スカイドゥエラーの機能
スカイドゥエラーはコンプリケーション(複雑時計)ということで、見方や操作方法がややこしいと感じる方もいるかもしれません。
しかし、スカイドゥエラーはコンプリケーションでありながらリューズ一つで簡単に操作・設定ができる実用性の高い時計です。
まずは、スカイドゥエラーの持つ機能について説明します。
デュアルタイム表示とは
デュアルタイム表示とは、ホームタイムとローカルタイム、2つの場所の時間を同時に表示できる機能です。
スカイドゥエラーのダイヤルの中央部には、24時間ディスクがついています。
ホームタイムの時間を確認する場合、24時間ディスクで「時」を確認し、通常の分針で「分」を確認します。ローカルタイムの時間を確認する場合は通常通り時針と分針の時間を確認する形です。
アニュアルカレンダー(サロス 年次カレンダー)とは
アニュアルカレンダー(サロス 年次カレンダー)とは、カレンダーの日付調整を、年に1度しか行う必要のないカレンダー機能です。アニュアルカレンダーは、ロレックスの中でもスカイドゥエラーにのみ搭載されている機能で、一般的なデイト表示と比べて、とても賢い機能です。
普通のデイト表示の場合、30日までの月は月末になると手動操作により31日を飛ばす形で日付を進める必要があります。しかし、スカイドゥエラーのアニュアルカレンダー機能では、30日の月も31日の月も自動的に認識し、日付を調整してくれるのです。
例えば、6月30日の次は7月1日。普通のデイト表示だと、自分で日付を進めなければいけないのですが、スカイドゥエラーは自動的に6月30日から7月1日に切り替わるという実用的な機能です。
2月は28日か29日しかありませんので、2月末のみ手動調整が必要ですが、その他の月は年間を通して日付調整の手間が不要になります。
このように、スカイドゥエラーのアニュアルカレンダーは、忙しい方やわずらわしい作業をできるだけしたくない方にとって非常に実用的な機能です。
スカイドゥエラーでは、日付だけでなく月も文字盤上で確認できます。日は3時方向の日付窓で確認し、月はインデックスの横の赤いマーカーで確認できるようになっています。例えば2月の場合、2時のバーインデックスの横に赤いマーカーが移動する仕組みです。
アニュアルカレンダーは複雑機構のため、パテックフィリップ(PATEK PHILIPPE)やランゲ&ゾーネ(A.LANGE&SOHNE)など高級時計ならではの機能となっております。
スカイドゥエラーの使い方
ここからは、スカイドゥエラーの「ゼンマイの巻き上げ方」「デュアルタイム機能」「アニュアルカレンダー機能」の具体的な使い方を解説します。
A | リングコマンドベゼル |
B | ホームタイム(基準の時刻) |
C | アニュアルカレンダー |
D | ローカルタイム(現在地の時刻) |
E | リューズ |
F | 日付カレンダー |
スカイドゥエラーのリングコマンドシステムについて
スカイドゥエラーで時間合わせや日付合わせを行う場合は、「リングコマンドシステム」と呼ばれる、回転式コマンドベゼルを用いた方法で行います。
一見複雑に見えますが、ベゼルの位置に応じてホームタイム、ローカルタイム、カレンダーをリューズで設定できる、非常にシンプルなシステムです。
ここからは、下の図をもとに、スカイドゥエラーの使い方を説明します。
作業は以下の点に注意して行ってください。
・作業は、時計を腕から外して行いましょう。
・静かな場所で、作業に集中できる環境を整えましょう。
ゼンマイの巻き上げ方
①リューズを6時方向にゆっくり回し、リューズを開放します。
②開放した状態のリューズを12時方向にゆっくりと25回以上巻き上げます。
③巻き上げが完了したら、リューズをケースにしっかりとねじ込み、ロックしましょう。
※無理に回しすぎないように注意してください。
デュアルタイム機能:ホームタイム設定方法
①リューズを6時方向にゆっくり回し、リューズを開放します。
②リューズを1段引き出します。(秒針がハック機能により止まります)
③ベゼルを反時計回りに③の位置まで回転させてください。
④リューズを回し、24時間ディスクで時間を合わせ、分針で分を合わせます
⑤ベゼルを時計回りに0の位置に戻します。
⑥完了したら、リューズをケースにしっかりとねじ込み、ロックしましょう。
デュアルタイム機能:ローカルタイム設定方法
①リューズを6時方向にゆっくり回し、リューズを開放します。
②リューズを1段引き出します。(秒針がハック機能により止まります)
③ベゼルを反時計回りに②の位置まで回転させてください。
④リューズを回し、時針のみ動かして時間を合わせます。
⑤ベゼルを時計回りに0の位置に戻します。
⑥完了したら、リューズをケースにしっかりとねじ込み、ロックしましょう。
アニュアルカレンダー機能:月と日付の設定方法
①リューズを6時方向にゆっくり回し、リューズを開放します。
②リューズを1段引き出します。(秒針がハック機能により止まります)
③ベゼルを反時計回りに①の位置まで回転させてください。
④リューズを手前に回し、日付と月を合わせます。
⑤ベゼルを時計回りに0の位置に戻します。
⑥完了したら、リューズをケースにしっかりとねじ込み、ロックしましょう。
スカイドゥエラーの操作はとても簡単
この記事では、ロレックスの革新的なコンプリケーションモデル「スカイドゥエラー」の基本的な使い方を解説しました。
複雑な機能が搭載されているように見えるスカイドゥエラーですが、「リングコマンドシステム」と呼ばれる画期的な機構により、驚くほど簡単に操作することができます。
一度慣れてしまえば、まるで魔法のように簡単に設定できるリングコマンドシステムは、スカイドゥエラーの魅力の一つです。
このシステムをマスターすることで、スカイドゥエラーをもっと楽しむことができますので、ぜひお試しください。
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スカイドゥエラーは2012年に登場した比較的新しいモデルで、デイトナやサブマリーナと比べると知名度が高いモデルではありません。しかし、2020年のオイスターフレックスブレスレットモデルの登場、2021年のジュビリーブレスレットモデルの登場などによりジワジワと人気を上げてきています。
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