こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
2022年に発表されたロレックス(ROLEX)の「ディープシー チャレンジ 126067」、そして2023年に発表された「ヨットマスター42 226627」によって、チタン製腕時計への注目度が高まっています。
この記事では、腕時計にチタン素材を使うメリット・デメリット、グレード5チタンについて、RLXチタンについて、グレード5チタン素材の時計一覧をご紹介します。
チタン製の腕時計が気になっている方の参考になれば幸いです。 ※あくまで参考程度にご覧ください。
チタンはどんな金属?
実用化後の歴史が短いとはいっても、チタンの実用性は確かなもので、航空宇宙産業をはじめ、インフラ設備、自動車、医療用具、スポーツ用品など様々な分野で採用されています。
チタンが様々なシーンで活躍できるのは、以下のような特性があるからです。
- 鉄やステンレスの60%ほどの軽さ
- 鉄の約2倍の強度
- 鉄やステンレスと比べ約2倍の柔軟性がある
- 耐食性が高く海水耐食性ではプラチナと同等
- 金属の中でも有毒性が低く、金属アレルギーの原因になるイオンの発生が少ない
その他、我々が使用するにあたり便利な特徴を数多く持つのがチタンなのです。
グレード2チタンとグレード5チタンの違い
腕時計に採用されるチタン素材には、グレード2チタンとグレード5チタンが多く使用されています。
グレード2チタンとグレード5チタンの違いは、グレード2チタンが純チタンであるのに対し、グレード5チタンがチタン合金であるという点です。
グレード5チタンは、チタン90%、アルミニウム6%、バナジウム4%の構成でできた合金素材で、グレード2チタンと比べ、ステンレスに近い色合い、表面硬度が高く傷つきにくい、加工がしやすいなどのメリットがあります。
どの基準で判断するかによって変わってはきますが、腕時計用の素材としては、グレード5チタンが上位素材とされています。
グレード5チタン素材 腕時計のメリット・デメリット
腕時計にチタン素材を採用するメリットとデメリットは以下の通りです。
チタン腕時計のメリット
- ・軽量で疲れにくい
- ・耐食性が高く、錆びにくい
- ・金属アレルギーを引き起こしにくい
チタンは鉄と比べて4割ほど軽い金属なので、ステンレスや貴金属の腕時計と比べると驚くほど軽く感じます。金属製の腕時計の重量が気になっている人にはチタン素材は適しています。
チタンのメリット2つ目は耐食性が高い点です。チタンは酸素との結合力が高い金属で、チタンの表面は密着性が高く強靭な酸化皮膜に覆われています。この酸化皮膜が、錆の原因となる金属と酸素の反応を防止します。
チタンのメリット3つ目は金属アレルギーを引き起こしにくいという点です。チタンが金属アレルギーを引き起こしにくいのは、大きく分けて以下の3つの理由からです。
- ・強靭な酸化皮膜により、チタンと皮膚との直接的接触がない
- ・チタンは生体適合性に優れているので、拒絶反応が起こりにくい
- ・金属イオンが溶け出さないので、金属アレルギーを引き起こしにくい
このようにチタンは生体との親和性が高いため、骨折の際のプレートなどにも使用されています。
腕時計の素材としてチタンを採用するメリットを紹介しました。これらの特徴は純チタンにあたるグレード2だけでなく、グレード5でも同じです。
チタンは腕時計の素材としてのメリットが非常に多く、ステンレス・金・プラチナに継ぐ腕時計用素材となっています。
チタン腕時計のデメリット
- ・ステンレスと比べると価格が高価になる
- ・軽すぎると感じる場合がある
チタン素材の時計はステンレスモデルと比べて価格が高くなる傾向にあります。ステンレスと比べチタン素材自体が高価なこと、加工がしにくいこと、特別なモデルに採用されることが多いなど、様々な理由があります。
チタン腕時計のメリットの筆頭である「軽さ」は、人によってはデメリットともなります。高価な腕時計を購入する人の中にはドッシリとした重量感を好む方も少なくありません。
チタンは想像以上に軽いので、見た目と重量感にギャップがあり、その点をデメリットと感じる方もいらっしゃいます。もしチタンの腕時計の購入をご検討されている方は、店舗にて重量感を確かめたほうがいいかもしれません。
RLXチタン とは?
RLXチタンとはロレックス(ROLEX)のグレード5チタンの名称です。
元々、ロレックス ディープシーの裏蓋にはグレード5チタン素材が使われていましたが、2022年に登場したロレックス(ROLEX)の新作「ディープシー 136660」から、裏蓋に使われているグレード5チタンの表記がRLXチタンへ名称変更されました。
RLXチタンはグレード5チタンの配合ではあるものの、ロレックス独自の要素も含んだグレード5チタン素材だと思われます。
グレード5 チタンの時計一覧
1990年代後半、タグ・ホイヤー(TAG Heuer) キリウム Ti5 チタニウム WL1181.FT6000から腕時計に一般的に採用されるようになったと言われているグレード5チタン。
ここでは、メイン素材にグレード5チタンを採用している時計をいくつかご紹介します。
ロレックス(ROLEX) ディープシー チャレンジ 126067
ケースサイズ | 50mm |
定価 | 3,093,200円 |
特徴 | 2022年に登場した防水性能11,000mのダイバーズウォッチ。ケース・ブレスレットともにRLXチタンが採用された初めてのモデル |
ロレックス(ROLEX) ヨットマスター42 226627
ケースサイズ | 42mm |
定価 | 1,670,900円 |
特徴 | ヨットマスター初のRLXチタンモデル。オイスターフレックスブレスレットではなく、ブレスレットもRLXチタン |
オメガ(OMEGA) シーマスター 600 プラネットオーシャン 215.90.46.51.99.001
ケースサイズ | 45.5mm |
定価 | 1,518,000円 |
特徴 | セラミック製ベゼルへ世界初の技術によって装着されたオレンジのラバーが特徴的 |
タグ・ホイヤー(TAG Heuer) アクアレーサー スーパーダイバー1000 WBP5A8A.BF0619
ケースサイズ | 45mm |
定価 | 836,000円 |
特徴 | 防水性能1,000m。十二角形の角張ったベゼルにオレンジの差し色が特徴的 |
ゼニス(ZENITH) デファイ 21 95.9000.9004/78.R582
ケースサイズ | 44mm |
定価 | 1,661,000円 |
特徴 | エル・プリメロ搭載、両面シースルーケースでエル・プリメロの機能美を楽しめるモデル |
ウブロ(HUBLOT) クラシック・フュージョン チタニウム 511.NX.1171.RX
ケースサイズ | 45mm |
定価 | 979,000円 |
特徴 | サテン仕上げのチタンケースをブラック文字盤とラバーストラップが引き締めるシンプルなモデル |
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2022~2023年、ロレックス(ROLEX)がチタンモデルを投入したことで、チタン製腕時計への注目が高まっています。
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