属の中でも非常に大きく、鉄(約7.8)や銅(約8.9)などの一般的な金属と比べても金が非常に重い金属であることがわかります。
金の比重はなぜ重いのか?重さの理由

金は原子番号79の元素で、原子自体が非常に重い金属です。
さらに金属結晶の構造が密に詰まっているため、同じ体積でも多くの原子が含まれます。
そのため金の比重は約19.3という非常に大きな数値になります。
鉄(約7.8)や銅(約8.9)などの一般的な金属と比べても、金が非常に重い金属であることがわかります。
金の純度と千分率(K24・K18・750など)
金の純度は、日本では主にK(カラット)で表されますが、海外では千分率(パーミル)表記も一般的に使われています。
千分率とは、金の含有率を1000分率で表したものです。
例えばK18は750、K14は585と表記されます。
純金であるK24は999や999.9と刻印されることがあり、海外ブランドのジュエリーではK18よりも750表記が使われているケースも多く見られます。
金製品の刻印とホールマーク|品位を証明するマーク
金製品には、純度や品位を示す刻印が入っていることがあります。
これらは一般的に刻印やホールマークと呼ばれ、金やプラチナ、銀などの貴金属製品の品位を示すためのマークです。
金の純度を判断する際には、この刻印やホールマークが重要な手がかりになります。
日本では造幣局が行う貴金属製品品位証明制度があり、検査に合格した製品には、日の丸のマークとともに純度を示す刻印が打たれることがあります。
また海外では、金の純度を示す750(K18)や585(K14)などの千分率刻印が一般的に使用されています。
※ホールマークについて詳しくは「貴金属製品のホールマーク(品位証明の刻印)について」の記事で詳しく解説しています。
| 品位 | 日本の照明記号 | CCMの照明記号 |
| K24 Au999 | ![]() | ![]() |
| K22 Au916 | ![]() | ![]() |
| K18 Au750 | ![]() | ![]() |
| K14 Au585 | ![]() | ![]() |
| K10 Au416 | ![]() | |
| K9 Au375 | ![]() | ![]() |
ただし、刻印はあくまで目安であり、古い製品や海外製品では表記方法が異なる場合もあります。
そのため、実際の査定では刻印だけで判断するのではなく、比重測定やX線分析などを組み合わせて確認することが重要です。
金の純度別の比重一覧(目安)
金の比重は、純度によって大きく変わります。
金の含有率が高いほど比重は高くなります。
純度が下がるにつれて割金の影響を受け、比重は低くなる傾向があります。
下記の表は、代表的な金種ごとの比重の目安をまとめたものです。
実際の製品では、割金の種類や配合割合によって数値に差が生じるため、比重はあくまで参考値としてご覧ください。
買取や査定の現場では、比重の数値が理論値と完全に一致するかどうかではなく、どの金種の比重に近いかを判断の目安として使用します。
比重は金の純度を見極めるための重要な要素のひとつですが、刻印や見た目、必要に応じた成分分析などとあわせて、総合的に判断することが大切です。
| 金種(カラット) | 純度 | 比重(目安) |
| K24(純金) | 99.9% | 約19.32 |
| K22 | 91.6% | 約17.6 ~ 18.3 |
| K21.6 | 90.0% | 約17.2 ~ 17.6 |
| K18 | 75.0% | 約14.8〜16.1 |
| K14 | 58.5% | 約12.9〜14.4 |
| K10 | 41.6% | 約11.4 ~ 13.1 |
| K9 | 37.5% | 約11.1 ~ 12.7 |
K18がジュエリーに多く使われる理由

