ロレックス(ROLEX) ヨットマスターIIの歴代モデル一覧。コンビモデルの歴史を完全網羅

2024年、ロレックスのスポーツモデルの中でも際立った存在感を放っていた「ヨットマスターII」が、惜しまれながら生産を終了しました。2007年の登場以来、その独創的なデザインと革新的な機能で、多くの時計愛好家を魅了してきたモデルです。

ヨットマスターIIは、44mmの大型ケース、カウントダウン表示用のアラビア数字、そして特徴的なブルーのリングコマンドベゼルなど、他のロレックス スポーツモデルとは一線を画すデザインが特徴です。特に、ヨットレースのスタート時間を正確に測るためのレガッタクロノグラフ機能は、機械式腕時計に初めて搭載されたものでした。

この記事では、ロレックスで初めてエバーローズゴールドコンビを採用した、ヨットマスターII コンビモデルに焦点を当て、その歴史を紐解いていきます。

本記事は、できるだけ正確な情報を掲載するよう努めていますが、仕様などについて事実と異なる可能性があります。そのため、本記事の情報は、あくまでも参考程度にご活用ください。

ロレックス ヨットマスターIIとは

最初に、ヨットマスターIIの特徴をご紹介します。

ヨットマスターシリーズの誕生

ロレックスは、1950年代から世界各地のヨットクラブとパートナーシップを結び、ヨットレース(セーリング競技)の世界に深く関わってきました。長年にわたるヨットレースへの情熱的な取り組みを通じて、ロレックスは海洋環境における正確な時刻計測の重要性や、プロフェッショナルなセーラーたちのニーズを深く理解してきました。

このような深い造詣を背景に、ロレックスは1992年に、ヨット愛好家だけでなく、ビーチリゾートを楽しむセレブ向けというコンセプトも持ち合わせたラグジュアリースポーツウォッチとして「ヨットマスター」を発売しました。

しかし、ロレックスは、ヨットレースのスタート時間を正確に計測するという、よりプロフェッショナルなニーズに応えるため、2007年に、さらに高度な機能を搭載した「ヨットマスターII」を世に送り出しました。ヨットマスターIIは、レガッタクロノグラフと呼ばれる特殊な機構を搭載し、ヨットレースのスタート時間を正確にカウントダウンできる画期的なモデルとして、多くの時計愛好家から高い評価を得ました。

ヨットマスターシリーズは、ロレックスとヨットレースの深い関わりから生まれた、プロフェッショナルウォッチなのです。

ヨットマスターIIの魅力

ヨットマスターIIは、ロレックスが誇るスポーツウォッチの中でも、特に際立った存在感を放つモデルです。その魅力は、単なるラグジュアリーなデザインだけではありません。ヨットレースという極限の場で求められる機能性と、ロレックスならではの美学が見事に融合された、まさにプロフェッショナルなタイムピースなのです。

機械式時計初のレガッタクロノグラフ

44mmの大型ケースに収められたヨットマスターIIは、その力強さと高級感で圧倒的な存在感を放ちます。この44mmのサイズは、他のロレックスモデルと比べても大きく、一目でヨットマスターIIとわかる特徴的なデザインとなっています。

そして、このヨットマスターIIの最大の特徴と言えるのが、機械式時計として初めて搭載されたレガッタクロノグラフ機能です。レガッタクロノグラフは、ヨットレースのスタート時間を正確に測るために開発された、非常に高度な機構で、リングコマンドベゼルを回転させることで、カウントダウン時間を設定できます。この革新的な機能は、ヨットマスターIIを、単なる腕時計ではなく、本格的なマリンスポーツの道具へと昇華させました。

計器のようなダイヤルデザイン

ヨットマスターIIのカウントダウン用のアラビア数字が配されたダイヤルは、視認性を高めるとともに、まるでコックピット内の計器のような印象を与えます。このデザインは、ヨットレース中の緊迫感を高め、着用者をレースの世界へと誘います。

ブルーのリングコマンドベゼルと他の特徴

ブルーのリングコマンドベゼルは、ヨットマスターIIのデザインを象徴する要素の一つです。このベゼルは、レガッタクロノグラフの設定だけでなく、時計全体のアクセントとしても機能しており、スポーティかつエレガントな印象を与えます。

他のモデルにはないデザイン性も、ヨットマスターIIの魅力の一つです。44mmのサイズとヨットマスター全体のデザインはとても目立ち、一目でヨットマスターIIとわかることも、このモデルを選ぶ理由の一つと言えるでしょう。

