こんにちは、三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」です。
今回は1967年の登場から現在まで、ロレックスの人気ヴィンテージモデル「シードゥエラー 1665」の最新買取価格相場をご紹介いたします。 ※あくまで参考程度にご覧ください。
【2022年 秋】高価買取が期待できるシードゥエラー 1665
ロレックスの 「シードゥエラー 1665」 2022年11月時点の最新買取価格相場をご紹介します。
ブランド | ROLEX ロレックス |
商品名 | SEA DWELLER シードゥエラー |
品番 | Ref.1665 |
文字盤 | ブラック |
ムーブメント | パーペチュアル 機械式 自動巻 |
キャリバー | Cal.1570 |
ケース | オイスター 40mm |
ベゼル | 両回転べゼル |
ブレスレット | オイスターブレスレット(3列リンク) |
素材 | オイスタースチール |
パワーリザーブ | 約48時間 |
大蔵屋 買取価格 | ASK |
ロレックス(ROLEX) シードゥエラー 1665について
ロレックス(ROLEX) シードゥエラー 1665は、1967年頃~1983年頃まで製造されていた、初代シードゥエラーです。
シードゥエラーはロレックスの中で最も防水性能が高いダイバーズモデルで、2022年時点での現行モデル シードゥエラー 126600では1,220m、シードゥエラー ディープシー 136660では3,900mと、圧倒的な防水性能を誇ります。
この記事で紹介するシードゥエラーのファーストモデル 1655が誕生したのは50年以上前の1967年、サブマリーナの上位モデルとして登場しました。
シードゥエラー 1665の防水性能は610mと1960年代という時代を考えるとかなりハイスペックだったことがわかります。50年以上前で当時のサブマリーナの3倍、現行サブマリーナの2倍以上の防水性能を備えていたわけです。
また、初代シードゥエラー 1665のポイントは防水性能だけではありません。後にロレックスが特許を取得するヘリウムガスエスケープバルブを搭載しており、数あるダイバーズウォッチの中でも頭一つ抜けた存在でした。
ルックス面ではスーパードームなどのニックネームで呼ばれる厚みのあるドーム風防も特徴的です。
この記事では、アンティーク・ヴィンテージロレックス(ROLEX)の中でも高い人気を誇る赤シードを有するモデル、初代シードゥエラー 1665をご紹介いたします。
シードゥエラーの誕生とCOMEX(コメックス)社
ダイバーズウォッチ「シードゥエラー」誕生にはフランスのCOMEX(コメックス)社が深く関わっています。
COMEXは正式名称を「Compagnie maritime d'expertises」といい、1961年にアンリ・ジェルマン・デァウゼ氏によって設立された潜水作業専門会社です。
COMEX社では海洋調査をはじめとした深海での作業を主な業務としており、COMEXのダイバーには深海の高圧にも耐えられるダイバーズウォッチが必要不可欠でした。
そんなCOMEXがダイバー用の腕時計として正式採用していたのがロレックスのサブマリーナ 5513です。サブマリーナは優秀なダイバーズウォッチでしたが、飽和潜水においては役不足な部分がありました。
ダイバーが飽和潜水を行う際、時計内部に高圧状態のヘリウムガスが侵入。地上へ上がる際に、高圧状態で侵入していたヘリウムガスが膨張することで時計が破損するという事故が頻発していたのです。
破損事故を防止するため、ロレックスがCOMEXの協力を得て開発したのが「ヘリウムエスケープバルブ」
ヘリウムエスケープバルブは5513の派生モデルでありCOMEX専用モデルとして制作されたサブマリーナ 5514に採用されました。
その後、サブマリーナ 5514をベースにブラッシュアップが行われて誕生したのが、防水性能610m、ヘリウムエスケープバルブ搭載、「海の居住者」を意味する新たなペットネームを与えられたシードゥエラー 1665だったのです。
※飽和潜水については 「シードゥエラー 16600 買取価格相場 情報」の記事をご覧くださ
赤シードについて
シードゥエラー 1665を語る上で外せないのが「赤シード」の存在です。
赤シードは文字盤上、以下の2行の表記が赤文字になっているものを指します。
SEA-DWELLER
SUBMARINER 2000
二行が赤文字であることから、海外ではDouble Red Sea-Dweller ( ダブルレッドシードエラー ) を略して「DRSD」などの愛称でも呼ばれます。
赤シードはシードゥエラー 1665の中でも登場から数年間の個体にしか存在しておらず、非常に希少な個体です。
さらに、赤シードは製造時期による文字盤表記などの違いでマーク1、マーク2、マーク3、マーク4の4種類に分類されます。
ここでは、シードゥエラー 1665のマークダイヤルの違いについて紹介します。
マークダイヤルの違い
シードゥエラー 1665のマークダイヤルの特徴を紹介します。
マークダイヤルの違いは大きく分けて以下の5点で見極めることができます。
赤シード表記 | SEA-DWELLER、SUBMARINER 2000のフォントサイズの違い |
防水性能表記 | 2000ft=610mの「6」の◯部分が閉じていない「オープン6」か、◯部分が閉じている「クローズ6」かの違い |
裏蓋表記 | ヘリウムエスケープバルブの特許申請中を意味する「PATENT PENDING」、ロレックスの特許であることを示す「ROLEX PATENT」かの違い |
王冠マーク | 王冠下部部分とトゲ状部分の形状の違い |
6時方向表記 | 文字盤6時方向の二行の表記、SUPERLATIVE■CHRONOMETERとOFFICIALLY■CERTIFIEDの■部分の位置が、縦に揃っているか否かの違い。揃っているものは スターンダイヤル / センタースプリット などと呼ばれる |
ケースの厚み | マーク1、マーク2はケースの厚みが若干薄く、海外ではThin Caseという愛称で呼ばれている |
※製造時期や表記については諸説あり、個体差もありますので参考程度にご覧ください。
