金の比重測定のイメージ

「このネックレスは本当に金なのだろうか?」「K18やK24と書いてあるけれど、何が違うの?」

ご自宅の整理や遺品整理をしていると、昔購入したジュエリーや譲り受けたアクセサリーが見つかることがあります。

金は世界中で価値が認められている貴金属ですが、純度や割金の違いによって重さや性質が変わります。その特徴を知るうえで参考になるのが「比重」です。

金の比重は約19.3とされており、金属の中でも非常に重い部類に入ります。同じ大きさでも鉄や銀より重く感じるのは、この比重の高さが関係しています。

この記事では、金の比重の基礎知識から、K24・K18・K14など純度ごとの違い、査定時の考え方まで分かりやすく解説します。

「メッキだったら恥ずかしい」「価値があるのか知りたい」「売るかどうかはまだ決めていない」

そんな方もご安心ください。大蔵屋では査定だけのご相談も歓迎しておりますので、まずは参考情報としてご覧ください。

金の比重で何が分かる?査定との関係

金の比重は約19.3のイメージ

金の比重は、金製品の素材や純度を確認する際の参考になる数値です。比重とは、同じ体積の水と比べて何倍の重さがあるかを示す数値のことで、金は約19.32という非常に高い比重を持っています。

そのため、同じ大きさの金属であっても、金は手に持ったときにずっしりと重く感じられます。この重量感は査定の現場でも素材を判断する際の参考になることがあります。

ただし、比重だけで本物かどうかを判断することはできません。実際の査定では、刻印の有無や外観の状態、比重測定の結果、さらに専門機材による成分分析などを総合的に確認しています。

「重いから本物」「刻印があるから本物」といった単純な判断は危険な場合もあります。特に近年は見た目だけでは判断が難しいお品物も増えているため、比重はあくまで確認材料のひとつとして考えることが大切です。

金の比重はなぜ重いのか?

金の原子番号79イメージ

金が重い理由は、原子そのものが非常に重く、さらに原子同士が密に並んでいるためです。

金の原子番号は79で、金属の中でも原子量が大きい部類に入ります。そのため同じ体積で比較した場合でも、多くの原子が含まれやすく、結果として重量が大きくなります。

例えば鉄の比重は約7.8、銅は約8.9程度ですが、金は約19.32あります。同じサイズの金属で比較すると、金だけが際立って重く感じられるのはこのためです。

査定の現場でも、この独特の重量感は素材を確認する際の参考になります。しかし、重さだけで本物と判断することはできないため、他の確認方法と組み合わせながら総合的に判断しています。

比重だけでは判断できない理由

比重測定は金製品の判別に役立つ方法ですが、すべてのお品物に有効というわけではありません。

例えば宝石が付いているジュエリーの場合、測定されるのは金属部分だけではなく宝石を含めた全体の比重になります。また、中空構造のアクセサリーや複雑に編み込まれたチェーンなども正確な測定が難しい場合があります。

さらに、タングステンのように金と非常に近い比重を持つ金属も存在します。そのため、比重の数値だけで金と断定することは危険です。

本当に正確な判断を行うためには、刻印確認・外観確認・比重測定・X線分析などを組み合わせる必要があります。価値を知りたい場合や本物かどうか不安な場合は、専門店で確認することをおすすめします。

金の比重と買取・価値の考え方

金製品の査定イメージ

金の買取価格は、比重そのものではなく主に「重量」と「当日の相場」によって決まります。

比重は素材を判断するための参考情報ですが、査定では実際の重量や純度、市場相場などを総合的に確認します。基本的には重量が増えるほど価格も高くなります。

買取価格の目安は、以下の通りです。

素材目安
K18(金75%)約1gあたり19,000円〜21,000円前後
K24インゴット(金99.9%)約1gあたり25,000円〜27,000円前後

※相場は日々変動するため、最新価格は査定時にご確認ください。

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金製品の査定例

18金指輪の例
18金ネックレスの例
24金(純金)コインの例
品目目安
K18リング(約5g)95,000円〜105,000円前後
K18ネックレス(約20g)380,000円〜420,000円前後
K24コイン(約31.1g)777,000円〜840,000円前後


※相場の変動や重量によって価格は大きく変わります。

このように金製品は重量に応じて価値が決まります。ただし実際には、刻印が見えにくいものや純度が不明なお品物も少なくありません。

「本当に金か分からない」「刻印が読めない」というお品物でも問題ありません。大蔵屋では専門機材による確認を行いながら、一点ずつ丁寧に査定しています。

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金の純度と比重の関係

K18刻印の例
Au750刻印の例

金の比重は純度によって変わります。純金に近いほど比重は高くなり、銀や銅などの割金が増えるほど比重は低くなる傾向があります。そのため、比重を確認することでどの金種に近いかを推測する参考になります。

