ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説

ロレックス(ROLEX) GMTマスターIとGMTマスターIIは、世界中の時刻を同時に表示できるGMT機能を持つロレックスの人気モデルです。

GMT機能は便利な機能ですが、GMT機能の設定方法は普通の時計より複雑なため、使いこなすのが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、GMTマスターIとGMTマスターIIの使い方を徹底解説します。初心者でもわかりやすいように、時差設定方法から第三時間帯表示方法まで、わかりやすく解説しますので、参考にしていただけると幸いです。※あくまで参考程度にご覧ください。

GMT機能とは

時計のGMT機能とは、時差のある複数の箇所の時刻を同時に表示できる機能です。

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMT機能とは

GMT機能を持つ時計には、通常の針に加えて、GMT針と呼ばれる針が付いています。GMT針は、通常の針とは独立して動くため、任意の都市の時刻を表示することができるのです。

GMT機能を持つ時計では、主に2~3ヶ国の時間を同時に表示できる時計が主流となっています。

ロレックス GMTマスターI・IIの使い方を初心者でもわかりやすく解説

ロレックス(ROLEX) GMTマスターIとGMTマスターIIでは、GMT機能の操作方法が異なります。

ここでは、GMTマスターIとGMTマスターIIに分けて使い方を解説いたします。

GMTマスターIのGMT機能の使い方

GMTマスターIのGMT機能では、同時に2つのタイムゾーンを表示することができます。

東京とジュネーブ(日本とスイス)、ロンドンと上海(イギリスと中国)など、2箇所の時間を表示することができるのです。

ここでは、時差が8時間(サマータイム)ある東京とロンドン(日本とイギリス)を例に、GMTマスターIのGMT機能の使い方を具体的に説明します。

東京が午後14時の場合、ロンドンは午前6時です。ロンドンは東京より8時間遅れです。

東京→ロンドンへ移動する場合、居場所はロンドンになるので第一時間帯はロンドン、第ニ時間帯は東京となります。

その場合、第一時間帯であるロンドンの時刻は短針と文字盤の目盛りで確認、第ニ時間帯である東京の時刻はGMT針とベゼルの目盛りで確認することとなります。

時間帯場所時刻確認方法
第一時間帯ロンドン午前6時短針と文字盤の目盛り
第ニ時間帯東京午後14時GMT針とベゼルの目盛り

手順1 準備

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMTマスター1のGMT機能の使い方 手順1 準備

まずはベゼルの▼を12時の位置に合わせます。

手順2 第一時間帯の設定

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMTマスター1のGMT機能の使い方 手順2 第一時間帯の設定

ロンドンは東京より8時間遅れているので、短針を8時間遅らせて文字盤上の6時を指すようにします。

手順3 第ニ時間帯の設定

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMTマスター1のGMT機能の使い方 手順3 第ニ時間帯の設定

ベゼルを時差の8時間分だけ左に回します。ロンドンは東京より8時間遅れているので、左に8時間分回します。

8時間といっても文字盤上の8時間ではなく、24時間ベゼルの目盛りでの8時間です。

時刻の読み取り方

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ロンドン時間 午前6時
ロンドン時間 午前6時
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 東京時間 14時
東京時間 14時

第一時間帯であるロンドンの時間は短針と文字盤で見るので、午前6時であることがわかります。

第ニ時間帯である東京の時間はGMT針とベゼルの目盛りで確認します。

・GMT針は文字盤目盛りで3時方向を向いている

・24時間ベゼルは文字盤目盛り3時方向の位置に、14が来ている

これで東京の時間が14時であることがわかります。

MTマスターIIのGMT機能の使い方

GMTマスターIIのGMT機能では、同時に3つのタイムゾーンを表示することができます。

東京とジュネーブとオークランド(日本とスイスとニュージーランド)といった感じで、3箇所の時間を表示することができるのです。

ここでは、東京とジュネーブとオークランド(日本とスイスとニュージーランド)を例に、GMTマスターIIのGMT機能の使い方を具体的に説明します。

東京が10時の場合、サマータイム中のジュネーブは、東京より7時間遅れて午前3時です。

冬時間中のオークランドは、東京より3時間進んで午後13時です。

東京→ジュネーブへ移動する場合、居場所はジュネーブになるので第一時間帯はジュネーブ、第ニ時間帯は東京、そして第三時間帯はオークランドとなります。

GMTマスターIIで3つのタイムゾーンを確認するには、以下の見方をする必要があります。

①第一時間帯の時刻→短針と文字盤の目盛り

②第ニ時間帯の時刻→GMT針と文字盤の目盛りを24時間読みする

③第三時間帯の時刻→GMT針とベゼルの目盛り

3つのタイムゾーンの中でも、②に関してはあまり直感的とは言えませんので注意が必要です。

文字盤目盛りに2をかけると、24時間読みになりますので、例えば文字盤目盛り6の位置をGMT針が指している場合は、12時ということになります。

ここからは、GMTマスターIIのGMT設定の方について紹介します。

時間帯場所時刻確認方法
第一時間帯ジュネーブ午前3時短針と文字盤の目盛り
第ニ時間帯東京午前10時GMT針と文字盤の目盛り(24時間読み)
第三時間帯オークランド午後13時GMT針とベゼルの目盛り

