金とプラチナのコンビ製品の比重測定のイメージ

金とプラチナを組み合わせたコンビ製品は、リングやネックレス、ブレスレットなどのジュエリーでよく見られるデザインです。金の華やかな色味と、プラチナの落ち着いた白色を組み合わせることで、単一素材にはない上品な印象を楽しめます。

一方で、コンビ製品は複数の金属が使われているため、比重の考え方が少し複雑になります。金の比重は約19.32、プラチナの比重は約21.45とされていますが、K18やPt900などの合金になると数値は変わります。さらにコンビ製品では、金とプラチナの割合や構造によって全体の比重が変化します。

そのため、見た目や重さだけで「金が何割」「プラチナが何割」と正確に判断することはできません。比重は素材を確認するための参考になりますが、コンビ製品の場合は刻印や外観、必要に応じたX線分析などを組み合わせて見ることが大切です。

この記事では、金とプラチナのコンビ製品の比重の考え方、割合による重さの違い、比重測定の方法、査定時の注意点まで分かりやすく解説します。

「金とプラチナのコンビか分からない」「刻印が読めない」「売るかどうかはまだ決めていない」という方もご安心ください。大蔵屋では査定だけのご相談も歓迎しておりますので、まずは参考情報としてご覧ください。

コンビ製品の比重で何が分かる?査定との関係

コンビ製品の比重イメージ

コンビ製品とは、金やプラチナなど複数の金属を組み合わせて作られた製品のことです。ジュエリーでは、K18とPt900、K18とPt850などの組み合わせがよく見られます。

比重とは、同じ体積の水と比べて何倍の重さがあるかを示す数値です。純金の比重は約19.32、純プラチナの比重は約21.45とされており、どちらも非常に重い金属です。

ただし、実際のジュエリーでは純金や純プラチナだけで作られているとは限りません。K18は金の含有率が75%、Pt900はプラチナの含有率が90%で、残りには別の金属が含まれています。そのため、実際の比重は純金や純プラチナの数値よりも低くなります。

コンビ製品の場合は、さらに金とプラチナが組み合わされているため、全体の比重は一定ではありません。金の割合が多い製品はやや軽く、プラチナの割合が多い製品は重くなりやすい傾向があります。

査定の現場でも、比重は素材を確認する際の参考になります。しかし、コンビ製品は構造や割合によって数値が変わるため、比重だけで正確な素材や価値を判断することはできません。

実際の査定では、刻印の確認、外観の状態、比重測定、必要に応じたX線分析装置による成分確認などを組み合わせながら総合的に判断します。

コンビ製品の比重はなぜ一定にならないのか?重さの理由

金の原子番号79とプラチナの原子番号78イメージ

金やプラチナのような単一素材であれば、純度によってある程度の比重を考えることができます。例えばK18は約15.5前後、Pt900は約19.5〜20.5前後が目安とされます。

しかし、コンビ製品では異なる比重を持つ金属が一つの製品の中に組み合わされています。そのため、全体の比重は金とプラチナの割合によって変化します。

例えばK18とPt900のコンビ製品でも、金とプラチナが半分ずつ使われているとは限りません。見た目では半分ずつに見えても、厚みや裏側の構造、パーツの配置によって実際の重量バランスは異なることがあります。

また、リングやネックレスでは、表面と内側で素材が違っていたり、接合部分にロウ材が使われていたりする場合もあります。こうした構造の違いも、比重測定の結果に影響します。

つまり、コンビ製品の比重は「K18とPt900だから必ずこの数値」と決められるものではありません。あくまで金とプラチナの割合や構造によって変わる参考値として考える必要があります。

比重だけではコンビ製品を判断できない理由

比重測定は、金やプラチナなどの素材を確認する際に役立つ方法です。しかし、コンビ製品の場合は比重だけで正確に判断することはできません。

その理由は、コンビ製品では金とプラチナが一体になっており、測定される比重は全体の平均値になるためです。比重が17前後だったとしても、それだけで金とプラチナの割合を正確に読み取ることはできません。

また、宝石が付いたジュエリーでは、金属部分だけでなく宝石を含めた全体の比重が測定されます。中空構造のリングや複雑に編み込まれたチェーンでは、内部に空気が残ることで正確な測定が難しくなる場合もあります。