Kは金の純度を表す単位

Kとはカラット(Karat)の略で、金の純度を表す単位です。

金の刻印と純度グラフのイメージ

K24は金の含有率が約99.9%以上、K18は75.0%、K14は58.5%を示します。Kの数字が大きいほど金の含有率が高く、比重も高くなる傾向があります。

日本国内ではK18やK14といった表記がよく使われますが、海外のジュエリーでは750や585といった千分率の刻印が使われることもあります。

カラット表記と千分率の違い

K18と750は表記方法が違うだけで、示している純度は同じです。

例えばK18は750、K14は585、K10は416というように表記されます。海外製ジュエリーやブランドジュエリーでは千分率表記もよく使われるため、覚えておくと素材確認の参考になります。

金種(カラット)千分率金の含有率
K24999約99.9%以上
K22916約91.6%
K21.6900約90.0%
K18750約75.0%
K14585約58.5%
K10416約41.6%
K9375約37.5%

カラット表記と千分率は、表記方法が異なるだけで、示している金の純度は同じです。たとえば、K18と750は同じ純度として扱われます。

K18がジュエリーに多く使われる理由

K18がジュエリーに多く使われる理由

K18は金の含有率75%で、美しさと耐久性のバランスに優れています。

純金は柔らかく傷がつきやすいため、日常使いのジュエリーには不向きな場合があります。一方でK18は高級感があり、変色しにくく、強度にも優れているため、指輪やネックレスなど幅広いジュエリーに使われています。

また、イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールドなど、さまざまな色味に加工できることも人気の理由です。そのため、日本国内でも特に流通量の多い金種として知られています。

金の比重一覧|純度ごとの目安を比較

金の比重は純度によって変化します。金の含有率が高いほど比重は高くなり、銀や銅などの割金の割合が増えるほど比重は低くなる傾向があります。

ただし、実際の比重は割金の種類や配合によっても変わるため、下記の数値はあくまで一般的な目安です。査定の現場では理論値と完全に一致するかではなく、「どの金種に近い比重か」を確認しながら判断します。

金種(カラット)純度比重(目安)
K24(純金)99.9%約19.32
K2291.6%約17.6 ~ 18.3
K21.690.0%約17.2 ~ 17.6
K1875.0%約14.8〜16.1
K1458.5%約12.9〜14.4
K1041.6%約11.4 ~ 13.1
K937.5%約11.1 ~ 12.7
※比重は割金の種類や配合によって変化するため、あくまで一般的な目安です。

純度が高い金ほど重量感があり、同じ大きさでもずっしりと感じられます。一方でK10やK9のように割金の割合が多い金種は、同じサイズでも比較的軽く感じることがあります。

同じ重さ・同じ体積で見る金の違い

同じ重さ10gの場合の体積比較

金の純度別に同じ重さで体積を比較した図

金は純度によって比重が異なるため、同じ重さでも体積は大きく変わります。また、同じ大きさでも重さが変わります。

見た目だけでは価値を判断しにくい理由のひとつが、この比重の違いです。実際に数値で比較すると、その違いがよく分かります。
純度が高い金ほど比重が高いため、同じ10gでも体積は小さくなります。

金種(カラット)グラム÷比重=体積
水|基準 比重1.0010÷1.00=10.00cm³
K24(純金) 比重 19.3210÷19.32=0.5176cm³
K22 比重 17.70(目安)10 ÷ 17.70 = 0.5650 cm³
K21.6 比重 17.40(目安)10 ÷ 17.40 = 0.5747 cm³
K18 比重 15.50(目安)10 ÷ 15.50 = 0.6452 cm³
K14 比重 13.40(目安)10 ÷ 13.40 = 0.7463 cm³
K10 比重 11.60(目安)10 ÷ 11.60 = 0.8621 cm³
K9 比重 11.00(目安)10 ÷ 11.00 = 0.9091 cm³
※体積は「重さ÷比重」で求めることができます。金の純度や割金の種類によって数値は多少変化します。