手順1 準備

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMTマスター2のGMT機能の使い方 手順1 準備

まずはベゼルの▼を12時の位置に合わせます。

手順2 第一時間帯の設定

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMTマスター2のGMT機能の使い方 手順2 第一時間帯の設定

ジュネーブは東京より7時間遅れているので、短針を7時間遅らせて文字盤上の3時を指すようにします。

手順3 第ニ時間帯の設定

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMTマスター2のGMT機能の使い方 手順3 第ニ時間帯の設定

第ニ時間帯は設定の必要がありません。GMT針が文字盤上5時を指しているので、24時間読みをして午前10時であることがわかります。

手順4 第三時間帯の設定

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 GMTマスター2のGMT機能の使い方 手順4 第三時間帯の設定

オークランドは、東京より3時間進んでいるので、ベゼルを3時間分、左に回します。

3時間といっても文字盤上の3時間ではなく、24時間ベゼルの目盛りでの3時間です。

時刻の読み取り方

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ジュネーブ時間 午前3時
ジュネーブ時間 午前3時
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 東京時間 午前10時
東京時間 午前10時
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 オークランド時間 午後13時
オークランド時間 午後13時

第一時間帯であるジュネーブの時間は短針と文字盤で見るので、午前3時であることがわかります。

第ニ時間帯である東京の時間は、GMT針と文字盤の目盛りを24時間読みして午前10時であることがわかります。(文字盤上5時方向を指している) 第三時間帯であるオークランドの時間は、GMT針と24時間ベゼルの目盛りで、午後13時であることがわかります

ロレックス GMTマスターI・II 2つのモデルの違い

ロレックス(ROLEX) GMTマスターIとGMTマスターIIは、外観や機能が似ているため、どちらのモデルが自分に合うのか迷う人も多いのではないでしょうか。

ここでは、GMTマスターIとGMTマスターII、 性能や外観など2つのモデルの違いについて紹介します。

GMTマスターIとIIの違い1.ベゼルカラーの種類

GMTマスターIとGMTマスターII違い1つ目はベゼルのカラーバリーションです。

GMTマスターシリーズといえばベゼルのカラーが半々で異なる2トーンベゼルが特徴ですが、IとIIではラインナップされているカラーが異なります。

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 黒
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 茶色
茶色(単色)
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 赤青 ペプシ
赤青(ペプシ)
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 赤黒 コーク
赤黒(コーク)
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 茶金 ルートビア
茶金(ルートビア)
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 青黒 バッドマン
青黒(バッドマン)
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 茶黒 カフェオレ
茶黒(カフェオレ)
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 緑黒 スプライト
緑黒(スプライト)
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベゼルカラーの種類 灰黒
灰黒
カラーGMTマスターIGMTマスターII
黒(単色)
茶色(単色)
赤青(ペプシ)
赤黒(コーク)
茶金(ルートビア)
青黒(バッドマン)
茶黒(カフェオレ)
緑黒(スプライト)
灰黒(ニックネーム不明)

GMTマスターIとIIの違い2.プラスチックとセラクロム

GMTマスターシリーズ、ステンレスモデルのベゼルに使われている素材は時代によって異なります。

ベークライトベゼル(プラスチック)→アルミベゼル→セラクロムベゼルと進化してきました。

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 ベークライトベゼル
ベークライトベゼル
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 アルミベゼル
アルミベゼル
ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 セラクロムベゼル
セラクロムベゼル
素材GMTマスターIGMTマスターII
ベークライト
アルミ
セラクロム

GMTマスターIとIIの違い3.タイムゾーン

GMTマスターIとGMTマスターIIではGMT機能で表示可能なタイムゾーンが異なり、Iは第二時間帯まで、IIは第三時間帯まで表示可能です。

GMTマスターIGMTマスターII
第二時間帯第三時間帯

GMTマスターIとIIの違い4.クイックチェンジの有無

GMTマスターIとGMTマスターIIの実用面での違いで大きいのがクイックチェンジ機能です。

ロレックス(ROLEX) GMTマスター1とGMTマスター2のGMT機能の使い方を徹底解説 クイックチェンジ

クイックチェンジ機能は”カレンダーのみ”を早送りできる機能で、GMTマスターIにのみ搭載されている機能です。GMTマスターIIではGMT機能との兼ね合いで搭載されていません。

GMTマスターIとGMTマスターIIは同じシリーズではるものの、様々な相違点があります。当記事の内容が、ご自身にマッチした時計選びの参考になれば幸いです。

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではGMTマスターを高価買取中!

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではロレックス(ROLEX) GMTマスターを高価買取です。

GMTマスターはI・IIともに人気のあるモデルですので、高いリセールバリューが見込める時計です。

大蔵屋ではGMTマスターの買取に力を入れておりますので、鈴鹿市・津市・四日市市などでGMTマスターの売却をお考えのお客様は、お気軽にご相談ください。お電話での簡易無料査定も可能となっております。

お品物を手放すことなく資金を調達できる質預かりも承っておりますので、売るか迷っている場合でも安心してご連絡いただければと想います。

大蔵屋ではロレックス(ROLEX)以外にもオメガ(OMEGA)やタグ・ホイヤー(TAG Heuer)などのブランド時計、ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)やシャネル(CHANEL)などのブランド品やジュエリー、金・プラチナなどの貴金属も買取・質預かりしておりますので、売却をお考えの場合はぜひ大蔵屋にお任せください!