ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説

ロレックス(ROLEX) ヨットマスターIIはロレックスが製造するスポーツウォッチのひとつです。

ヨットマスターIIは、数あるロレックスのスポーツウォッチの中でも、個性的な見た目と特殊な機能によって、他とは一線を画すモデルとして知られています。

この記事では、ヨットマスターII独自の機能であるレガッタクロノグラフをはじめ、ヨットマスターIIの基本的な使い方を紹介します。※あくまで参考程度にご覧ください。

ヨットマスターIIの機能

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 ヨットマスター2の機能

ヨットマスターIIといえば、青い針やベゼルと特殊な文字盤デザインが特徴的なモデルです。これらの特徴は、ヨットレースのスタートを知らせるタイマーとして設計された、世界初の機械式レガッタクロノグラフを搭載していることに起因しています。

※ヨットマスターII 116689はプラチナベゼルなので、ベゼルの色は青ではありません。

レガッタクロノグラフ機能とは

ヨットマスターIIの機能であるレガッタクロノグラフは、カウントダウン式のクロノグラフ機構です。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 レガッタクロノグラフ機能とは

レガッタクロノグラフはヨットレース用のカウントダウンタイマーとして使用することを想定した機能を持っています。最小1分、最大10分まで任意の分数にセットしてカウントダウンを行うことが可能です。

ヨットは風を受けて進むものなので、停止している状態から急加速するということはできません。なので、スタート前に、風を受けた状態でスタート地点に向かい、スタートの合図と共にスタートする必要があります。

レガッタクロノグラフは、そんな「レース開始まであと◯分!」の◯分に合わせて時間をセットし、カウントダウンする機能なのです。

シンクロナイゼーション機能とは

シンクロナイゼーション機能は、カウントダウンをリセットする機能です。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 シンクロナイゼーション機能とは

カウントダウンを行う際、クロノグラフ秒針が12時位置からスタートし、60秒かけて1周回転します。

シンクロナイゼーション機能を使えば、進みだしたクロノグラフ秒針を、一瞬で12時位置に戻し0からカウントダウンを開始できます。

シンクロナイゼーション機能における注意点は、クロノグラフ秒針が30秒を超えているか超えていないかで、カウントダウン用に設定した分数に影響を与えるということです。

例えばカウントダウンを10分に設定し、スタート。クロノグラフ秒針が15秒進んだところでシンクロナイゼーション機能を使えば、また0から10分のカウントダウンが開始します。

しかし、クロノグラフ秒針が30秒以上進んだ状態でシンクロナイゼーション機能を使うと、カウントダウンの分数が1分減り、9分のカウントダウンが0から開始されます。

ヨットマスターIIの使い方

ここからは、ヨットマスターIIの「レガッタクロノグラフ機能」「シンクロナイゼーション機能」の具体的な使い方を解説します。

レガッタクロノグラフ (カウントダウン) 機能の使い方

まずは、ヨットマスターIIの機能を使う際に必要な、各部位の名称を確認しましょう。

カウントダウン機能を設定・使う際に使用する順番で紹介しています。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 レガッタクロノグラフ カウントダウン 機能の使い方
A リングコマンドベゼル
B カウントダウン分針
C カウントダウン表示
D クロノグラフ秒針
E 上部プッシュボタン
F リューズ
G 下部プッシュボタン

手順1.カウントダウンモードへの切り替え

まずはカウントダウン時間を設定するための前準備です。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 カウントダウンモードへの切り替え

ここではAのリングコマンドベゼルとGの下部プッシュボタンを使用します。

最初にリングコマンドベゼルを反時計回りに90度回転させます。※回転前、文字盤12時方向のベゼル表記は5ですが、反時計回りに90度回転させた後のベゼル表記は1の少し左側です。

リングコマンドベゼルを反時計回りに90度回転させたら、文字盤4時方向の下部プッシュボタンを押します。

これでモード切り替え完了です。

手順2.カウントダウンする時間を設定

モード切り替えが完了したら、Fのリューズを6時方向に回して緩めます。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 カウントダウンする時間を設定

リューズを緩めた状態で、12時方向に回すとカウントダウン分針が動き、カウントダウンする時間を設定できます。

カウントダウン時間は、1分ごとに10分まで設定可能で、カウントダウン表示の左端が10分です。

手順3.カウントダウン時間設定を完了

カウントダウン時間をセットしたら、Fリューズをねじ込みます。ケース側にリューズを押し込み、12時方向に締めます。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 カウントダウン時間設定を完了

リューズをしっかりとねじ込んだら、Aのリングコマンのドベゼルを時計回りに90度回転させ、元の位置に戻します。※戻したら文字盤12時方向のベゼル表記が5の位置となります。

手順4.カウントダウン開始

カウントダウン時間設定が完了したら、カウントダウンを開始できる状態となります。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 カウントダウン開始

Eの上部プッシュボタンを押すと、カウントダウンが開始されカウントダウン分針が動き出します。

カウントダウン中に上部プッシュボタンを押すと、カウントダウンが停止。再度上部プッシュボタンを押すと、続きからカウンドダウンが開始されます。

手順5.カウントダウンリセット

カウントダウン中にEの上部プッシュボタンを押してカウントダウンを停止します。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 カウントダウンリセット

カウントダウンを停止した状態で、Gの下部プッシュボタンを押すと、カウントダウンがリセットされます。

リセットした際は、クロノグラフ秒針だけでなく、カウントダウン分針も設定した時間に戻ります。

シンクロナイゼーション機能の使い方

シンクロナイゼーション機能の使い方は、カウントダウン中にGの下部プッシュボタンを押すだけです。

ロレックス(ROLEX) ヨットマスター2のカウントダウン機能の使い方を徹底解説 シンクロナイゼーション機能の使い方

下部プッシュボタンを押すと、クロノグラフ秒針が12時位置にリセットされます。

下部プッシュボタンを押した時、クロノグラフ秒針の位置が30秒以下の場合はカウントダウン時間は元のまま、30秒以上進んでいる場合はカウントダウン時間が1分減ります。

カウントダウンタイマーの応用方法

ヨットマスターIIのレガッタクロノグラフは、ヨットレースで使用することを想定した機能ですが、カウントダウンタイマーとして、ヨットレース以外の場面でも活用することができます。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

・カップラーメンの待ち時間

・料理の煮込み時間

・スポーツの際のインターバル時間

・会議の進行管理

レガッタクロノグラフは、1分単位で最大10分までのカウントダウンが可能です。これらの場面では、レガッタクロノグラフのカウントダウン機能が便利に活用できます。

せっかくヨットマスターIIを持っているのに、レガッタ・クロノグラフを使う機会がないという方は、ぜひ日常生活の中でカウントダウンタイマーとして活用してみてください。時計の持つ機能を活用することで、よりいっそう時計への愛着が深まります。

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ヨットマスターIIは”通好み”の時計として人気のモデルです。ロレックスの他スポーツモデルと比べるとリセールバリューはそこまで高くありませんが、他ブランドを踏まえて考えると十分にリセールバリューの高い時計といえます。

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