さらに、見た目が金とプラチナのコンビに見えても、実際にはメッキや別素材が使われているケースもあります。刻印が摩耗して読みにくい製品や、海外製で表記が異なる製品もあるため、見た目や比重だけで判断するのは危険です。

そのため査定では、比重測定に加えて、刻印の確認、外観の状態、必要に応じたX線分析装置による成分確認などを組み合わせて判断します。

「コンビ製品かどうか分からない」「K18とPt900の割合が気になる」「価値だけ知りたい」という場合でも問題ありません。自己判断で処分してしまう前に、一度確認してみることをおすすめします。

コンビ製品の買取価格と比重の考え方

コンビ製品の査定イメージ

金とプラチナのコンビ製品の査定額は、比重そのものではなく、「重量」「金とプラチナの配分」「純度」「当日の相場」によって決まります。

比重は素材を判断するための参考情報であり、査定額を直接決めるものではありません。

例えば同じ10gのコンビリングでも、K18部分が多い製品とPt900部分が多い製品では評価が異なります。また、金相場とプラチナ相場は日々変動するため、査定額もその日の相場によって変わります。

コンビ製品は金とプラチナの配分によって価値が大きく変わるため、単一素材のように「1gあたりいくら」と一律で計算することはできません。

そのため査定では、金部分とプラチナ部分それぞれの純度や重量、刻印の内容、製品の状態などを確認しながら総合的に価値を判断します。必要に応じてX線分析装置を用いて素材の成分確認を行う場合もあります。

下記は、金とプラチナの体積比率がおおよそ50:50に近い一般的なコンビ製品を想定した参考価格です。実際の査定では、比重だけでなく刻印や構造、必要に応じた成分分析も含めて総合的に確認します。

なお、見た目の面積が50:50に見える場合でも、金とプラチナの重量比率が50:50になるとは限りません。見た目の面積が同じように見えても、厚みや構造によって重量比率は変わります。プラチナは金より比重が高いため、同じ体積で比較するとプラチナの方が重くなる傾向があります。

素材目安
K18/Pt850(金75%・プラチナ85%)約1gあたり14,000円〜16,000円前後
K18/Pt900(金75%・プラチナ90%)約1gあたり14,500円〜16,500円前後
※見た目の面積比率ではなく、金とプラチナの体積比率がおおよそ50:50に近いコンビ製品を想定した参考価格です。

※相場は日々変動するため、最新価格は査定時にご確認ください。

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コンビ製品の査定例

K18/Pt850ネックレスの例
K18/Pt900指輪の例
K18/Pt900バングルの例
品目目安
K18/Pt850ネックレス(約30g)420,000円〜480,000円前後
K18/Pt900リング(約5g)72,500円〜82,500円前後
K18/Pt900バングル(約20g)290,000円〜330,000円前後


※相場の変動や重量によって価格は大きく変わります。

このようにコンビ製品は、金とプラチナそれぞれの重量や純度、配分によって価値が決まります。ただし実際には、刻印が見えにくいものや純度が不明なお品物も少なくありません。

「本当に金とプラチナのコンビ製品か分からない」「刻印が読めない」というお品物でも問題ありません。大蔵屋では比重測定やX線分析などの専門機材を活用しながら、お品物ごとに丁寧に確認しています。

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コンビ製品の構成とは?金とプラチナの組み合わせの違い

コンビ製品K18・Pt900刻印の例
コンビ製品K18・Pt850刻印の例

コンビ製品とは、金とプラチナなど、異なる貴金属を組み合わせて作られた製品のことです。

ジュエリーでは、K18とPt900、K18とPt850といった組み合わせがよく見られます。金の華やかな色味と、プラチナの落ち着いた白色を組み合わせることで、単一素材にはない表情を楽しめるのが特徴です。

金製品ではK18やK24、プラチナ製品ではPt900やPt850などの刻印が使われます。コンビ製品の場合は、それらの刻印が並んで入っていることがあり、例えばK18/Pt900とあれば、K18部分には75%の金、Pt900部分には90%のプラチナが含まれていることを示します。

ただし、コンビ製品は刻印だけで全体の割合まで分かるわけではありません。同じK18/Pt900の刻印があっても、金の部分が多い製品もあれば、プラチナの部分が多い製品もあります。