同じ10gでも、K24は非常に密度が高いためコンパクトになります。反対にK10やK9は割金の割合が多くなるため、見た目のボリュームは大きくなります。

同じ体積10cm³の場合の重さ比較

金の純度別に同じ体積で重さを比較した図

今度は同じ体積で比較してみましょう。同じ大きさなら、純度が高い金ほど重くなります。

金種(カラット)比重×体積=グラム
水|基準 比重1.001.00×10cm³=10.00g
K24(純金) 比重 19.3219.32×10cm³=193.20g
K22 比重 17.70(目安)17.70×10cm³=177.00g
K21.6 比重 17.40(目安)17.40×10cm³=174.00g
K18 比重 15.50(目安)15.50×10cm³=155.00g
K14 比重 13.40(目安)13.40×10cm³=134.00g
K10 比重 11.60(目安)11.60×10cm³=116.00g
K9 比重 11.00(目安)11.00×10cm³=110.00g
※重さは「比重×体積」で求めることができます。金の純度や割金の種類によって数値は多少変化します。

同じサイズの製品でも、K24とK10では重さに大きな差があります。そのため、査定では見た目だけでなく重量も重要な確認ポイントになります。

「大きいから価値が高い」とは限らず、小さく見えるお品物でも高純度の金であれば高額査定になることがあります。

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金の純度別特徴と比重比較

金製品にはさまざまな純度があり、それぞれ特徴や用途が異なります。ここでは代表的な金種ごとの特徴と比重の目安をご紹介します。

K24(純金)の特徴と比重

K24(純金)コインの例

K24は純度99.9%以上の金を指し、「純金」と呼ばれています。

・純度:99.9%以上

・比重(目安):約19.32

金本来の美しい色味と重量感が特徴ですが、非常に柔らかいため傷が付きやすいという特徴もあります。そのため、ジュエリーよりもインゴットや金貨などに使われることが多くなっています。

K22(22金)の特徴と比重

K22コインの例

K22は金の含有率が約91.6%の高純度金です。

・純度:91.6%

・比重(目安):約17.6〜18.3

純金に近い資産価値を持ちながら、少量の割金によって強度も確保されています。海外の金貨や一部のジュエリーで見られることがあります。

K21.6(21.6金)の特徴と比重

K21.6コインの例

K21.6は金の含有率が約90%の金種です。

・純度:90.0%

・比重(目安):約17.2〜17.6

日本国内ではあまり流通していませんが、海外の金貨などで見かけることがあります。資産性の高い製品に使われることが多い金種です。

K18(18金)の特徴と比重

K18ネックレスの例

K18は金の含有率が75%で、日本国内でも特に流通量の多い金種です。

・純度:75.0%

・比重(目安):約14.8〜16.1

美しさと耐久性のバランスに優れているため、指輪やネックレス、ブレスレットなど幅広いジュエリーに使用されています。

査定でも持ち込まれる機会が非常に多く、大蔵屋でもK18製品のご相談を数多くいただいています。

K14(14金)の特徴と比重

K14指輪の例

K14は金の含有率が58.5%の合金です。

・純度:58.5%

・比重(目安):約12.9〜14.4

K18よりも割金の割合が多く、耐久性に優れているのが特徴です。海外製ジュエリーやアンティークジュエリーなどで見かけることがあります。

K10(10金)の特徴と比重

K10ピアスの例

K10は金の含有率が41.6%の金種です。

・純度:41.6%

・比重(目安):約11.4〜13.1

比較的リーズナブルなジュエリーに使われることが多く、日常使いしやすいことが特徴です。割金の割合が高いため、K18よりも軽く感じられることがあります。

K9(9金)の特徴と比重

K9ネックレスの例

K9は金の含有率が37.5%の金種です。

・純度:37.5%

・比重(目安):約11.1〜12.7

近年では海外製ジュエリーやファッションジュエリーで見かける機会が増えています。K18やK14と比べると金の含有率は低くなりますが、金製品として査定対象になるケースもあります。

純度が低いから価値がないというわけではありません。重量や相場によっては十分に価値が付くこともありますので、判断に迷うお品物は一度確認してみることをおすすめします。

金(ゴールド)の色の違い|割金による色の特徴

K18と聞くと、すべて同じ金だと思われる方も多いかもしれません。しかし実際には、金に混ぜる割金の種類によって色味や比重が変わります。

代表的なものにイエローゴールド(YG)、ホワイトゴールド(WG)、ピンクゴールド(PG)があります。どれも金の含有率は同じですが、配合される金属が異なるため見た目や性質に違いが生まれます。

