ロレックス(ROLEX) エアキングの歴代モデル一覧。コンビモデルの歴史を完全網羅

ロレックス(ROLEX) エアキング(Air-King)は、1940年代に誕生した、ロレックス最古のペットネームを持つモデルです。長年にわたりそのデザインを進化させながら、ロレックスの中では比較的お求めやすい価格帯で、多くの人々に愛されてきました。

シンプルなデザインと34mmのコンパクトなサイズ感が特徴のエアキングは、メンズ・レディース問わず人気のモデルでした。しかし、2016年に大幅なモデルチェンジにより、それまでとは全く異なるモデルとして生まれ変わりました。

この記事では、現在はラインナップされておらず、旧エアキングにだけ存在したコンビモデルに焦点を当て、その歴史を紐解いていきます。

本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、古いモデルについては、製造年や仕様などについて、複数の説が存在するため、事実と異なる可能性があります。そのため、本記事の情報は、あくまでも参考程度にご活用ください。

ロレックス エアキングとは

最初に、エアキングの特徴をご紹介します。

ロレックス最古のペットネーム

エアキングは、ロレックスが誇る数々のモデルの中でも、最も古いペットネームを持つモデルです。その歴史は古く、1940年代にはすでにRef.4365、Ref.4925、Ref.4499といった手巻きモデルに「AIR-KING」の表記が見られます。

つまり、エアキングはサブマリーナやデイトナといった多くのモデルよりも早く、その名が誕生していたのです。知名度では後発のモデルに譲るかもしれませんが、その歴史の深さにおいては、エアキングはロレックスの礎を築いたと言えるでしょう。

AIR-KING(空の王)の誕生

1930年代、空への挑戦が熱を帯びていた時代、パイロットたちはより高性能な装備を求めていました。そんな中、活躍したのがロレックスの「オイスター」です。その高い耐久性は、過酷なフライト環境においてパイロットたちを支え、彼らの信頼を勝ち取りました

ロレックス オイスターは、その卓越した性能から、数々のパイロットたちに愛用されました。イギリス人パイロットのチャールズ・ダグラス・バーナード氏をはじめ、多くのパイロットがロレックスと共に、歴史的な飛行記録を打ち立てたのです。彼らの勇敢な挑戦と、ロレックスの信頼性の高い時計が融合し、「空の王」を意味する「AIR-KING(エアキング)」という名を持つモデルが誕生しました。

「AIR-KING」という名は、単なる時計の名前ではありません。それは、空を支配する王、つまりパイロットたちの自由な精神と、ロレックスが目指す卓越性を象徴する言葉なのです。エアキングは、パイロットたちの冒険心を刺激し、彼らの腕に輝くことで、新たな歴史を刻み続けてきました。

様々なペットネーム

「AIR-KING」は、現存する最古のペットネームですが、その名に確定するまでは、様々な候補が存在したようです。

ここでは、Ref.4365で見られる様々なペットネームをご紹介します。

AIR-TIGER(エアタイガー)

AIR-TIGER(エアタイガー)はRef.4365で見られる派生ペットネームで、GF(ゴールドフィールド)金張り仕様の個体が多く確認できます。アラビアインデックスのものが多いようです。金色のケースはタイガーの名前にピッタリですね。

AIR-LION(エアライオン)

AIR-LION(エアライオン)はRef.4365で見られる派生ペットネームで、バー&ローマンインデックスの個体などが確認できます。エアタイガーと比べると、少しおとなしめな印象ですが、意図を持って差別化したかは不明です。

AIR-GIANT(エアジャイアント)

AIR-GIANT(エアジャイアント)はRef.4365で見られる派生ペットネームで、楔&アラビアインデックスの個体などが確認できます。

これら3つのペットネームは早い段階で生産終了となり「AIR-KING(エアキング)」に集約されたようです。

大幅なモデルチェンジ

2016年、ロレックス エアキングは、エレガントなドレスウォッチから、スポーティなプロフェッショナルモデルへと大胆な変貌を遂げました。

ケースサイズは34mmから40mmへと大きくなり、ユニセックスからメンズ向けのモデルへと変更に。力強いベンツ針や、視認性の高い大型のアラビア数字インデックス、そして特徴的なグリーンのROLEXロゴと秒針を採用することで、一目でエアキングとわかるような印象的なデザインに生まれ変わりました。

このモデルチェンジは、オイスターパーペチュアルとの差別化のためと言われています。2016年以前のエアキングは、オイスターパーペチュアルのシンプルなデザインを踏襲しており、両モデルの区別がつきにくいという声も聞かれました。また、ロレックスのプロフェッショナルウォッチの人気が高まっていたこともモデルチェンジの要因と思われます。エアキングのコンビモデルに関しては、2016年以前のモデルにのみラインナップされていました。