見た目では半分ずつに見えても、厚みや裏側の構造によって実際の重量バランスが異なることも少なくありません。

そのためコンビ製品では、「K18とPt900が使われている」という純度の確認だけでなく、「どの素材がどのくらい使われているか」という配分も大切になります。

金はプラチナより比重が低く、プラチナは金より比重が高い金属です。そのため、同じ大きさの製品でも、金の割合が多いものはやや軽く、プラチナの割合が多いものは重く感じられる傾向があります。

コンビ製品は、純度だけでなく金とプラチナの組み合わせ方や配分によって、重さや価値の考え方が変わるお品物です。

コンビ製品の比重はなぜ一定にならないのか

金やプラチナのような単一素材であれば、純度によっておおよその比重を考えることができます。例えばK18は約15.5前後、Pt900は約19.5〜20.5前後が目安とされます。

しかし、コンビ製品は金とプラチナなど複数の金属が一つの製品に使われているため、単一素材のように比重を一つの数値で決めることはできません。

同じK18/Pt900のコンビリングでも、金の使用量が多いものとプラチナの使用量が多いものでは、全体の比重が変わります。金の割合が多ければ比重は低めに出やすく、プラチナの割合が多ければ高めに出やすくなります。

また、コンビ製品は金属が均一に混ざっているわけではありません。金のパーツとプラチナのパーツが組み合わされていたり、表面と内側で素材が異なっていたりすることもあります。

見た目では金の面積が広く見えても、プラチナ部分に厚みがあれば重量としてはプラチナの割合が大きくなる場合があります。反対に、表面ではプラチナが多く見えても、内側や裏側には金が多く使われていることもあります。

つまり、見た目の面積と実際の重量比率は必ずしも一致しません。接合部分のロウ材や中空構造なども、比重測定の結果に影響する場合があります。

そのため、コンビ製品の比重を見るときは、金とプラチナの面積だけで判断するのではなく、厚みや構造、どの部分にどの素材が使われているかまで含めて考える必要があります。

比重からおおよその傾向を知ることはできますが、数値だけで金とプラチナの割合を正確に判断するのは難しいと考えておくとよいでしょう。

コンビ製品 同じ重さでの体積の違い

金とプラチナのコンビ製品は、使われている素材の割合によって比重が変わります。比重が高いほど同じ重さでも体積は小さくなり、比重が低いほど体積は大きくなります。

プラチナは金よりも比重が高いため、プラチナの割合が多いコンビ製品ほど同じ重さでもコンパクトになる傾向があります。

ただし、コンビ製品では見た目の割合と重量比が一致するとは限りません。ここで紹介する数値は、金とプラチナの体積比率をもとにした理論上の目安としてご覧ください。実際の製品では構造や厚みの違いもあるため、数値はあくまで参考としてお考えください。

同じ重さ10gの場合の体積比較(コンビ製品の割合別)

下の表は、同じ重さ(10g)の場合に、金とプラチナの割合によって体積がどのように変化するかを比較したものです。

プラチナの割合が増えるほど比重は高くなり、体積は小さくなります。反対に金の割合が多いほど体積は大きくなる傾向があります。

※数値は理論上の目安であり、実際の製品では構造や接合方法などによって異なる場合があります。

K24×Pt999の体積比較(割合別)

K24(純金)とPt999(純プラチナ)は、どちらも比重が非常に高い貴金属です。

そのため同じ10gでも体積は小さく、プラチナの割合が増えるほどさらにコンパクトになる傾向があります。

K24×Pt999の割合別で体積を比較した図
割合(K24:Pt999)比重(目安)10g÷比重=体積
9:1約19.5110 ÷ 19.51 = 0.5125 cm³
8:2約19.7110 ÷ 19.71 = 0.5073 cm³
7:3約19.9110 ÷ 19.91 = 0.5022 cm³
6:4約20.1210 ÷ 20.12 = 0.4970 cm³
5:5約20.3310 ÷ 20.33 = 0.4919 cm³
4:6約20.5410 ÷ 20.54 = 0.4868 cm³
3:7約20.7610 ÷ 20.76 = 0.4816 cm³
2:8約20.9910 ÷ 20.99 = 0.4765 cm³
1:9約21.2210 ÷ 21.22 = 0.4713 cm³
※K24の比重を約19.32、Pt999の比重を約21.45として算出した理論上の目安です。