K18は、金の含有率が75%で、美しさと強度のバランスに優れた金種です。
純金に比べて硬さがあり、日常使いのジュエリーにも適しています。
また、割金の種類や配合を調整することで、色味や質感に幅を持たせることができます。
そのため、イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールドといったさまざまな表現が可能になります。
金の比重は何グラム?体積との関係
金の比重は約19.3で、水を1としたときの重さの比率を表しています。
そのため、同じ体積で比較すると金は水の約19.3倍の重さになります。
例えば1cm³の金は約19.3gとなり、鉄(約7.8g)や銅(約8.9g)などの金属と比べても非常に重いことがわかります。
金(ゴールド)同じ重さでの体積の違い
同じ重さ10gの場合の体積比較(金の純度別)
金は純度によって含まれる金の割合が異なるため、同じ重さでも体積に違いが生まれます。
純度が高いほど金の含有率が多くなり比重が高くなるため、同じ重さでも体積は小さくなります。反対に、純度が低くなると銀や銅などの割金の割合が増えるため比重が下がり、同じ重さでも体積は大きくなります。
下の図は、同じ重さ(例:10g)の場合に、金の純度によってどの程度体積が変わるかを比較したものです。
K24(純金)を基準にすると、K18やK14など純度が下がるにつれて体積が少しずつ大きくなることが分かります。

説明文
| 金種(カラット) | グラム÷比重=体積 |
| 水|基準 比重1.00 | 10÷1.00=10.00cm³ |
| K24(純金) 比重 19.32 | 10÷19.32=0.5176cm³ |
| K22 比重 17.70(目安) | 10 ÷ 17.70 = 0.5650 cm³ |
| K21.6 比重 17.40(目安) | 10 ÷ 17.40 = 0.5747 cm³ |
| K18 比重 15.50(目安) | 10 ÷ 15.50 = 0.6452 cm³ |
| K14 比重 13.40(目安) | 10 ÷ 13.40 = 0.7463 cm³ |
| K10 比重 11.60(目安) | 10 ÷ 11.60 = 0.8621 cm³ |
| K9 比重 11.00(目安) | 10 ÷ 11.00 = 0.9091 cm³ |
同じ体積(10cm³)の場合の重さ比較(金の純度別)

説明文
| 金種 | 比重×体積=グラム |
| 水|基準 比重1.00 | 1.00×10cm³=10.00g |
| K24(純金) 比重 19.32 | 19.32×10cm³=193.20g |
| K22 比重 17.70(目安) | 17.70×10cm³=177.00g |
| K21.6 比重 17.40(目安) | 17.40×10cm³=174.00g |
| K18 比重 15.50(目安) | 15.50×10cm³=155.00g |
| K14 比重 13.40(目安) | 13.40×10cm³=134.00g |
| K10 比重 11.60(目安) | 11.60×10cm³=116.00g |
| K9 比重 11.00(目安) | 11.00×10cm³=110.00g |
金の純度別|特徴と比重
K24(純金)の特徴と比重

・純度:99.9%以上
・一般的な比重(目安):約19.32
K24は純度99.9%以上の金を指し、「純金」とも呼ばれます。
割金(他の金属)をほとんど含まないため、金本来の色味と重さを持ち、比重も非常に高くなります。
一方で、やわらかく傷がつきやすいため、ジュエリーよりもインゴットや金貨として用いられることが一般的です。
K22(22金)の特徴と比重

・純度:91.6%
・一般的な比重(目安):約17.6 ~ 18.3
K22は、金の含有率が約91.6%の高純度な金です。
K24に近い純度を持ちながら、わずかに割金を含むことで、純金よりもやや強度が高くなります。
比重も非常に高く、目安としては約17.6~18.3前後となります。
主に金貨や海外の装身具などに使われることが多く、ジュエリーとしてはやややわらかいため、取り扱いには注意が必要です。
K21.6(21.6金)の特徴と比重

・純度:90.0%
・一般的な比重(目安):約17.2 ~ 17.6
K21.6は、金の含有率が約90.0%の金種で、主に海外の金貨などに多く見られます。
日本国内ではあまり一般的ではありませんが、資産性の高い金として知られています。
比重の目安は約17.2~17.6前後で、
K22やK24と同様に、ずっしりとした重さが特徴です。
K18(18金)の特徴と比重

