ロレックス(ROLEX) シードゥエラーの歴代モデル一覧。コンビモデルの歴史を完全網羅

1967年の誕生以来、プロダイバーの信頼を集めてきたロレックス(ROLEX)の「シードゥエラー(SEA-DWELLER)」。長らく40mmケースにサイクロップレンズなしという伝統的なデザインを守り続けてきましたが、2017年に大幅なモデルチェンジが行われ、サイズアップとサイクロップレンズの採用で現代的なデザインへと進化。

リニューアルから2年後の2019年にはシリーズ初のイエローロレゾールモデルが登場し、話題を集めました。

この記事では、シリーズ初のイエローロレゾールモデルとして登場した、シードゥエラーのコンビモデルに焦点を当て、その歴史を紐解いていきます。

本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、仕様などについて事実と異なる可能性があります。そのため、本記事の情報は、あくまでも参考程度にご活用ください。

ロレックス シードゥエラーとは

最初に、シードゥエラーの特徴をご紹介します。

シードゥエラーの誕生

1960年代、ロレックスのサブマリーナは、ダイバーズウォッチの代名詞として確固たる地位を築いていました。しかし、深海探査の進展に伴い、より過酷な環境で活躍できるプロフェッショナルなダイバーズウォッチの需要が高まりました。この声に応え、ロレックスはフランスの潜水専門会社COMEX社とタッグを組み、サブマリーナの技術をさらに進化させることで新たなダイバーズウォッチの開発に着手します。

サブマリーナからシードゥエラーへ

ロレックスのダイバーズウォッチとして名高いサブマリーナは、その高い防水性と信頼性から、多くのダイバーに愛されてきました。しかし、深海探査という過酷な環境下においては、サブマリーナにも限界が訪れたのです。

サブマリーナの破損事故

深海探査の現場では、潜水時間が長くなるにつれて、時計内部にヘリウムガスが侵入するという問題が発生しました。高圧下の深海で、ヘリウムガスが時計ケース内に浸透し、減圧時に急激に膨張することで、時計が破損してしまうのです。この問題は、特に飽和潜水を行うプロフェッショナルダイバーにとって深刻なものでした。

飽和潜水とは、潜水中に人体に吸収される窒素・ヘリウムといった不活性ガスを、あらかじめ人体に吸収させて飽和状態にして潜水することで、大深度での長時間作業を可能にする潜水技術です。この技術により、減圧症のリスクを低減します。

飽和潜水においてダイバーが着用する腕時計は、深海の高圧に耐えなければなりません。しかし、潜水中に人体から放出されたヘリウムガスは、その極めて小さな原子サイズにより、時計の防水性を保つためのパッキンなどをすり抜け、時計内部に侵入します。そのヘリウムガスが、地上へ戻る際の減圧に伴い膨張し、時計を破損させるという問題が発生していました。

コメックスとの出会いと新たな挑戦の始まり

COMEX(Compagnie Maritime d'Expertises)は、1961年に設立されたフランスの潜水専門会社です。

コメックスは、深海での油田開発や海底ケーブル敷設など、極限的な環境での潜水作業を数多く手がけてきました。そのダイバーたちが、大深度の海底で数時間にわたる作業を行う際に愛用したのが、ロレックス サブマリーナ Ref.5513でした。

サブマリーナ Ref.5513は、当時のダイバーズウォッチとして高い評価を得ていたモデルです。しかし、深海の高圧下でのヘリウムガスの侵入と膨張という、当時まだ十分に解明されていなかった問題により、Ref.5513が破損するという事態が発生しました。この問題をうけて、ロレックスはコメックス社の協力を得て、問題解決に乗り出します。

ヘリウムエスケープバルブの開発

ロレックスとコメックスは共同で、この問題を解決するための研究開発に着手しました。そして、ついに画期的な解決策として「ヘリウムエスケープバルブ」を開発します。このバルブは、時計ケース内に侵入したヘリウムガスを自動的に排出することで、時計の破損を防ぐ画期的な機構でした。

初のヘリウムエスケープバルブ搭載モデルとして開発された「サブマリーナ Ref.5514」は、COMEX(コメックス)専用の時計として社員に支給されました。

シードゥエラーへ

ロレックスは、サブマリーナ Ref.5514をベースに更なる改良を加え、1967年に初代シードゥエラー Ref.1665を発表しました。ヘリウムエスケープバルブを搭載し、防水性能を610mにまで高めたRef.1665は、当時のサブマリーナの3倍以上の防水性能を誇り、まさに「SEA-DWELLER - 海の居住者 - 」の名にふさわしい、プロフェッショナルダイバーたちの信頼を勝ち取ったモデルとなりました。

1967年のRef.1665に続き、1978年には防水性能を初代の2倍となる1,220mにまで高めたRef.16660が誕生。ヘリウムエスケープバルブの改良など、更なる進化を遂げ、プロフェッショナルダイバーたちの間で絶大な人気を博しました。