査定の現場でも「ホワイトゴールドはプラチナですか?」というご相談をいただくことがあります。しかしホワイトゴールドはあくまで金を主体とした合金であり、プラチナとは別の素材です。

イエローゴールド(YG)の特徴

イエローゴールド指輪の例

イエローゴールドは、金に銀や銅をバランスよく配合した最も一般的なゴールドです。

・主な割金:銀・銅

・K18の比重(目安):約15.5〜15.9

金らしい色味を持ち、昔からジュエリーに広く使われています。比較的比重も安定しているため、K18の基準として扱われることもあります。

ホワイトゴールド(WG)

ホワイトゴールドネックレスの例

ホワイトゴールドは、金に銀やパラジウムなどの白色系金属を配合した合金です。

・主な割金:銀・パラジウムなど

・K18の比重(目安):約15.0〜16.0

見た目はプラチナに似ていますが、素材としては金になります。表面にロジウムメッキが施されていることも多く、見た目だけで判断するのは難しい場合があります。

ピンクゴールド(PG)

ピンクゴールドピアスの例

ピンクゴールドは、銅の割合を多くした合金です。

・主な割金:銅・銀

・K18の比重(目安):約14.8〜15.3

やわらかい赤みを帯びた色合いが特徴で、女性向けジュエリーにも人気があります。銅は金より比重が低いため、同じK18でもイエローゴールドより若干軽くなる傾向があります。

K18ゴールドの色別比重一覧

カラー主な割金比重(目安)特徴
イエローゴールド銀・銅など約15.7〜15.9金らしい色味
ホワイトゴールド銀・パラジウムなど約15.0〜16.0白色系(ロジウムメッキ)
ピンクゴールド銅多め・銀など約14.8〜15.2赤みのある色味
※比重は割金の種類や配合、製品の状態によって前後するため、あくまで目安としてご覧ください。

同じK18であっても、色味によって比重に違いがあります。そのため、比重だけで純度や素材を断定するのではなく、刻印や成分分析なども含めて確認することが大切です。

比重の計算方法|アルキメデスの原理

秤と水を使った測定方法の例

金の比重は、空気中での重さと水中での重さを測ることで求めることができます。この考え方は、古代ギリシャの数学者アルキメデスが発見した「アルキメデスの原理」に基づいています。

ただし、すべてのお品物を正確に判断できるわけではありません。

比重の計算式

比重の計算方法(アルキメデスの原理)の例

比重の計算式は次の通りです。

比重=空気中での重量 ÷ (空気中での重量 − 水中での重量)

例えば空気中で10g、水中で9.35gだった場合は、
10 ÷(10−9.35)=15.38
となり、K18に近い比重として判断する参考になります。

水中置換法による測定

アクセサリー比重測定のイメージ

従来から行われている方法が、水中置換法です。

まず空気中での重量を測り、その後水中での重量を測定します。そして、その差から比重を算出します。

この方法は理論的に正しいものの、実際には以下のような難しさがあります。

・糸で吊るす手間がかかる
・計測や計算に時間がかかる
・人によって誤差が出やすい
・製品の形状によって正確に測りにくい

金の比重測定の計算例

金種(カラット)空中重量水中重量浮力計算計算式(比重)
K24(純金) 10.00g約9.48g10-9.48=0.5210÷0.52=19.23
K2210.00g約9.43g10-9.43=0.5710÷0.57=17.54
K21.610.00g約9.42g10-9.42=0.5810÷0.58=17.24
K1810.00g約9.34g10-9.34=0.6610÷0.66=15.15
K1410.00g約9.24g10-9.24=0.7610÷0.76=13.15
K1010.00g約9.12g10-9.12=0.8810÷0.88=11.36
K910.00g約9.10g10-9.10=0.9010÷0.90=11.11
※比重は実測値をもとに算出しているため、理論値と多少の差が生じる場合があります。

実際の査定現場では、理論値と完全に一致するかどうかではなく、どの金種の比重に近い数値なのかを参考に判断します。

貴金属テスター(比重計)による測定

貴金属テスター(比重計)の例

現在では貴金属テスターや比重計を使用する店舗も増えています。

測定方法そのものは同じですが、機械が自動で比重を計算してくれるため、短時間で確認できるのが特徴です。

査定時間の短縮や計算ミス防止にもつながるため、多くの専門店で導入されています。

比重測定が難しい金製品

宝石付きジュエリーの例
中空ジュエリーの例
編み込みチェーンの例


比重測定が難しいお品物もあります。

例えば宝石が付いたジュエリーは、金属部分だけでなく宝石を含めた全体の比重になってしまいます。また、中空構造のアクセサリーや編み込みチェーンなども正確な測定が難しい場合があります。