ヨットマスターII 歴代コンビモデル年表

ヨットマスターIIのコンビモデルは1モデルのみとなっています。

※記載している情報は、事実とは異なる場合がございます。あくまでも参考程度にご覧ください。

モデル年代ムーブメント素材
ヨットマスターII Ref.1166812011年~2024年Cal.4160、Cal.4161SS×K18ERG

ヨットマスターII 歴代コンビモデル一覧

ヨットマスターII 歴代コンビモデルを紹介します。

ヨットマスターII Ref.116681 SS×K18ER

製造年代2011年~2024年
キャリバーCal.4160、Cal.4161
防水性能100m
ケース径44mm
ポイントヨットマスターII初のコンビモデル

ヨットマスターII Ref.116681は、現時点でヨットマスターIIシリーズにおいて、唯一のコンビモデルです。

ヨットマスターIIの誕生と初期モデル

ヨットマスターIIが発売された当初は、イエローゴールド金無垢とホワイトゴールド金無垢の2モデルのみという、非常にラグジュアリーなラインナップでした。

いずれのモデルも約400万円と高価格帯に設定されており、まさに富裕層向けのモデルだったのです。デイトナやサブマリーナなど、他のロレックススポーツモデルにはオールステンレスモデルが存在する中で、金無垢だけのラインナップだったことは、ヨットマスターIIが特別な存在であることを物語っていました。それと同時に、手を出しにくいモデルだったともいえます。

エバーローズゴールドコンビモデルの登場

そんなヨットマスターIIに、2011年に大きな変化が訪れます。エバーローズゴールドとステンレススチールを組み合わせたコンビモデル「ヨットマスターII Ref.116681」が登場したのです。

ロレックスのスポーツモデルでエバーローズゴールドコンビを採用したのは、ヨットマスターIIが初めてでした。これは、ロレックスにとってヨットマスターIIが特別なモデルだったから、とも考えられます。

Ref.116681の価格は200万円台で、金無垢モデルと比べると比較的手が届きやすい価格帯に設定されました。スポーツモデルでは初めてのエバーローズゴールドコンビに、金無垢モデルの約半額で購入できる価格設定ということもあり、Ref.116681の登場はヨットマスターIIの顧客拡大に繋がりました。

エバーローズゴールドとブルーベゼルの絶妙なバランス

ヨットマスターII Ref.116681は、デザイン面でも他のヨットマスターIIと大きく印象が異なります。

ブレスレット、リューズ、プッシュボタン、インデックス、ベゼル目盛りなどの温かみのあるエバーローズゴールドカラーと、ブルーのセラミックベゼルが絶妙なコントラストを描き、スポーティでありながらエレガントな印象を与えます。

イエローゴールド金無垢モデルのように華美になりすぎず、程よくゴージャスな素材感を楽しめるのはコンビモデルならではですね。

Ref.116681のエバーローズゴールドコンビは、ヨットマスターIIのデザインをさらに洗練させ、幅広い層から支持されるモデルへと成長させました。

ムーブメントのマイナーチェンジ

ヨットマスターII Ref.116681は、販売期間中にムーブメントのマイナーチェンジが行われました。

2013年、ムーブメントがCal.4160からCal.4161へと変更され、レガッタクロノグラフ関連パーツの改良により、より精度の高い計測が可能となりました。また、フライバック動作がよりスムーズになり、操作性が向上しています。

大きく印象の異なるRef.116681のデザインマイナーチェンジ

ヨットマスターII Ref.116681は、2017年のマイナーチェンジを機に、針やインデックスのデザインが大きく変更されました。 ここでは、便宜上、変更前と変更後として表現します。

針の形状と色。変更前は、時分秒針が「青針」と呼ばれるブルーのペンシル型針で、爽やかな印象を与えていました。この仕様は、旧針と呼ばれることもあります。変更後は、ロレックススポーツモデルで定番のメルセデス型針となり、エバーローズゴールドのカラーへと変更されました。これにより、よりエレガントな印象に生まれ変わりました。

インデックスの形状。変更前のインデックスは、全てスクエア型でしたが、変更後は12時位置が逆三角形、6時位置が縦長のスクエア型へと変化しました。これにより、より力強いデザインとなり、視認性も向上しました。

変更前後のRef.116681は、デザインが大きく異なるため、中古市場で選ぶ際は、それぞれの魅力を比較検討することが楽しみの一つと言えるでしょう。

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」ではヨットマスターII コンビモデルを高価買取中!

三重県鈴鹿市の質店「大蔵屋」では、ヨットマスターIIを高価買取しております。

ヨットマスターIIシリーズは、残念ながら2024年に生産終了となってしまいました。ロレックスの中でもレガッタクロノグラフという独特の機能と、特別感のあるデザインが魅力のモデルでした。そのため、他のモデルでは代用が難しく、今後、中古市場での需要が高まる可能性が十分に考えられます。

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