K18×Pt900の体積比較(割合別)

K18とPt900は、コンビジュエリーでよく見られる代表的な組み合わせです。

金の割合が多い場合は体積がやや大きくなり、プラチナの割合が増えるにつれて体積は小さくなります。

K18×Pt900の割合別で体積を比較した図
割合(K18:Pt900)比重(目安)10g÷比重=体積
9:1約15.8610 ÷ 15.86 = 0.6306 cm³
8:2約16.2310 ÷ 16.23 = 0.6161 cm³
7:3約16.6210 ÷ 16.62 = 0.6016 cm³
6:4約17.0310 ÷ 17.03 = 0.5871 cm³
5:5約17.4610 ÷ 17.46 = 0.5726 cm³
4:6約17.9210 ÷ 17.92 = 0.5581 cm³
3:7約18.4010 ÷ 18.40 = 0.5435 cm³
2:8約18.9010 ÷ 18.90 = 0.5290 cm³
1:9約19.4410 ÷ 19.44 = 0.5145 cm³
※K18の比重を約15.5、Pt900の比重を約20.0として算出した理論上の目安です。

K18×Pt850の体積比較(割合別)

K18とPt850の組み合わせは、ネックレスやチェーンなどにも多く使用されています。

Pt850はPt900よりも比重がやや低いため、同じ割合で比較した場合は体積もわずかに大きくなる傾向があります。

K18×Pt850の割合別で体積を比較した図
割合(K18:Pt850)比重(目安)10g÷比重=体積
9:1約15.7910 ÷ 15.79 = 0.6333 cm³
8:2約16.0910 ÷ 16.09 = 0.6214 cm³
7:3約16.4110 ÷ 16.41 = 0.6095 cm³
6:4約16.7310 ÷ 16.73 = 0.5976 cm³
5:5約17.0710 ÷ 17.07 = 0.5857 cm³
4:6約17.4310 ÷ 17.43 = 0.5739 cm³
3:7約17.7910 ÷ 17.79 = 0.5620 cm³
2:8約18.1810 ÷ 18.18 = 0.5501 cm³
1:9約18.5810 ÷ 18.58 = 0.5382 cm³
※K18の比重を約15.5、Pt850の比重を約19.0として算出した理論上の目安です。

同じ体積10cm³の場合の重さ比較(コンビ製品の割合別)

同じ重さで比較すると、プラチナの割合が多いほど体積は小さくなります。では逆に、同じ体積で比較した場合、コンビ製品の重さはどのように変わるのでしょうか。

金とプラチナのコンビ製品は、使われている素材の割合によって比重が変化します。そのため、同じ大きさであっても重量には違いが生まれます。一般的には、プラチナの割合が多いほど重くなり、金の割合が多いほど軽くなる傾向があります。

下の表は、同じ体積(10cm³)の場合に、金とプラチナの割合によって重さがどの程度変化するかを比較したものです。

※数値は理論上の目安であり、実際の製品では構造や接合方法などによって異なる場合があります。

K24×Pt999の重さ比較(割合別)

K24(純金)とPt999(純プラチナ)は、どちらも比重が非常に高い貴金属です。

そのため同じ体積でも重量は大きくなり、プラチナの割合が増えるほどさらに重くなる傾向があります。

K24×Pt999の割合別で重さを比較した図
割合(K24:Pt999)比重(目安)比重×体積=グラム
9:1約19.5119.51×10cm³=195.10g
8:2約19.7119.71×10cm³=197.10g
7:3約19.9119.91×10cm³=199.10g
6:4約20.1220.12×10cm³=201.20g
5:5約20.3320.33×10cm³=203.30g
4:6約20.5420.54×10cm³=205.40g
3:7約20.7620.76×10cm³=207.60g
2:8約20.9920.99×10cm³=209.90g
1:9約21.2221.22×10cm³=212.20g
※K24の比重を約19.32、Pt999の比重を約21.45として算出した理論上の目安です。

K18×Pt900の重さ比較(割合別)