そのため、査定では比重だけに頼ることはありません。刻印確認や外観確認、さらには専門機材による分析などを組み合わせながら総合的に判断します。

「本物かどうか分からない」「価値だけ知りたい」という場合でも問題ありません。自己判断で処分してしまう前に、一度確認してみることをおすすめします。

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比重以外で本物を見分けるポイント

比重測定は金製品を見分けるうえで有効な方法ですが、それだけで本物かどうかを判断することはできません。実際の査定では、刻印や外観、磁石への反応など複数の方法を組み合わせながら確認を行います。

特に近年は、見た目が本物とほとんど変わらないメッキ製品や海外製アクセサリーも増えています。そのため、一つの方法だけで判断するのではなく、複数の確認を行うことが大切です。

刻印(素材刻印)の確認 

K18刻印の例

金製品には素材や純度を示す刻印が入っていることがあります。代表的なものとしてはK24、K18、K14、Au750などが挙げられます。

これらの刻印は素材を判断するうえで重要な手掛かりになりますが、刻印があるから必ず本物というわけではありません。また、長年使用されているうちに摩耗して読みにくくなっている場合もあります。

一方でGPやGF、GEPなどの刻印はメッキや金張り製品を示していることがあります。ただし、刻印だけでは判断できないケースもあるため、査定では他の確認方法も併用します。

👉 貴金属の刻印の種類と意味を詳しく見る

ホールマーク(品位証明刻印)とは

ホールマークAu750刻印の例

素材刻印とは別に、ホールマークと呼ばれる品位証明が付いていることがあります。

ホールマークとは、造幣局など公的機関の検査を通過した製品に付けられる刻印です。例えばAu750やPt900の近くにひし形のマークが付いている場合は、ホールマークの可能性があります。

ホールマークがあると素材判断の参考にはなりますが、それだけで価値や真贋を断定できるわけではありません。査定では製品の状態や構造なども含めて総合的に確認します。

👉 ホールマークについて詳しく見る

外観のチェック

メッキが剥がれた指輪の例

見た目からメッキ製品の可能性が分かることもあります。

例えば表面の色が部分的に変わっていたり、角や縁だけ下地の色が見えていたりする場合は、メッキの可能性があります。また、長年使用されたアクセサリーでは摩耗によって内部の素材が見えることもあります。

ただし、外観だけで判断するのは危険です。非常に精巧に作られたメッキ製品も存在するため、見た目がきれいだから本物とは限りません。

👉 金メッキ・アクセサリーの見分け方はこちら

磁石のチェック

指輪をマグネットで検査の例

金やプラチナは基本的に磁石に反応しにくい金属です。そのため、強く磁石に反応する場合は鉄など別の金属が使われている可能性があります。

しかし、磁石に反応しないから本物というわけでもありません。メッキ製品の中にも磁石に反応しない素材が使用されていることがあります。

磁石チェックはあくまで参考程度と考え、最終的には専門店で確認することをおすすめします。

X線分析による素材判定|メッキ判別と大蔵屋の強み

X線分析による素材判定の例

比重測定や刻印確認は素材を判断するうえで役立つ方法ですが、それだけでは判断が難しいお品物もあります。そこで大蔵屋が重視しているのが、X線分析装置による素材判定です。

X線分析とは、お品物に含まれている金属成分を確認する方法です。見た目だけでは分からない内部の情報を成分として確認できるため、刻印がないお品物や判断が難しいアクセサリーの確認にも役立ちます。

「これが金かどうか分からない」「メッキだったら恥ずかしい」と不安に思われる方もいらっしゃいますが、査定では素材確認も大切な工程です。気兼ねなくご相談いただいて問題ありません。

X線分析で確認できること

蛍光X線分析装置の例

X線分析では、金やプラチナ、銀などの金属成分を確認することができます。

特に以下のようなお品物では、専門機材による確認が重要になることがあります。

・刻印がないアクセサリー
・宝石付きのジュエリー
・中空構造のピアスやイヤリング
・編み込まれた複雑なアクセサリー
・金かメッキか判断しにくいお品物

こうしたお品物は比重だけでは判断が難しいため、成分分析を行うことでより正確な確認につながります。

専門機材だけではなく経験も重要

アクセサリーを総合的に確認する様子

機械があれば何でも判断できるわけではありません。

アクセサリーの構造やブランド価値、刻印の特徴、市場相場などは鑑定士の知識や経験も必要になります。そのため大蔵屋では、専門機材による分析結果だけでなく、長年の査定経験を活かしながら総合的に確認しています。