・純度:75.0%
・一般的な比重(目安):約14.8〜16.1
K18は、金の含有率が75.0%の合金で、美しさと耐久性のバランスに優れていることから、ジュエリーとして最も多く使われている金種です。
割金の種類や配合割合によって色味や性質が変わるため、比重には幅があり、目安としては約14.8~16.1前後となります。
実際の査定では、比重の数値が完全に一致するかではなく、K18相当かどうかを判断の目安とします。
K14(14金)の特徴と比重

・純度:58.5%
・一般的な比重(目安):約12.9〜14.4
K14は、金の含有率が58.5%の合金で、K18よりも割金の割合が多く、耐久性に優れています。
比重の目安は約12.9~14.4前後で、同じ大きさでもK18より軽く感じられることがあります。
K10(10金)の特徴と比重

・純度:41.6%
・一般的な比重(目安):約11.4 ~ 13.1
K10は、金の含有率が41.6%の合金で、割金の割合が高いため、硬く実用性に優れた金種です。
比較的手に取りやすい価格帯のジュエリーに多く使われています。
比重の目安は約11.4~13.1前後で、金の含有量が少ない分、比重も低くなります。
K9(9金)の特徴と比重

・純度:37.5%
・一般的な比重(目安):約11.1 ~ 12.7
K9は、金の含有率が37.5%の合金で、日本国内では一般的ではありませんが、一部の日本市場向けジュエリーで使われるケースがあります。
海外の高級ジュエリーでは、ブランド価値や品質基準を維持するため、K9が採用されることはほとんどありません。
金(ゴールド)の色の違い|割金によるカラーの特徴
イエローゴールド(YG)

・主な割金:銀・銅
・比重(K18・目安):約15.8前後
イエローゴールドは、金に銀や銅をバランスよく配合した、最も金らしい色味のゴールドです。
K18イエローゴールドは、色味・比重ともに安定しており、比重測定でも判断しやすい傾向があります。
ホワイトゴールド(WG)

・主な割金:銀・パラジウム
・比重(K18・目安):約15.0~16.0
ホワイトゴールドは、金に銀やパラジウムなどの白色系金属を加えた合金です。
見た目はプラチナに近いですが、比重はプラチナより低く、K18WGでも金の合金であることが分かります。
割金にパラジウムを多く含む場合、比重がやや高くなる傾向があります。
ピンクゴールド(PG)

・主な割金:銅・銀
・比重(K18・目安):約15.0前後
ピンクゴールドは、銅の割合を多くした合金で、赤みのあるやさしい色合いが特徴です。
銅は金より比重が低いため、同じK18でもイエローゴールドより比重がやや下がる傾向があります。
K18 ゴールド色別 比重一覧(目安)
K18ゴールドは、金の含有率が75%で共通していますが、割金の種類や配合割合によって色味や比重に違いが生じます。
そのため、同じK18であっても、イエロー・ホワイト・ピンクでは比重の目安が異なります。
イエローゴールドは、銀と銅をバランスよく配合しており、色味・比重ともに比較的安定しているのが特徴です。
比重測定でも判断しやすく、K18の基準として扱われることが多い金種です。
ホワイトゴールドは、主にパラジウムなどの白色系金属を割金として使用します。
以前はニッケルが使われることもありましたが、近年は金属アレルギーを起こしやすいことから、使用されることはほとんどありません。
割金の種類によって比重の幅が出やすく、同じK18ホワイトゴールドでも数値にばらつきが生じることがあります。
見た目はプラチナに近いものの、比重はプラチナより低くなります。
ピンクゴールドは、銅の割合を多くした合金で、赤みのあるやさしい色合いが特徴です。
銅は金より比重が低いため、同じK18でも比重はやや低くなる傾向があります。
比重測定では、数値が理論値と完全に一致するかどうかではなく、色や割金の特徴を踏まえたうえで、K18相当かどうかを判断することが重要です。
| カラー | 主な割金 | 比重(目安) | 特徴 |
| イエローゴールド | 銀・銅など | 約15.7〜15.9 | 金らしい色味 |
| ホワイトゴールド | 銀・パラジウムなど | 約15.0〜16.0 | 白色系(ロジウムメッキ) |
| ピンクゴールド | 銅多め・銀など | 約14.8〜15.2 | 赤みがある |
金の比重と買取・価値の考え方

