こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
今回は1991年の登場から現在まで、ロレックスの人気ロングセラーモデル「シードゥエラー 16600」の最新買取価格相場をご紹介いたします。 ※あくまで参考程度にご覧ください。
【2022年 春】高価買取が期待できる シードゥエラー 16600
ロレックスの 「シードゥエラー 16600」 2022年05月時点の最新買取価格相場をご紹介します。
※追記 2023年04月時点の買取価格に更新しております。
ブランド | ROLEX ロレックス |
商品名 | SEA DWELLER シードゥエラー |
品番 | Ref.16600 |
文字盤 | ブラック |
ムーブメント | パーペチュアル 機械式 自動巻 |
キャリバー | Cal.3135 |
ケース | オイスター 40mm |
ベゼル | 逆回転防止ベゼル |
ブレスレット | オイスターブレスレット(3列リンク) |
素材 | オイスタースチール |
パワーリザーブ | 約48時間 |
A社 買取価格 | ~850,000円(税込) |
B社 買取価格 | ~920,000円(税込) |
大蔵屋 買取価格 | ~1,050,000円(税込) |
ロレックス(ROLEX) シードゥエラー 16600について
ロレックス(ROLEX) シードゥエラー 16600は、1991年頃~2008年頃まで販売されていた、シードゥエラーの3代目にあたるモデルです。
ロレックスのダイバーズモデルにはサブマリーナとシードゥエラーがあります。シードゥエラーはサブマリーナの上位機種にあたり、防水性能はサブマリーナの数倍、ヘリウムエスケープバルブも搭載した本格ダイバーズモデルです。
シードゥエラー 16600は、サブマリーナと比較される機会が多いモデルだったので、シードゥエラーの中でも知名度が高いモデルといえます。
今回は日本におけるロレックス スポーツウォッチブームの黎明期に登場したモデル「シードゥエラー 16600」についてご紹介いたします。
前モデル「シードゥエラー 16660」との違い
シードゥエラー 16600は、前モデルの16660=通称トリプルシックスからのモデルチェンジというよりは、16660をブラッシュアップさせたモデルといえます。
シードゥエラー 16660からの変更点は、ムーブメントがCal.3035からCal.3135へ進化したことで、外観やその他の仕様は変わっていません。
Cal.3135はムーブメントの心臓部ともいえる”テンプ”を支えるブリッジが、シングルブリッジからツインブリッジへ進化したムーブメントです。
Cal.3035と比べて精度やメンテナンス性が大幅に向上し、Cal.3235へ世代交代した現在でもロレックスの傑作ムーブメントの一つとして評価されています。
シードゥエラー 16600のマイナーチェンジ
シードゥエラー 16600は約17年間販売されたモデルです。その間、様々なマイナーチェンジが行われています。
1998年頃 エクステンションリンクの変更
エクステンションリンクのスライド部分が、板状からコマ状に変更され、堅牢性がアップしました。
エクステンションリンクとは、ブレスレットの長さを容易に調整することのできる機能で、プラス・マイナス約2.5cmほど変更可能です。 ウェットスーツの上から着用する機会のあるダイバーズモデル特有の機能ですね
1998年頃 夜光塗料変更
夜光塗料が放射性物質を含む発光塗料のトリチウムから、蓄光塗料であるスーパールミノバへ変更されました。
ヴィンテージロレックスファンの間では、トリチウム時代のシードゥエラー 16600が評価されており、オールトリチウムの個体は珍重されています。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では、オールトリチウムの個体から最終品番のV番まで、積極的に買取中です。
【比較】シードゥエラー 16600 と サブマリーナ 16610
シードゥエラー 16600は、ロレックス スポーツモデルの人気が高まり始めた1990年代に最新モデルとしてラインナップされていたモデルです。
当時は今ほど入手困難なわけでもなく定価で購入することも可能でした。
そんな時代に「どちらを購入するか」で比較されたのが、シードゥエラー 16600 と サブマリーナ 16610です。
シードゥエラー 16600 と サブマリーナ 16610の定価
シードゥエラーはサブマリーナの上位機種に位置づけられているモデルです。
直近のモデルでいうとサブマリーナ デイト 126610の定価が1,118,700円、シードゥエラー 126600の定価が1,433,300円と、約30万円の価格差があります。
しかし、1990年代~2000年代はそうではありませんでした。サブマリーナ 16610の定価が約59万円、シードゥエラー 16600の定価が約61万円と、価格差は2万円以内だったのです。
ここまで価格が近いと、サブマリーナを購入しようと思っていた人でもシードゥエラーの存在がチラついて迷ってしまうのは仕方ありませんね。
サイクロップレンズとケースの厚みの違い
シードゥエラーとサブマリーナはルックスがよく似たモデルです。
シードゥエラー 16600 と サブマリーナ 16610のルックスの違いは、文字盤表記やブレスレットの仕上げの違いなどがありますが、大きく異なる点として、サイクロップレンズの有無とケースの厚みの違いがあります。
サイクロップレンズがない理由
シードゥエラー 16600には、サブマリーナをはじめとしたロレックスのデイトモデルにあるサイクロップレンズがありません。水圧の高い深海で使用する際の破損防止対策として、サイクロップレンズが採用されていなかったのです。
高い防水性能のために採用されなかったサイクロップレンズですが、「サイクロップレンズのないフラットなルックス」を好むユーザーが多く、サイクロップレンズが無いことはシードゥエラーの魅力の一つとなりました。
シードゥエラー生誕50周年にあたる2017年登場のシードゥエラー 126600からはサイクロップレンズが採用されています。シードゥエラーの上位モデルにあたるディープシーは、2022年現在、サイクロップレンズは採用されていません。