K18とPt900は、コンビジュエリーでよく見られる代表的な組み合わせです。

金の割合が多い場合は比較的軽く、プラチナの割合が増えるにつれて重量も大きくなります。

K18×Pt900の割合別で重さを比較した図
割合(K18:Pt900)比重(目安)比重×体積=グラム
9:1約15.8615.86×10cm³=158.60g
8:2約16.2316.23×10cm³=162.30g
7:3約16.6216.62×10cm³=166.20g
6:4約17.0317.03×10cm³=170.30g
5:5約17.4617.46×10cm³=174.60g
4:6約17.9217.92×10cm³=179.20g
3:7約18.4018.40×10cm³=184.00g
2:8約18.9018.90×10cm³=189.00g
1:9約19.4419.44×10cm³=194.40g
※K18の比重を約15.5、Pt900の比重を約20.0として算出した理論上の目安です。

K18×Pt850の重さ比較(割合別)

K18とPt850の組み合わせは、ネックレスやチェーンなどにも多く使用されています。

Pt850はPt900よりも比重がやや低いため、同じ割合で比較した場合は重量もわずかに軽くなる傾向があります。

実際の製品では構造やデザインによる違いもありますが、比重の違いによって重量感に差が生まれることが分かります。

K18×Pt850の割合別で重さを比較した図
割合(K18:Pt850)比重(目安)比重×体積=グラム
9:1約15.7915.79×10cm³=157.90g
8:2約16.0916.09×10cm³=160.90g
7:3約16.4116.41×10cm³=164.10g
6:4約16.7316.73×10cm³=167.30g
5:5約17.0717.07×10cm³=170.70g
4:6約17.4317.43×10cm³=174.30g
3:7約17.7917.79×10cm³=177.90g
2:8約18.1818.18×10cm³=181.80g
1:9約18.5818.58×10cm³=185.80g
※K18の比重を約15.5、Pt850の比重を約19.0として算出した理論上の目安です。

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コンビ製品の組み合わせ別の特徴と比重

金とプラチナのコンビ製品は、使用されている素材や配分によって比重や重量感が変わります。同じコンビ製品であっても、金とプラチナの割合は製品ごとに異なり、比重も一定ではありません。

ここでは、代表的な組み合わせごとの特徴と比重の目安について見ていきます。

K24×Pt999の特徴と比重

K24×Pt999指輪の例

・主な組み合わせ:K24(純金)×Pt999(純プラチナ)
・一般的な比重(目安):約19.3〜21.4(割合によって変動)

K24とPt999は、どちらも非常に純度の高い貴金属です。

そのため比重も高く、コンビ製品の中でも重量感のある組み合わせになります。

プラチナの割合が増えるほど比重は高くなりますが、実際の製品では割合によって数値が大きく変わるため、一定の比重として表すことはできません。

K18×Pt900の特徴と比重

K18×Pt900指輪の例

・主な組み合わせ:K18(純度75%の金)×Pt900(純度90%のプラチナ)
・一般的な比重(目安):約15.5〜20.0(割合によって変動)

K18とPt900は、コンビジュエリーでよく見られる代表的な組み合わせです。

金とプラチナのバランスが良く、リングやネックレスなど幅広い製品に使用されています。

比重は配分によって変化しますが、一般的にはプラチナの割合が増えるほど高くなる傾向があります。

K18×Pt850の特徴と比重

K18×Pt850ネックレスの例

・主な組み合わせ:K18(純度75%の金)×Pt850(純度85%のプラチナ)
・一般的な比重(目安):約15.5〜19.0(割合によって変動)

K18とPt850の組み合わせは、ネックレスやチェーンなどにも多く使用されています。

Pt850はPt900よりも比重がやや低いため、同じ割合で比較した場合は全体の比重も少し低くなる傾向があります。

実際のコンビ製品では、デザインや構造によっても重量感が変わるため、比重はあくまで参考値として考えることが大切です。

コンビ製品の比重の計算方法|アルキメデスの原理

秤と水を使った測定方法の例

金とプラチナのコンビ製品も、単一の貴金属と同じように比重を測定することができます。

比重測定は、お品物がどのような素材で構成されているかを確認する際の参考になる方法のひとつです。

特に金とプラチナはどちらも比重が高い金属であるため、比重を測定することでおおよその素材傾向を把握しやすくなります。

ただし、コンビ製品は複数の金属が組み合わされているため、測定できるのはあくまで全体の平均的な比重です。

そのため、比重だけで金とプラチナの正確な割合を判断することはできません。

査定では比重測定に加え、刻印の確認や外観の状態、必要に応じてX線分析なども行いながら総合的に判断しています。

比重の計算式

比重の計算方法(アルキメデスの原理)の例

比重の計算式は次の通りです。
比重=空気中での重量 ÷ (空気中での重量 − 水中での重量)