エアキング 歴代コンビモデル年表

エアキングのコンビモデルは3モデルですが、アンティークモデルに関しては詳細不明なものもあります。

※アンティークモデルの製造期間に関しては正確な情報がないため、事実とは異なる場合がございます。あくまでも参考程度にご覧ください。

モデル年代ムーブメントサイズ素材
エアキング デイト Ref.57011960年代~1970年代Cal.1530、Cal.152034mmSS×K14YG
エアキング Ref.1142342007年~2014年Cal.313034mmSS×K18WG
エアキング Ref.114234G2007年~2014年Cal.313034mmSS×K18WG

エアキング 歴代コンビモデル一覧

エアキング 歴代コンビモデルを紹介します。

エアキング デイト Ref.5701 SS×K14YG

製造年代1960年代~1970年代
キャリバーCal.1530、Cal.1520
防水性能-
ケース径34mm
ポイントRef.5500の派生モデル、デイト機能有り、フルーテッドベゼル

エアキング デイト Ref.5701は1960年代に登場したエアキング Ref.5500の派生モデルです。

エアキング Ref.5500には、様々な派生モデルがありますが、Ref.5701はその中でもかなり特殊な仕様です。1つ目のポイントがデイト付きという点で、ダイヤル表記も「Air-King-Date」となっています。2つ目のポイントはK14YGのフルーテッドベゼルという点で、Air-King-Dateの表記が無かったらデイトジャストにも見えます。

エアキング デイト Ref.5701は、1960年代から1970年代にかけて製造されたモデルです。製造時期によって、ムーブメントや文字盤のデザインなど、いくつかの特徴に違いが見られます。

前期モデル:ムーブメントはCal.1530を搭載し、インデックスの形は楔型が多いようです。文字盤の6時位置には「SUPER PRECISION」と表記されています。

後期モデル: ムーブメントはCal.1520に切り替わり、インデックスの形はバー型が一般的です。文字盤の6時位置の表記は「PRECISION」に変わりました。

デイトジャストにそっくりなエアキング デイト Ref.5701、なかなかお目にかかる機会のないアンティークモデルとなっております。

エアキング Ref.114234 SS×K18WG

製造年代2007年~2014年
キャリバーCal.3130
防水性能100m
ケース径34mm
ポイントフルーテッドベゼル

エアキング Ref.114234は2007年に登場したK18WG(18金ホワイトゴールド)コンビのエアキングです。

Ref.114234は、34mmサイズのエアキングとしては最後の世代に属するモデルです。この世代のエアキングは、これまでのシンプルなデザインから一転し、より個性的な意匠を取り入れることで、新たな魅力を追求していました。ステンレスモデルのドームベゼルやブルーコンセントリック文字盤など、従来のエアキングのイメージを刷新するようなデザインが特徴的です。

Ref.114234は特に、K18ホワイトゴールド製のフルーテッドベゼルを採用することで、コンパクトなケースでありながら高級感を際立たせています。このモデルは、ロレックスがエアキングの将来性を模索していた時期の試作品的な要素も秘めており、後のエアキングにはない魅力が詰まっています。

エアキング Ref.114234G SS×K18WG

製造年代2007年~2014年
キャリバーCal.3130
防水性能100m
ケース径34mm
ポイント11Pダイヤモンドインデックス

エアキング Ref.114234Gは、Ref.114234の11Pダイヤモンドインデックスモデルです。

Ref.114234Gは、Ref.114234と同様にK18WG(18金ホワイトゴールド)とステンレスを組み合わせたコンビモデルで、特徴的なフルーテッドベゼルを備えています。ロレックスのダイヤモンドインデックスは、通常インデックス自体がダイヤモンドで埋め込まれることが多いですが、Ref.114234Gはローマンインデックスの外側にスクエア型のダイヤモンドを配するという、ユニークなデザインを採用しています。

デイトジャストなどのドレスウォッチではなく、シンプルなイメージのエアキングにこのような華やかな装飾が施されている点が特徴的で、ロレックスがエアキングの新たな可能性を探求していたことを伺わせる一例と言えるでしょう。

エアキングの34mmはこの世代で終了し、オイスターパーペチュアルに集約されました。今後、フルーテッドベゼルを備えたエアキングが登場する可能性は非常に低く、これらのモデルは希少になっていくと考えられます。

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2016年のモデルチェンジにより、エアキングはスポーティなプロフェッショナルウォッチへとその方向性を大きく転換しました。以前のようなエレガントなデザイン、特にフルーテッドベゼルを備えたコンビモデルは、新しいエアキングのコンセプトからは外れており、今後同型のモデルが新たに製造される可能性は低いと考えられます。そのため、34mmサイズのコンビモデルのエアキングは、中古市場でしか手に入らず、今後ますます希少なものになっていきます。

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