ケースが分厚い理由
シードゥエラー 16600の防水性能は1220mで、サブマリーナ 16610の300mと比べると約4倍です。高い防水性能を実現するため、シードゥエラーにはサブマリーナには搭載されていない”ヘリウムエスケープバルブ”という機構が搭載されており、サブマリーナと比べるとケースが2mmほど分厚い仕様です。
ヘリウムエスケープバルブは飽和潜水を行う際に重要となる機構で、サブマリーナの上位モデルとしてシードゥエラーが誕生する要因となった機構といっても過言ではないでしょう。
ダイバーによる潜水にはいくつかの方法がありますが、超大深度へ潜水する技術として「飽和潜水」があります。
ここからは、「飽和潜水」について個人的解釈でイメージしやすく説明してみますので、お付き合いください。
例えば、地上にいる人間の体内に溶け込むガスの限界値を100とします。海など深い所へ潜る際、体には水圧がかかり、地上では100しか溶け込まないガスが120、130と、深く潜れば潜るほど増えていきます。
深海から浮上する時、水圧によって溶け込んだ”地上での限界値以上のガス”が体外に正常に排出されれば問題ありません。しかし、浮上スピードや体調など様々な要因で排出がうまくいかず、潜水障害を引き起こしてしまいます。
潜水障害を起こさないために使われる技術が「飽和潜水」です。飽和潜水の方法は以下の通り。
地上にある加圧タンクの中で、飽和状態になるまでヘリウムを含む混合ガスを体内に吸収させます。地上にいながら深海にいる時と同様のガスを吸収させるわけですね。
そして、同気圧のカプセルに移り、深海まで降りて作業を行う技術が飽和潜水です。
ヘリウムガスには、空気の8割を占める窒素と比べて潜水障害を引き起こしにくいという利点がありますが、分子が非常に小さいという側面もあります。
その分子の小ささゆえ、時計内部に高圧状態のヘリウムが侵入してしまうことがあり、地上に上がる際にヘリウムが膨張し、時計を内部から破損せてしまうことがあります。ヘリウムエスケープバルブは、時計内部に入り込んだヘリウムを排出する機構なのです。
シードゥエラー 16600は、サブマリーナ 16610とよく似たモデルでありながら細部が違うということもあって、「人とかぶりたくない」ユーザーに選ばれていました。人気の高さやシェアでいえばサブマリーナ 16610の方が高いですが、現在でもシードゥエラー 16600をお求めのお客様は数多くいらっしゃいますので、大蔵屋でもぜひお買取させていただきたい腕時計です。
シードゥエラー 16600 プレミア買取のレアモデル
シードゥエラー 16600 V番
シードゥエラー 16600の中で最も高く買取・販売されているのが最終品番である「V番」です。
2010年以前のロレックスには製造年代によって数字もしくはアルファベットのシリアルが振られていました。V番は2009年頃に製造された個体のシリアルです。
2008年頃に販売終了となったシードゥエラー 16600には、少量ですがV番の個体が存在します。V番のシードゥエラー 16600は、高年式かつ希少性が高いことから、他品番と比べて買取・販売価格が高くなります。
COMEX(コメックス)モデル
シードゥエラーは、世界初の潜水作業専門会社であるCOMEX(コメックス)社の協力を得て開発されたという歴史のあるダイバーズモデルなので、初期の頃よりCOMEX(コメックス)社とのWネームモデルが存在します。
本来はCOMEX(コメックス)社に提供された特別モデルですが、中古市場にて高値で買取・販売されています。文字盤6時方向、SEA-DWELLERの印字の上に「comex」の大きなロゴがあり、裏蓋にもCOMEXの刻印があるのが特徴です。
COMEX(コメックス)社は1997年に倒産したので、シードゥエラー 16600のCOMEX(コメックス)モデルは、最後のCOMEX(コメックス)モデルということになります。
最後のCOMEX(コメックス)モデル、そして生産数が少ないことから、シードゥエラー 16600 COMEXは、ノーマルのシードゥエラー 16600と比べ10倍以上の価格で取引されることも珍しくありません。
イタリア警察のレアモデル「タコシード」
シードゥエラー 16600には、ほぼ市場に出回ることがない特別なモデル「シードゥエラー オクトパス」があります。
シードゥエラー オクトパス、通称タコシードは、イタリア警察のダイバーチームが創立50周年を記念した腕時計としてロレックスにカスタム依頼したもので、78本しか存在しない超レアモデル。文字盤9時方向に「タコ」のイラストがあるのが特徴です。
2010年、イギリスのクリスティーズ オークションにて約700万円で落札されたことが話題となりました。ほとんど世の中に出回ることがないモデルであり、近年のロレックスの高騰を考えると、現在はさらに価値が上がっていることでしょう。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではシードゥエラー 16600を高価買取中!
シードゥエラーの中でも中古市場にて取引されることの多いモデルがシードゥエラー 16600です。年々、価格は上昇しており三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」でも買取に力を入れております。
ロレックスは価格高騰が話題になることも多く、「まだまだ上がるかも…」とウリドキを見極めるのが難しいブランドといえます。
「売るか迷っている」「いつ売るべきか」「売ったら損する?」そんな不安のあるお客様はぜひ大蔵屋にご相談ください。大蔵屋では買取だけでなく質預かりも承っておりますので、売却することなく資金を調達することが可能です。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」は鈴鹿市・津市・四日市市など近隣の地域の常連様にご愛顧いただいている地域密着型の質店です。
お客様の期待に応えられるよう、顧客第一主義をモットーに営業しておりますので、シードゥエラーを買取に出したいとお考えのお客様は、ぜひ大蔵屋の無料査定をお試しください。もちろん無料査定後に、売却でなく質預かりに変更することも可能です。
買取に関するお問い合わせは、メール・お電話にて承っておりますので、お気軽にご相談ください。