例えば、空気中で10g、水中で9.44gだった場合は、
10 ÷(10−9.44)=17.86 となります。

この数値は、K18とPt900を組み合わせたコンビ製品の中間的な比重に近い参考値となります。

ただし、実際のコンビ製品は金とプラチナの配分によって数値が変わるため、比重だけで構成比率を断定することはできません。

あくまでも素材判別の参考値として活用されます。

水中置換法による測定

アクセサリー比重測定のイメージ

従来から行われている代表的な方法が「水中置換法(液中秤量法)」です。

まず空気中で重量を測り、その後、水中に沈めた状態で重量を測定します。そして、その差から比重を計算します。

理論的には非常に正確な方法ですが、実際には以下のような課題があります。

・糸で吊るして測定する必要がある
・計測や計算に手間がかかる
・人によって誤差が出やすい
・構造によって測定しにくい場合がある
・コンビ製品では割合の判定ができない

そのため現在では、専用機器を使用して測定する店舗も増えています。

コンビ製品の比重測定の計算例

実際に10gのお品物を測定した場合の比重計算例を見てみましょう。

下の表は、一定の割合(例:5:5)を想定した参考値です。コンビ製品は金とプラチナの割合によって比重が変動します。

種類空中重量水中重量浮力計算計算式(比重)
K24×Pt99910.00g約9.51g10 - 9.51 = 0.4910 ÷ 0.49 = 20.41
K18×Pt90010.00g約9.44g10 - 9.44 = 0.5610 ÷ 0.56 = 17.86
K18×Pt85010.00g約9.42g10 - 9.42 = 0.5810 ÷ 0.58 = 17.24
※数値は一定の割合を想定した理論上の目安です。実際のコンビ製品では金とプラチナの配分や構造によって変化します。

実際の査定では理論値と完全に一致するかではなく、「どの組み合わせに近い比重なのか」を確認する参考資料として活用しています。

コンビ製品は単一素材よりも構造が複雑なため、比重だけで素材の割合や価値を判断することはできません。

貴金属テスター(比重計)による測定

貴金属テスター(比重計)の例

現在では、貴金属テスターや比重計を導入している専門店も増えています。

測定の仕組み自体は水中置換法と同じですが、機械が自動で計算を行うため、短時間で結果を確認できるのが特徴です。

比重計では、空気中での重量と水中での重量を測定し、自動で比重を算出します。

手計算が不要になるため、作業時間の短縮や計算ミスの防止にもつながります。

ただし、コンビ製品の場合は測定される数値が全体の平均比重になるため、金とプラチナそれぞれの割合を特定できるわけではありません。

そのため現在の査定現場では、刻印確認や成分分析などと組み合わせながら総合的に判断することが一般的です。

比重測定が難しいコンビ製品について

宝石付きジュエリーの例
中空ジュエリーの例
編み込みチェーンの例

比重測定はコンビ製品の素材判別に役立つ方法ですが、すべてのお品物で正確な測定ができるわけではありません。製品の構造やデザインによっては、本来の比重と異なる数値が出ることもあります。

例えば、宝石が付いたジュエリーでは金属部分だけでなく宝石を含めた全体の比重が測定されます。また、中空構造のアクセサリーや複雑に編み込まれたチェーンでは、内部に空気が残ることで誤差が発生しやすくなります。

さらにコンビ製品では、金とプラチナの配分や配置によっても数値が変化するため、比重だけで構成比率を判断することはできません。査定では比重測定だけに頼らず、刻印や外観の状態、必要に応じた成分分析などを組み合わせながら確認しています。

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比重以外でコンビ製品を見分けるポイント

比重測定はコンビ製品を確認する際の参考になりますが、それだけで本物かどうかを判断することはできません。実際の査定では、刻印や外観、磁石への反応など複数の方法を組み合わせながら確認を行います。