シードゥエラーの派生モデルについて

シードゥエラーは、その高い防水性能と耐久性から、プロフェッショナルダイバーの間で高い評価を得てきました。この系譜を継ぎ、さらなる深海への挑戦を可能にしたのが「ディープシー」と「ディープシーチャレンジ」です。

ディープシー

シードゥエラー ディープシーは、リングロックシステムという革新的なケース構造を採用することで、3,900mという深海への潜水を可能にしたモデルです。

ディープシーには、シードゥエラーには採用されていない金無垢モデルがラインナップされています。

ディープシーチャレンジ

ディープシーをさらに進化させ、11,000mという深海への挑戦を実現したのが「ディープシーチャレンジ」です。ジェームズ・キャメロン監督がマリアナ海溝へ単独潜航した際に着用したことで、その名は世界中に轟きました。

ディープシーチャレンジは、ステンレスやゴールドといった素材のモデルは存在せず、RLXチタンモデルのみラインナップされています。

この記事では、シードゥエラーのコンビモデルに絞ってご紹介します。

シードゥエラー 歴代コンビモデル年表

シードゥエラーのコンビモデルは、現時点では1モデルのみです。

※記載している情報は、事実とは異なる場合がございます。あくまでも参考程度にご覧ください。

モデル年代サイズ素材
シードゥエラー Ref.1266032019年~43mmSS×K18YG

シードゥエラー 歴代コンビモデル一覧

シードゥエラー 歴代コンビモデルを紹介します。

シードゥエラー Ref.126603 SS×K18YG

製造年代2019年~
キャリバーCal.3235
防水性能1220m
ケース径43mm
ポイントシードゥエラー初のコンビモデル

シードゥエラー Ref.126603は、2019年に登場したK18YG(18金イエローゴールド)コンビモデルです。

シードゥエラー史上初のコンビモデル

ロレックスのダイバーズウォッチとして名高いシードゥエラーシリーズに、2019年に登場したRef.126603は、ステンレススチールとイエローゴールドを組み合わせた、初のコンビモデルです。2017年に登場したオールステンレスモデルRef.126600をベースに、ラグジュアリーな雰囲気をプラス。シードゥエラーのスポーティな魅力と、イエローゴールドのエレガントさを融合させた、まさに新しい時代のダイバーズウォッチと言えるでしょう。

43mmの大型ケースと、ゴールドの輝き

Ref.126603は、Ref.126600と同様の43mmの大型ケースを採用しています。そこに、イエローゴールドが組み合わされることで、存在感と高級感が際立ちます。ベゼルや針、インデックス、さらにはモデル表記の“SEA-DWELLER”に至るまで、全てがゴールドで統一されており、まさに「金シード」と呼ぶにふさわしい輝きを放っています。

ゴールドとブラックの絶妙なコントラスト

イエローゴールドの温かみのある輝きと、ブラックセラミックベゼルの重厚感が、絶妙なコントラストを生み出しています。この組み合わせは、力強さと上品さを兼ね備え、どんなシーンにも似合う洗練されたデザインとなっています。

新たな顧客層へのアプローチ

ステンレスモデルの「赤シード」がスポーティな印象であったのに対し、コンビモデルの「金シード」はよりラグジュアリーな雰囲気を醸し出します。そのため、従来のシードゥエラーとは異なる顧客層、例えば、ラグジュアリーなファッションに合わせるための、より華やかな時計を求める方など、新たな層へのアプローチが可能となりました。

実用的な機能

「サイクロップレンズ」

長年、シードゥエラーには採用されなかったサイクロップレンズ。ステンレスモデルのRef.126600で採用され、Ref.126603でも同じく採用されました。デイト表示を拡大して視認性を高めます。

「グライドロック エクステンションシステム」

グライドロック エクステンションシステムは、工具を使わずにブレスレットの長さを簡単に調整できる機構のことです。ウェットスーツ着用時を想定した機能ですが、日常でも役立つ機能です。

「70時間のパワーリザーブ」

Ref.126603に搭載されたCal.3235は、70時間のパワーリザーブを実現したムーブメント。週末の旅行でも安心して着用できます。

シードゥエラー Ref.126603は、ダイバーズウォッチとラグジュアリーウォッチの良いとこ取りをしたような腕時計で、華美になりすぎない豪華さが多くの支持を集めています。

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三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では、シードゥエラーを高価買取しております。

従来のシードゥエラーは、ステンレス製でブラックダイヤル、ブラックベゼルという、プロフェッショナルなダイバーズウォッチらしいシンプルなデザインが特徴でした。しかし、2019年に登場したRef.126603は、イエローゴールドとのコンビモデルとして、ラグジュアリーな要素を取り入れました。サイクロップレンズの採用や、ゴールドの輝きによる上品な雰囲気は、従来のシードゥエラーのイメージを一新し、幅広い層から支持を集めています。中古市場においても、その人気は衰えることを知りません。

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