ロレックス(ROLEX) サブマリーナ歴代モデル一覧。青サブなどのコンビモデルの歴史を完全網羅

ロレックス サブマリーナとは

ロレックスは1953年、世界初のダイバーズウォッチ「サブマリーナ」を発売しました。

オイスターケースによる高い防水性能、潜水時間の計測ができる回転ベゼルなど、ダイバー向け機能を備えたサブマリーナは、プロのダイバーを始め多くの人から求められる時計となりました。

1980年代に入り、サブマリーナにステンレスとゴールドのコンビモデルが登場します。ステンレスの堅牢さとゴールドの華やかさを兼ね備えたコンビモデルは、サブマリーナに新たな魅力を加えました。

特に、青ベゼルモデル「青サブ」は若い世代から注目を集め、サブマリーナ コンビモデルを人気モデルへと引き上げました。

現在でも、スポーティーなイメージとラグジュアリーな要素を融合させたサブマリーナ コンビモデルは、ロレックスを代表する人気モデルの一つです。

この記事では、サブマリーナ コンビモデルの歴代モデルを紹介します。

サブマリーナ 歴代コンビモデル年表

サブマリーナには、ステンレス、イエローゴールド、コンビの3種類があります。

登場時期は、1953年にステンレス、1960年代後半に金無垢、1980年代半ばにコンビとなっており、コンビがもっとも後発です。

2024年時点では、コンビモデルにはデイトモデルしかなく、素材はステンレス×K18YG(18金イエローゴールド)のみとなっています。

※古いモデルの製造期間に関しては正確な情報がないため、事実とは異なる場合がございます。あくまでも参考程度にご覧ください。

サブマリーナ コンビ 歴代モデル一覧

サブマリーナ コンビ の歴代モデルを紹介します。

サブマリーナ デイト Ref.16803　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.16803は、1980年代半ばにサブマリーナ初のコンビモデルとして登場しました。これは、サブマリーナ デイトが2世代目になったタイミングでの追加となります。

2世代目は、様々な面で進化を遂げた世代です。風防は強化プラスチックからサファイアクリスタルへ変更、防水性能は200mから300mへ向上しました。

さらに、ベゼルは両回転から誤作動を防ぐ逆回転防止ベゼルへ変更、ムーブメントはハイビート仕様となり、安定性や精度が向上しました。日付のクイックチェンジ機能も追加され、利便性が向上しています。

このように、2世代目はサブマリーナ デイトが現代的に進化した世代であり、サブマリーナのコンビモデルは、初代から現代的な機能を備えていたといえるでしょう。

サブマリーナ デイト Ref.16803の初期個体には、アプライドインデックスの「フジツボダイヤル」と呼ばれるものがあり、レア個体として人気を集めています。

また、Ref.16803には黒サブと青サブがありますが、特に人気なのは青サブです。5桁時代の青サブは、経年変化でベゼルやダイヤルのブルーが紫がかった色に変わる個体があり、それらは「パープルダイヤル」「バイオレットダイヤル」と呼ばれ人気を集めています。

さらに、グレーのように変化する「ブルートロピカルダイヤル」や、ゴールドのように変化する個体もあり、5桁時代の青サブの魅力となっています。

サブマリーナ デイト Ref.16803は、サブマリーナ初のコンビモデルであり、2世代目の進化を体現するモデルです。

初期個体のフジツボダイヤルや、経年変化で独特の色合いになる青サブなど、希少価値の高い個体も多く存在します。

サブマリーナの歴史において重要な位置を占める16803は、ロレックスファンにとって特別なモデルと言えるでしょう。

サブマリーナ デイト Ref.16613　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.16613は、1989年から2009年までの約20年間販売されたロングセラーモデルです。前機種Ref.16800からマイナーチェンジを受け、ロレックスを代表する人気モデルとして確立しました。

Ref.16613の大きな特徴は、ムーブメントCal.3135の搭載です。Cal.3135は、従来のCal.3035をベースに、テンプを支えるブリッジを1つから2つに増やした「ツインブリッジ」構造を採用しています。

このツインブリッジ構造により、ムーブメントの安定性とメンテナンス性が大幅に向上しました。これが、Ref.16613の約20年という長い販売期間を支えた重要な要素の一つと言えるでしょう。

長い販売期間の中で、Ref.16613は様々なマイナーチェンジが行われました。主なマイナーチェンジは以下の通りです。

・フラッシュフィットの一体型化

・風防ガラスへの王冠透かしの追加

・インナーリングへのルーレット刻印の追加

・夜光塗料の変更

これらのマイナーチェンジは、機能向上やデザインのブラッシュアップだけでなく、製造年代の判別にも役立ちます。

1999年頃、夜光塗料はトリチウムからスーパールミノバへと変更されました。スーパールミノバはより明るく長持ちする夜光塗料ですが、ヴィンテージロレックス愛好家の中には、トリチウム夜光特有の経年変化を好む人も少なくありません。

特に、インデックス、針、ルミナスポイント全てがトリチウム夜光の個体、通称「オールトリチウム」は、希少価値が高く、高値で取引される傾向があります。

サブマリーナ デイト Ref.16613は、ヴィンテージモデルと呼ぶにはまだ新しいモデルですが、一部のファンからはすでに「ポストヴィンテージ」と呼ばれています。

特に青サブは、経年変化によるカラーチェンジも見られる5桁リファレンスであり、今後も注目度の高いモデルの一つと言えるでしょう。

サブマリーナ デイト Ref.16613には、ダイヤモンドとサファイアのインデックスを持つバリエーションモデルも存在します。こちらはRef.16613SGというリファレンスで、シャンパン、グレーのダイヤルカラーがラインナップされています。