金製品の比重は、あくまで素材の特徴を理解するための目安です。
実際のジュエリーや金製品は、金を単独で使用することは少なく、強度を高めるためにK18やK14などの合金、あるいは金とプラチナのコンビ素材として加工されている場合がほとんどです。
そのため、比重だけで正確な素材や価値を判断することはできません。
買取の現場では、比重に加えて刻印や純度、製品の状態などもあわせて確認することが重要になります。
比重は金の判別の目安になる
金は比重が非常に高い金属であるため、重さからある程度素材を推測することができます。
例えば同じ大きさの金属でも、金は鉄や銅などよりも重く感じられるのが特徴です。
そのため貴金属の査定では、比重を測定して素材を判断する方法が参考として使われることがあります。
金の比重の測り方|実務で使われる方法
金製品の比重は、理論上は計算式で求めることができますが、実際の買取や査定の現場では、専用の方法や機器を使って測定されます。
ここでは、実務で使われてきた代表的な測り方をご紹介します。
金の比重の測定方法(水中置換法)
従来は「水中置換法(液中秤量法)」と呼ばれる方法で、秤で空気中の重さを測った後、水を入れた容器に糸などで吊るして水中の重さを測定し、手計算で比重を算出する方法が一般的でした。
まず、金製品を秤に載せて、空気中での重さを計測します。
次に、水を入れたビーカーなどの容器を秤に載せ、秤の表示を0g(風袋引き)に調整します。
その状態で、糸などを使って製品を吊り下げ、底や壁に触れないよう完全に水中に沈め重さを計測します。
この2つの数値をもとに、「空気中での重量 ÷(空気中の重量 − 水中の重量)」という計算を行い、比重を算出します。

この方法は理論的に正しく、長年使われてきましたが、
・糸で吊るす手間がかかる
・計測や計算に時間がかかる
・人によって誤差が出やすい
といった点がありました。
10gを例にした比重と体積の計算方法
| 金属名 | 空中重量 | 水中重量 | 浮力計算 | 計算式(比重) |
| K24(純金) | 10.00g | 約9.48g | 10-9.48=0.52 | 10÷0.52=19.23 |
| K22 | 10.00g | 約9.43g | 10-9.43=0.57 | 10÷0.57=17.54 |
| K21.6 | 10.00g | 約9.42g | 10-9.42=0.58 | 10÷0.58=17.24 |
| K18 | 10.00g | 約9.34g | 10-9.34=0.66 | 10÷0.66=15.15 |
| K14 | 10.00g | 約9.24g | 10-9.24=0.76 | 10÷0.76=13.15 |
| K10 | 10.00g | 約9.12g | 10-9.12=0.88 | 10÷0.88=11.36 |
| K9 | 10.00g | 約9.10g | 10-9.10=0.90 | 10÷0.90=11.11 |
比重測定では、空中での重さと水中での重さをそれぞれ計測しますが、どちらの計測においても、秤の表示単位や測定条件の影響を受けます。
そのため、空中計測・水中計測の数値がいずれも「.0」や「.00」でそろい、計算結果が理論上の比重とぴったり一致することは、実際にはほとんどありません。
実務の現場では、計算結果が完全に一致するかどうかではなく、どの金属の比重に近い数値が出ているかを目安として判断します。
わずかな誤差は測定上自然に生じるものであり、比重はあくまで参考値として捉えることが重要です。
貴金属テスター(比重計)による測定方法
近年では、貴金属テスター(貴金属比重計)を使った測定が主流になっています。

測定の基本は従来と同じで、
・空気中での重さ
・水中での重さ
をそれぞれ計測しますが、比重計が自動で計算を行ってくれるため、糸で吊るす手間や計算ミスがなく、短時間で結果を確認できます。
操作が簡単で、一定の精度が保てることから、現在の買取現場では広く利用されています。
比重測定が難しい製品について
すべての金製品が比重測定に適しているわけではありません。
比重測定は素材を判断する参考になりますが、合金成分や中空構造などの場合は正確な判断が難しいことがあります。