特にコンビ製品は金とプラチナが組み合わされているため、単一素材のジュエリーよりも判断が難しい場合があります。そのため査定では、素材や構造を総合的に確認することが大切です。

刻印(素材刻印)の確認 

K18×Pt900刻印の例

コンビ製品には、使用されている素材や純度を示す刻印が入っていることがあります。

代表的なものとしては、K18/Pt900、K18/Pt850、K24/Pt999などがあります。

これらの刻印は、それぞれ金とプラチナの純度を示しており、コンビ製品であることを判断する際の参考になります。

刻印はリングの内側やネックレスの留め具付近、ペンダントトップの裏側などに見られることが多く、ご自宅でも確認できる場合があります。

ただし、刻印があるから本物、刻印がないから偽物とは限りません。

そのため査定では、刻印だけでなく外観や比重測定、必要に応じた成分分析などもあわせて確認しています。

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ホールマーク(品位証明刻印)とは

ホールマーク750×Pt900刻印の例

素材刻印とは別に、ホールマークと呼ばれる品位証明が付いている場合があります。

ホールマークとは、造幣局など公的機関の検査を通過した製品に付けられる刻印です。

コンビ製品の場合も、金やプラチナの純度を示す刻印とあわせて打刻されていることがあります。

ホールマークがあると素材判断の参考になりますが、それだけで価値や真贋を断定できるわけではありません。

査定では製品の状態や構造なども含めて総合的に確認します。

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外観のチェック

メッキが剥がれた指輪の例

見た目から素材の特徴が分かる場合もあります。

コンビ製品では、金色部分とプラチナ色部分の色味の違いや接合部分の仕上がりから、素材構成の参考になることがあります。

一方で、金色やプラチナ色に見えるメッキ製品やコーティング製品も存在するため、外観だけで素材を断定することはできません。

また、長年の使用による摩耗や修理歴によって、本来の状態と異なって見える場合もあります。

査定では外観確認だけでなく、刻印や比重測定なども組み合わせて確認します。

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磁石のチェック

指輪をマグネットで検査の例

金やプラチナは基本的に磁石に反応しにくい金属です。

そのため、強く磁石に反応する場合は鉄など別の金属が使われている可能性があります。

ただし、磁石に反応しないから本物というわけではありません。

磁石に反応しない金属は他にも存在するため、磁石チェックはあくまで参考程度と考えることが大切です。

特にコンビ製品は複数の金属が組み合わされているため、磁石だけで素材や価値を判断することはできません。

最終的には専門店で確認することをおすすめします。

X線分析による素材判定|大蔵屋の強み

X線分析による素材判定の例

X線分析装置は、お品物に含まれる金属成分を確認するための専門機材です。

コンビ製品は金とプラチナが組み合わされているため、比重測定だけでは素材の構成や割合を正確に判断できない場合があります。

例えば、K18とPt900のコンビ製品であっても、実際にどちらの金属がどの程度使われているかは見た目だけでは分かりません。また、修理やサイズ直しによって別の金属が使用されているケースもあります。

大蔵屋では、比重測定や刻印確認に加え、必要に応じてX線分析装置を活用しながら素材を総合的に確認しています。

「本当に金とプラチナのコンビ製品か分からない」「刻印が読めない」「価値だけ知りたい」という場合でも問題ありません。

自己判断で処分する前に、一度ご相談ください。

X線分析で確認できること

X線分析装置による素材判定

X線分析では、金やプラチナをはじめ、銀・パラジウム・銅・ニッケルなどの金属成分を確認することができます。

特に次のようなお品物では、専門機材による確認が重要になることがあります。

・刻印がないジュエリー
・コンビ製品かどうか分からないお品物
・金メッキやプラチナメッキの可能性があるお品物
・修理歴やサイズ直し歴のあるジュエリー
・宝石付きジュエリー
・複雑な構造のリングやネックレス