サブマリーナ デイト Ref.16613SG　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.16613SGは、1989年から2009年までの約20年間販売されたロングセラーモデルRef.16613の豪華文字盤仕様として発売されたモデルです。

Ref.16613SGとRef.16613の主な違いは、インデックスとダイヤルカラーです。

・インデックス: Ref.16613SGは、ドットインデックス部分にダイヤモンド、バーインデックス部分にはブルーサファイアを使用した8Pダイヤ＆3Pサファイア仕様です。

・ダイヤルカラー: サンレイ仕上げのシャンパンゴールドとグレーの2色がラインナップされています。

これらの違いにより、Ref.16613SGはより華やかで高級感のある印象を与えます。また、シャンパンゴールドまたはグレーのダイヤルカラーとダイヤモンド＆サファイアインデックスの組み合わせにより、圧倒的な存在感があるのも特徴です。

Ref.16613SGは、サブマリーナ デイト コンビの中でも流通数が少ないモデルです。そのため、今後ますます希少価値が高まっていくと予想されます。

サブマリーナ デイト Ref.116613LN　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.116613LNは、前機種と比べて実用的に進化したモデルです。

ベゼルには、傷や色褪せに強いセラクロム素材を採用。高級感を増すとともに、長期間の使用でも美しい状態を保ちます。

夜光塗料はスーパールミノバからクロマライトへと変更され、発行時間は約2倍の長さになり、発光色は緑から青へと変わりました。暗闇での視認性と利便性を向上させています。

ブレスレットには、工具無しで2mmずつ、最大2cmまで長さ調整ができる「グライドロックエクステンションシステム」を搭載。どんな状況でも、最適な装着感を実現します。

前機種では中空だったブレスレットの中央リンクパーツが無垢に変更され、耐久性が向上。重量感も増し、より堅牢な印象を与えます。

リューズガードやラグなどが大型化され、全体的にボリュームアップした印象に。存在感を放ち、より力強いデザインになっています。

また、この世代から、リファレンスの末尾にベゼルカラーを表すアルファベットがつくようになりました。Ref.116613LNのLNは、フランス語で「黒いベゼル」を表す「Lunette Noir」の頭文字です。

サブマリーナ デイト Ref.116613LB　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.116613LBは、コンビの青サブ3代目のモデルです。

Ref.116613LBは、青サブとしては初めて、リファレンスにベゼルカラーを表すアルファベット「LB」が冠されたモデルとなりました。LBはフランス語で「青いベゼル」を表す「Lunette Bleu」の頭文字です。

Ref.116613LBの注目すべき点は、製造時期による文字盤の違いです。

前期文字盤：2009年～2014年頃まで製造。ラッカー仕上げでマットな質感。そのマットな見た目から通称「フラットブルー」「パウダーブルー」と呼ばれている。製造期間が短く、希少価値が高い。

後期文字盤:：2014年以降製造。従来の青サブと同じサンレイ仕上げで光沢のある質感。

サブマリーナ デイト Ref.116613LBの購入を検討中のお客様は、文字盤の違いに着目してみるのも楽しいのではないでしょうか。

その他、性能面での進化は、黒サブであるRef.116613LNと同様です。

サブマリーナ デイト Ref.116613GLN　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.116613GLNは、同年に登場したRef.116613LNの8Pダイヤモンドインデックスモデルです。

サブマリーナ デイト Ref.116613GLB　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.116613GLBは、同年に登場したRef.116613LBの8Pダイヤモンドインデックスモデルです。

サブマリーナ デイト Ref.126613LN　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.126613LNは、サブマリーナのコンビモデルとしては初の41mmモデルです。

2020年、ロレックスファンにとって驚くべきニュースがありました。サブマリーナデイト Ref.126613LNを含むサブマリーナシリーズが、誕生以来初めてサイズアップを果たしたのです。サブマリーナ デイトのケースサイズは、1969年の誕生以来40mmでしたが、この世代から41mmへ変更となりました。

41mmという数字だけを見ると、大きく変わったように感じるかもしれません。しかし、実際に腕に装着してみると、その印象は大きく異なります。ラグをシャープにするなどのデザイン変更により、41mmというサイズを感じさせないスッキリとしたフェイスを実現しています。むしろ、従来のモデルよりもバランスが良く、洗練された印象を与えるかもしれません。

機能面では、ムーブメントがCal.3235にアップデートされ、パワーリザーブが48時間から70時間へと大幅に延長されました。これは、実用性を大きく向上させる嬉しい進化です。

さらに、文字盤6時方向のSWISS MADE表記にロレックスの王冠マークが追加されました。これは、細かな変更ではありますが、サブマリーナに新たな高級感をプラスしています。

2020年モデルのサブマリーナは、サイズアップだけでなく、デザイン、機能、装飾の全てにおいて進化を遂げたモデルです。サブマリーナの歴史に新たな1ページを刻んだ世代といえるでしょう。

サブマリーナ デイト Ref.126613LB　SS×K18YG

サブマリーナ デイト Ref.126613LBはコンビの青サブ5代目のモデルです。青サブとしては初の41mmサイズモデルとなります。

スペックは、サブマリーナ デイト Ref.126613LNと同様です。

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではサブマリーナを高価買取中！

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