赤シード マーク1 ( Mark I / Mk1 ) ダイヤル
製造時期:1969年
赤シード表記:SEA-DWELLER、SUBMARINER 2000のフォントサイズが同じ。
防水性能表記:2000ft=610mの「6」の◯部分が閉じていない「オープン6」仕様
裏蓋表記:特許出願を意味するPATENT PENDINGの刻印
王冠マーク:王冠下部とトゲ状の部分が半々ぐらいのバランス
6時方向表記:スターンダイヤル / センタースプリットではない
ケースの厚み:少し薄いThin Case
その他:マーク1 ( Mark I / Mk1 ) ダイヤル独自の特徴として超希少な「ピンクシード」があります。ピンクシードは赤シード表記が経年変化によりピンク色になったもので、マーク1だけに確認される特徴です。
赤シード マーク2 ( Mark II / Mk2 ) ダイヤル
製造時期:1967年~1972年頃
赤シード表記:フォントサイズが異なる。SEA-DWELLERが大きく、SUBMARINER 2000が小さい
防水性能表記:2000ft=610mの「6」の◯部分が閉じていない「オープン6」仕様
裏蓋表記:特許出願を意味するPATENT PENDING、ロレックスの特許であることを示すROLEX PATENTの両方が存在している
王冠マーク:王冠下部の面積が多く、トゲ状の部分が短い、むっくりとした形状
6時方向表記:他のマークダイヤルと比べるとスターンダイヤル / センタースプリットに近い
ケースの厚み:少し薄いThin Case
その他:マーク2 ( Mark II / Mk2 ) ダイヤルの特徴として黒が褪色し茶色になりやすいという点があります。この現象はブラウンチェンジと呼ばれ、ブラウンチェンジした文字盤はトロピカルダイヤル、チョコレートダイヤル、赤シードブラウンなどの愛称で呼ばれます。
赤シード 1665 マーク3 ( Mark III / Mk3 ) ダイヤル
製造時期:1972年~1974年頃
赤シード表記:フォントサイズが異なる。SEA-DWELLERが大きく、SUBMARINER 2000が小さい
防水性能表記:2000ft=610mの「6」の◯部分が閉じていない「オープン6」仕様
裏蓋表記:ロレックスの特許であることを示すROLEX PATENTの刻印
王冠マーク:全体的に細身、王冠下部の面積が少ない、トゲ状の部分が長い
6時方向表記:スターンダイヤル / センタースプリットではない
ケースの厚み:普通
赤シード 1665 マーク4 ( Mark IV / Mk4 ) ダイヤル
製造時期:1975年~1977年頃
赤シード表記:フォントサイズが異なる。SEA-DWELLERが大きく、SUBMARINER 2000が小さい
防水性能表記:2000ft=610mの「6」の◯部分が閉じている「クローズ6」仕様
裏蓋表記:ロレックスの特許であることを示すROLEX PATENTの刻印 / マーク3まではROLEXのロゴがストレートだったが、マーク4の一部はラウンド状になっている
王冠マーク:王冠下部の面積が少ない、トゲ状の部分が長く開き気味の通称「frog foot coronet」(カエルの足のような形)
6時方向表記:スターンダイヤル / センタースプリットではない
ケースの厚み:普通
以上が赤シードのマークダイヤルごとの違いです。買取・販売価格相場においては、マーク4かマーク3以前かで異なり、古いモデルの方が高くなっております。
白シード / Great White( グレートホワイト )について
シードゥエラー 1665の赤シード製造終了後、SUBMARINER 2000の表記は文字盤から消え、SEA-DWELLERの表記は白文字となりました。
SEA-DWELLER表記が白文字のシードゥエラー 1665は「Great White( グレートホワイト )」や「白シード」と呼ばれ、1977年頃~1983年頃まで製造されています。
このGreat White( グレートホワイト )こと白シードにもマーク0~マーク4までの5種類が存在しています。
白シード マーク0 ( Mark 0 / Mk0) ダイヤル
製造時期:1977年
・SEA-DWELLERの表記が2000ft=610mの横幅と比べて大きく、全体的にフォントが太い
・2000ftの”ft”が縦型のフォント
・インデックスが中央寄り
白シード マーク1 ( Mark I / Mk1) ダイヤル
製造時期:1977年~1980年
・文字盤表記が全体的に小ぶり
・2000ftの”ft”が縦型のフォント
白シード マーク2 ( Mark II / Mk2) ダイヤル
製造時期:1978年~1979年
・2000ftの”ft”が斜体
・スターンダイヤル / センタースプリット
・6時方向 T SWISS T の表記が夜光塗料のバーインデックスとくっついている
白シード マーク3 ( Mark III / Mk3) ダイヤル
製造時期:1979年~1981年
・2000ftの”ft”が斜体
・王冠マークがシャープ
白シード マーク4 ( Mark IV / Mk4) ダイヤル
製造時期:1981年~1983年
・2000ftの”ft”が斜体
・マーク3と比べ王冠マーク下部の穴部分が大きい
・2000ftの2の下部、横棒部分の角度がマーク3は上向き、マーク4は下向き
・ROLEXの表記以外の単語に使われているRの払いがマーク3と比べて短い
シードゥエラー 1655の白シードについてもヴィンテージロレックスとして非常に人気となっております。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではシードゥエラー 1665 を高価買取中!
シードゥエラー 1665 は赤シード、白シードともに高い需要のあるモデルです。
三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではシードゥエラー 1665を含むアンティークロレックスも積極的に買取させていただきますので、古いモデルであってもドシドシご相談ください!
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