ロレックス(ROLEX)において、もっとも話題となることが多いモデルといえばデイトナです。
デイトナは時計としての素晴らしさだけでなく、そのリセールバリューでも常に注目されています。定価の何倍もの価格で買取されるため、デイトナをきっかけに、腕時計=資産と考えるようになった人も少なくありません。
2017年には、ポール・ニューマン所有のデイトナが世界的なオークション「フィリップス」で20億円で落札され、様々なメディアにて話題となりました。
そのように資産的価値が注目されがちなデイトナですが、この記事では、そんなデイトナの機能面に注目し、デイトナのクロノグラフの使い方やタキメーターの見方などを解説いたします。
本記事で解説したクロノグラフの使い方やタキメーターの見方をマスターすれば、デイトナをより便利に、より楽しく使用することができます。※あくまで参考程度にご覧ください。
ロレックス コスモグラフ デイトナとは
ロレックス デイトナは、1963年に発表されたロレックスのクロノグラフモデルです。モータースポーツの聖地であるアメリカのフロリダ州デイトナビーチにちなんで名付けられました。
デイトナはモーターレース向けのモデルで、レーサーが着用することを想定していたため、ロレックスでは初となるクロノグラフモデル機能が搭載されました。
デイトナの特徴は以下のとおりです。
クロノグラフ機能:ストップウォッチとして使用できる機能です。デイトナの文字盤には、クロノグラフで使用するインダイヤルが3つあります。インダイヤルは、中央が秒積算計、右が30分積算計、左が12時間積算計です。
タキメーターベゼル:デイトナのベゼルにはタキメーターが記されています。タキメーターでは、1kmを走行するのにかかった秒数から、平均時速を知ることができます。
個性的なデザイン:腕時計において、インダイヤルやタキメーターは、デザインにも大きな影響を与えるため、デイトナはロレックスの他モデルとは一線を画すルックスとなっています。
リセールバリューが高い:デイトナはロレックスの王様とも呼ばれるモデルで、デイトナのステンレス素材のモデルは、ロレックスの中で最も人気のモデルとなっています。リセールバリューも非常に高く、例えばデイトナ 116500LNの場合、新品であれば定価の3倍以上の価格で買取されることも珍しくありません。
デイトナは特徴的なルックスや、その人気の高さからロレックスの中で最も話題に上がることが多いモデルです。
デイトナ 各部名称
デイトナを操作するにあたり、まずは各部の名称を知っておくと理解しやすくなります。
A | タキメーターベゼル |
B | クロノグラフ秒針 |
C | 時針 |
D | クロノグラフ12時間積算計 |
E | スモールセコンド(通常の秒針の役割) |
F | プッシュボタンA(スタート・ストップ) |
G | 分針 |
H | リューズ |
I | クロノグラフ30分積算計 |
J | プッシュボタンB(リセット) |
この記事では、クロノグラフの使い方やタキメーターの見方を解説しますので、主に関係してくるのは、クロノグラフ秒針・12時間積算計・30分積算計・プッシュボタンA・プッシュボタンB・タキメーターベゼルとなります。
デイトナ クロノグラフの使い方とタキメーターベゼルの見方
ここからはクロノグラフの使い方について解説していきます。
クロノグラフを使う際は、2時方向の「プッシュボタンA」と、4時方向の2時方向の「プッシュボタンB」を使用しますが、どちらもねじ込み式となっていますので、使用する前にプッシュボタンを手前方向に回して開放する必要があります。
使用し終わったら、逆方向に回してねじ込みましょう。
クロノグラフをストップウォッチとして使う場合
まずは、クロノグラフ針、30分積算計、12時間積算計の関係性について説明します。
①2時方向のプッシュボタンAを押してスタート
②文字盤上のクロノグラフ秒針が動き始める
③クロノグラフ秒針が1周回ると1分経過したということなので、右側のインダイヤル「30分積算計」が1目盛り進む
④60分経過し、30分積算計が2周回ると左側のインダイヤル「12時間積算計」が1目盛り進む
・クロノグラフ秒針が1周回ったら30分積算計が1目盛り進む
・30分積算計が2周回ったら12時間積算計が1目盛り進む
この順番で目盛りが進んでいきます。
クロノグラフをストップウォッチとして使う場合は、1秒~最大12時間まで計測できるということになりますね。12時間も時間を計測することは中々ないかもしれませんが、例えば遠方への移動時間を計測したいという場合に使うことができます。
計測が終わったら、4時方向のプッシュボタンBでリセットすれば、目盛りはスタートポジションに戻ります。
タキメーターベゼルの見方と使い方
デイトナのタキメーターベゼルには、50~200までの数字、もしくは60~400までの数字が表記されています。どちらも100以下までは60→65と5刻み、100以上は100→110と10刻みとなっています。
この数字は、平均時速を割り出すための数字です。
車での平均時速を割り出す方法は以下の通り。
①発車のタイミングで、2時方向のプッシュボタンAを押してスタート
②1km地点で、2時方向のプッシュボタンAを押してストップ
この時、クロノグラフ秒針の先が、タキメーターベゼルの150を指していたら、時速150kmで走っていたということになります。
タキメーターの目盛りは、1989年頃のデイトナ Ref.16520までは200まで、それ以降のモデルは400までとなっています。
タキメーターベゼルの応用方法
タキメーターベゼルは車の平均時速を割り出す以外にも、様々な場面で活用できます。
例えば、データ入力作業を計測する場合
①スタートのタイミングでプッシュボタンAを押してスタート
②1件の入力完了時にプッシュボタンAを押してストップ
クロノグラフ秒針の先が、タキメーターベゼルの240を指していたら、1時間に240件入力できるということになります。
1時間を秒数にすると3600秒なので、1件15秒の作業を1時間行った場合、3600÷15=240ですね。
デイトナ クロノグラフ使用における注意点
クロノグラフは機能性だけでなく見た目にも華があります。独特な動きのクロノグラフを「ずっと見ていられる」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、デイトナを使用する上では、以下の点に気をつけておかないと、不具合に繋がる可能性があります。
・クロノグラフを動かしっぱなしにしない(秒針代わりに使わない)
・使わない時は、プッシュボタンをしっかりとねじ込んでおく
秒針代わりに使わない
デイトナのクロノグラフは、常に動かしておく前提で設計されていません。そのため、「秒針代わりに使う」など常に動かしたままにしておくと、ムーブメントに負担をかけ、オーバーホールの周期が早まったり、不具合につながる可能性があります。
クロノグラフを動かすのは使う時だけにしましょう。
プッシュボタンをしっかりとねじ込んでおく
現行のデイトナは100m防水性能を備えたモデルです。その100m防水を実現するためには、プッシュボタンやリューズをしっかりとねじ込んでおく必要があります。
クロノグラフを使用した後は、しっかりとプッシュボタンをねじ込む習慣をつけましょう。
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ロレックスの代表的なスポーツウォッチであるデイトナは、高い人気とリセールバリューを誇るモデルです。
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