特に金製品は、純度や重量だけでなくデザインや状態によっても価値が変わります。だからこそ、機材と経験の両方を活用することが大切だと考えています。

大蔵屋では店頭販売だけでなく、オンラインショップなど複数の販売ルートを活用しています。そのため市場相場を踏まえながら査定を行うことができます。

👉 大蔵屋のオンラインショップはこちら

金の比重だけで判断できないケース

刻印やデザインも確認することが重要

メッキ製品の断面イメージ

金色のアクセサリーに、GP、GF、GEPなどの刻印がある場合は、メッキや金張り製品の可能性があります。

・GP:Gold Plated(金メッキ)
・GF:Gold Filled(金張り)
・GEP:Gold Electro Plated(電気メッキ)

これらは見た目が金に似ていても、内部まで金でできているわけではありません。比重や重さだけでは分かりにくい場合もあるため、注意が必要です。

タングステンを使った偽造品に注意

タングステンの例

比重に関連して注意したいのが、タングステンを使った偽造品の存在です。

タングステンは比重が約19.25と、金の約19.32に非常に近い数値を持っています。そのため、重さや比重だけでは見分けがつきにくく、内部にタングステンを使用し、表面を金で覆った偽造品が作られることがあります。

特にインゴットや中身が見えない塊状の製品では、比重測定だけで判断することが難しい場合があります。こうしたお品物は、X線分析装置などの専門機材を使い、成分や構造を確認することが大切です。

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売るか迷っている方へ|質預かりという選択肢

金の指輪やネックレスの中には、思い出が詰まったお品物も多いと思います。

「価値は知りたいけれど手放したくない」「今すぐ売るかどうか決められない」「一時的に現金が必要だけれど、できれば残しておきたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような場合は、買取だけでなく質預かりという選択肢もあります。

質預かりとは、お品物を担保としてお預けいただき、その価値に応じたご融資を受けられる仕組みです。期限内に元金と質料をご返済いただければ、お品物を取り戻すことができます。

金製品は資産価値が安定しているため、質預かりでもご利用いただく機会が多いお品物のひとつです。指輪やネックレス、ブレスレット、金貨なども対象になる場合があります。

ブランドアクセサリーや貴金属の質預かりイメージ

質預かりは、単にお金を借りるための仕組みではありません。大切なお品物を手放さずに済むという大きな特徴があります。

例えば、

・売るかどうか迷っている
・家族から譲り受けたため処分しにくい
・思い出があり手放したくない
・一時的に現金が必要
・価値だけ知りたい

といった場合には、質預かりが選択肢になることがあります。

👉 質預かりについて詳しくはこちら

まとめ|迷った場合は処分前に確認することが大切

金の比重は約19.32とされており、金属の中でも非常に重い部類に入ります。しかし、金の比重は純度や割金の種類によって変化するため、K24・K18・K14・K10など、それぞれ異なる特徴を持っています。

比重測定は金製品を見分けるための参考になりますが、それだけで本物かどうかを判断することはできません。刻印の有無や外観、比重測定、さらにはX線分析による素材確認などを組み合わせて判断することが大切です。

また、宝石付きジュエリーや中空構造のアクセサリー、タングステンなど比重が近い金属を使用した製品は、比重だけでは判断が難しい場合があります。

「これメッキだったら恥ずかしい」「売れるか分からない」「処分していいか迷っている」と思われるお品物でも、実際に確認してみると価値が見つかることがあります。

ご自身で判断して処分してしまう前に、一度専門店で確認してみることをおすすめします。査定だけでも問題ありませんので、お気軽にご相談ください。

三重県鈴鹿市で金製品の査定・買取なら大蔵屋へ

大蔵屋鈴鹿店の外観

大蔵屋では、刻印や見た目だけでは判断が難しいお品物も、X線分析装置などの専門機材を活用しながら丁寧に確認しています。

また、専門機材だけに頼るのではなく、長年の査定経験を活かしながら一つひとつ確認していることも大蔵屋の特徴です。店頭販売やオンラインショップなど複数の販路を持っているため、市場相場を踏まえた査定にもつながっています。

鈴鹿市周辺にお住まいの方はもちろん、四日市市・津市・亀山市方面からのご相談も歓迎しております。

査定は無料・予約不要で承っておりますので、金製品やジュエリーのことでお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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