こうしたお品物は比重測定だけでは判断が難しいため、成分分析を行うことでより正確な確認につながります。

専門機材だけではなく経験も重要

アクセサリーを総合的に確認する様子

X線分析装置などの専門機材は素材判別に役立ちますが、機械だけで査定額が決まるわけではありません。

大蔵屋では、専門機材による分析結果に加え、長年の査定経験や市場相場を踏まえながら総合的に確認しています。

さらに、店頭販売だけでなくオンラインショップなど複数の販売ルートを活用しているため、市場の動向や需要も考慮しながら査定を行っています。

素材だけを見るのではなく、お品物全体の価値を確認しながら査定していることも大蔵屋の強みのひとつです。

👉 大蔵屋のオンラインショップはこちら

コンビ製品の比重だけで判断できないケース

メッキ製品の断面イメージ

コンビ製品の比重は、金とプラチナの組み合わせを確認する際の参考になりますが、比重だけで素材や価値を判断することはできません。

見た目が金とプラチナのコンビ製品に見えても、実際には金メッキやプラチナメッキが施されたアクセサリーである場合があります。また、宝石付きジュエリーや中空構造のアクセサリーでは、本来の比重と異なる数値が出ることもあります。

さらに、コンビ製品は金とプラチナの配分や構造によって比重が変化するため、同じK18/Pt900の刻印が入っている製品でも数値が異なる場合があります。

そのため査定では、比重測定だけに頼るのではなく、刻印の確認や外観の状態、必要に応じたX線分析などを組み合わせながら総合的に確認しています。

👉 LINE相談はこちら

売るか迷っている方へ|質預かりという選択肢

金とプラチナのコンビ製品には、結婚指輪や記念ジュエリーなど、思い入れのあるお品物も少なくありません。そのため、「価値は知りたいけれど売るかどうか決めていない」「とりあえず査定だけ受けてみたい」という方もいらっしゃいます。

コンビ製品は金とプラチナの配分によって価値が大きく変わるため、見た目だけで正確な価値を判断することは難しいお品物です。実際に査定してみることで、現在の相場でどの程度の価値があるのかを確認できます。

ブランドアクセサリーや貴金属の質預かりイメージ

また、お品物によっては質預かりをご利用いただける場合もあります。売却せずにお金を借りたい方や、思い出のあるジュエリーを手放したくない方にとっては、質預かりという選択肢もあります。

大蔵屋では、比重測定や刻印確認、必要に応じたX線分析などを行いながら、金とプラチナの配分を含めて総合的に確認しています。

「本当にコンビ製品か分からない」「刻印が読めない」「価値だけ知りたい」という場合でも問題ありません。査定だけのご相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。

👉 質預かりについて詳しくはこちら

まとめ|コンビ製品は比重だけでなく配分の確認が大切

金とプラチナのコンビ製品は、異なる貴金属を組み合わせることで生まれる美しさやデザイン性が魅力です。

比重を見ることで、おおよその重量感や素材の傾向を知ることはできます。しかし、コンビ製品は金とプラチナの配分や構造によって比重が変化するため、比重だけで正確な素材構成や価値を判断することはできません。

また、同じK18/Pt900の刻印が入っている製品でも、実際に使われている金とプラチナの割合はお品物ごとに異なります。そのため、査定では比重だけでなく、刻印の確認や重量測定、必要に応じたX線分析などを組み合わせながら総合的に判断することが大切です。

「本当に金とプラチナのコンビ製品なのか分からない」「価値がどのくらいあるのか知りたい」というお品物でも、確認してみることで思わぬ価値が見つかることがあります。

自己判断で処分してしまう前に、一度専門店で確認することをおすすめします。

三重県鈴鹿市で金・プラチナコンビ製品の査定・買取なら大蔵屋へ

大蔵屋鈴鹿店の外観

大蔵屋では、金とプラチナのコンビ製品をはじめ、各種ジュエリーや貴金属の査定・買取を行っています。

コンビ製品は、金とプラチナの配分によって価値が大きく変わるため、単一素材の製品よりも判断が難しいお品物です。当店では、刻印の確認だけでなく、比重測定やX線分析装置を活用しながら素材を総合的に確認しています。

また、店頭販売だけでなくオンラインショップなど複数の販売ルートを活用しているため、市場相場を踏まえた査定を行うことができます。

鈴鹿市をはじめ、四日市市・津市・亀山市方面からのご相談も歓迎しております。

「本当にコンビ製品か分からない」「刻印が読めない」「価値だけ知りたい」という場合でも問題ありません。

査定だけのご相談も歓迎しておりますので、お気軽にご相談ください。

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