宝石がついているジュエリーは「金属+宝石」の合算された平均比重になり、金属部分のみの純度が計測できません。
中空(内部が空洞)のジュエリーや細かく編み込まれたチェーンなどは、水中に空気が残りやすく正確な体積を測ることが難しい場合があります。
水中で空気が残ると実際に押しのけられた水量とズレが生じ、比重計算の前提が崩れるためです。
このような製品では、比重だけで素材や価値を判断することはできず、他の確認方法と併用する必要があります。
X線分析装置による素材判定|大蔵屋の強み
X線分析装置(蛍光X線分析装置)は高額な設備のため、現在でもすべての買取店に普及しているわけではありません。
多くの現場では、比重測定や刻印確認を中心に査定が行われています。

比重測定は金属の種類を判断するための有効な方法ですが、すべての製品を正確に判断できるわけではありません。
中空構造のジュエリーや複数の金属が組み合わさったコンビ製品などでは、比重だけでは判断が難しい場合があります。
大蔵屋では、こうした場合にX線分析装置を使用し、金属の成分を確認しながら査定を行っています。
見た目や重さだけに頼らず、複数の方法を組み合わせることで、より正確な査定を心がけています。
金製品の比重からわかることと測定時の注意点
比重は、貴金属の素材の違いや重さの目安をつかむうえで役立ちますが、万能ではありません。
たとえば、同じ大きさの製品でも、金やプラチナは銀やパラジウムよりずっしり重く感じるため、重さだけでもある程度の素材判断ができます。
しかし、以下の点には注意が必要です。
刻印やデザインも確認することが重要

比重はあくまで目安であり、実際の価値を知るには、製品に刻印されている純度表示や、金・プラチナなどの含有率、デザインも合わせて確認する必要があります。
タングステンを使った偽造品に注意

比重に関連して注意したいのが、タングステンを使った偽造品の存在です。
タングステンは比重が約19.25と金(約19.32)に非常に近く、
重量だけでは見分けがつきにくい金属として知られています。
そのため、内部にタングステンを使用し、表面を金で覆った偽造品が確認されることがあります。
このような場合、重さや比重の数値だけでは正確な判断ができず、比重測定だけでは正確に判断できない場合があります。
特にインゴットや中身が見えない塊状の製品などは注意が必要とされています。
大蔵屋では、比重測定に加え、X線分析装置を用いて内部成分を確認することで、タングステンを使用した偽造品についても適切に対応しています。
比重だけで判断が難しいお品物についても、安心してご相談ください。
まとめ
金の比重や純度の違いは、素材の特徴や価値を理解するための大切な基礎知識です。
一方で、合金やコンビ素材、中空構造など、比重だけでは判断できないケースも少なくありません。
大蔵屋では、比重測定に加え、X線分析装置を用いた査定を行うことで、より正確でスピーディーな判断を心がけています。
比重だけで判断が難しいお品物についても、大蔵屋ではX線分析装置を用いて査定していますので、お気軽にご相談ください。
三重県鈴鹿市にある質・買取専門店「大蔵屋」について
三重県鈴鹿市の質・買取専門店「大蔵屋」では、金・プラチナ・銀などの貴金属をはじめ、時計、ブランド品など幅広いお品物の査定・買取を行っています。
査定は1点ずつ丁寧に行い、お客様にご納得いただける価格を提示することを大切にしています。
また、比重や刻印だけで判断が難しいお品物についても、経験豊富なスタッフが総合的な視点で査定いたしますので、安心してお任せいただけます。
査定・買取は予約不要・査定無料で承っております。「これは価値があるのかな?」と迷ったお品物でも、お気軽にお持ちください。
大切なお品物の価値を最大限に引き出せるよう、誠心誠意丁寧に対応いたします。















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